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不可解な「キャプテンウルトラ」の最終回

昔、日曜夜7時に「ウルトラマン」の後続番組として「キャプテンウルトラ」という特撮ヒーローモノがありました。 この最終回で、宇宙の奈落(?)に落ちたキャプテンウルトラが1発しかうてないはずのウルトラビームを4方に発射すると、お花畑(宇宙の果て?)にテレポートして、6人でスキップするという、シュールというかまったく理解不能な終わり方をしました。 どなたか、解説でも背景でもいいから教えてください。

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noname#8634
noname#8634
回答No.1

キャプテンウルトラは、原作が「キャプテンフューチャー」である、ということを理解すれば、この話も解りやすいと思います。 TV局の要望で怪獣を絡めてきた「キャプテンウルトラ」ですが、最終回くらいはスペースオペラとして締めくくりたい、というスタッフの意地が感じ取れる構成です。 その証拠に、最終回では侵略者は出てきません。キャプテンウルトラも赤い戦闘服ではなく、宇宙開拓用の青い新型スーツを着用しています。 「限界の向こうは無限大」ということがメインタイトルです。宇宙の果て、(限界)と思われた行き止まりにぶつかっても、その行き止まりを乗り越えれば、(キャプテンがビームで宇宙空間を撃っている)次にはまた新しい宇宙が広がっているのだ、宇宙は無限大なのだ、ということだと思います。 お花畑は、新しい世界の入り口であり、(今とは違う宇宙の一つの惑星でしょう。)宇宙開拓の新たなる一歩を踏み出したのだ、と解釈しています。 視聴者である子供たちに、「人生、壁にぶつかっても努力して乗り越えれば、また新しい世界が待っているよ。目標に到達した時点で、またそこからがスタートになって新しい目標が見えてくるよ。」と教えている話でもあったのではないかと思います。 本放送当時視聴しました。その時点では次回放送のウルトラセブンの予告に心が奪われてしまって、怪獣の出てこないキャプテンウルトラの最終回はつまらない、と思いました。 認識が改まったのは、20年ほど前の深夜に再放送した時、つまり、NHKで「キャプテンフューチャー」を放送した後で予備知識があり、自分自身、脚本を楽しめる年齢になっていた事から、です。

gorou3
質問者

お礼

この質問に回答がつくか心配でしたが、このように早く詳細な回答を頂いて感激です。今回、ネットでずいぶん検索しましたが、それらではまったく触れられていない内容です。 34年前感じたのは、 ・お花畑の示唆するのは、キャプテンウルトラは全滅したのではないか。 ・ビームは1発しか撃てないのはルールだし、あまりにもストーリーが安易(練る暇がなかったのか?) 今回、調べて「第二の地球建設」というセリフがあったらしいので、思ったのは、 ・しかし、あのスキップ(駆け回っていた)はノー天気ではないか。食料も何もないロビンソンクルーソー状態ではないか。 ・アダムとイブという設定なのか。 しかしmakishirou様の回答で、話の方向性は納得です。 あ、当方「キャプテンフューチャー」内容は分かりません(読んだ様な気がしますが)

その他の回答 (1)

  • Arado
  • ベストアンサー率53% (1199/2225)
回答No.2

既にNo.1さんが詳しく回答されていますが、只今、最終回を再確認しました。(一部、重複する箇所がありますが、ご容赦のほどを…。) この物語では、宇宙世界にはメビウスの輪のように今の世界とは別の宇宙が平行して存在する、という考え方が根本にあります。 今の宇宙(キャプテンが存在する宇宙)は怪獣によって乱されていました。 キャプテン達が怪獣軍団を撃滅したので、平和になりました。 それで、キャプテンの本来の目的である宇宙開拓へと話が進んだのですが、練習生の進くんたちの宇宙船が、なんらかの拍子で裏宇宙への入り口に引っかかってしまいます。 (ある種の見えない壁に突き刺さっている状態) そこでキャプテンたちは救出に向かうのですが、少年達を救うには次元の壁を破壊しなくてはならない。しかし、それを行うと、未知の裏宇宙世界に到達してしまい、現在の宇宙に戻れない、という覚悟が必要になりました。 キャプテンがウルトラビームを3回打って、壁を破壊し、 救出は成功しますが、やはり裏宇宙の入り口に入ってしまいます。 いわゆる現在の「宇宙の果て」であり、新たなる宇宙世界の始まりであったのです。キャプテンたちは新しい宇宙世界の人類のアダムとイブになったのです。(ここがお花畑) 元の世界に戻れないことを悲観するのではなくて、新しい開拓の世界へ希望をもって進む、とても前向きな最終回でした。 蛇足ですが、設定が変更になったらしく、ウルトラビームは連射可能です。オープニング映像でも、キャプテンのヘルメットから2回、発射されています。怪獣ぞくぞくシリーズからの変更だと思われます。

gorou3
質問者

お礼

#1様、#2様のおかげで、このログはキャプテンウルトラの最終回について最も詳しいものになったかもしれません。なにぶん解説本など見たことないですから。 まとまったものとしては、http://homepage3.nifty.com/p_swkt/sw_films/film_tv.htmとかhttp://web.kyoto-inet.or.jp/people/kbys_ysm/eturan1.htmlでした。 DVDで確認されたのですか?私はないので。 ビームは、バンデル星人との最終兵器として出てきているので、確かに1回きりではない(そうとれるけど)ようです。メタリノーム用と思ってました。 http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/tv/tv002.htm どうしてもウルトラマンが全体として起承転結(地球を助けにきて、人類が怪獣を倒す兵器を開発したのでゼットンに敗れたことから帰った)があるのに対して、キャプテンウルトラの最終回が唐突な感じがするわけです。(ん?見るには早かっただけかな) しかし、昔は制作に自由度があったということでしょうか。 Arado様とは回答で3度ほどご一緒し、1回質問ごと削除されたと記憶します(間違ってたらすみません)また、よろしくお願いします。

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