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ウルトラマン作品の世界観まとめ
円谷プロダクションの特撮作品で、いわゆる“ウルトラマン” (ウルトラとつく宇宙人ヒーロー)が登場する作品は、多岐に渡ります。 私自身も、観ていない作品がたくさんありますので、実は作品世界のつながりをどう整理したらよいか分からないところがあります。 おそらく徹底的に整理したサイトなどもあるのでしょうが、今のところ見つけられていません(というか、探すのがちょっとめんどう・笑)。 そこで、自分なりに整理してみましたが、おそらく、間違いや取りこぼしがあると思いますので、そのあたりのフォローをお願いしたいと思います。 よろしくお願いします。 (多くなりすぎるので「アニメ」は入れていません。『ハヌマーン』もパスしています) (1)『ウルトラマン』『ウルトラセブン』~『レオ』『80』を経て、『メビウス』につながる世界 (劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』含む)。 (2)『ウルトラセブン』から「太陽エネルギー作戦」以降のビデオシリーズにつながるセブン・サーガの世界 (3)『ULTRA SEVEN X』は、独立? (1)ないしは(2)と正式につながる要素が見つけられません。 (4)『ウルトラマンG』 (5)『ウルトラマンパワード』 (6)『ウルトラマンゼアス』~ゼアス映画版の世界 (7)『ウルトラマンナイス』……観たことないんですよ。 (8)『ウルトラマンネオス』……何かにつながっているのでしょうか? (9)『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』、それぞれの劇場版、ビデオ版 (10)『ウルトラマンガイア』……劇場版に出てくるティガ、ダイナは、(9)とは切り離してOK? (11)劇場版3本(4本?)+テレビシリーズの『ウルトラマンコスモス』 (12)『ウルトラマンマックス』……たぶん独立しています、よね? (13)劇場版『ULTRAMAN』から『ウルトラマンネクサス』に連なる世界 ※『ウルトラファイト』の新撮は……番外でしょうね。 ※『アンドロメロス』の世界が、私には全然分かりません。 ※『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に初代ウルトラマンが登場するらしいですが、観ていないので、どう位置づけたらよいのかわかりません。 問題は、新作映画『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』をどう考えるか、です。 現時点では、表面上(1)(9)(10)がつながってしまうわけですが、どうとらえたら良いのでしょう。このあたりは、お好きな意見をお書きください。
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質問者が選んだベストアンサー
ウルトラシリーズ中で明確に「これは何々の続編」という前提で作られた作品は僅かで、 ・「ウルトラマンティガ」と「ウルトラマンダイナ」(および各々の劇場版+ビデオ版) ・「劇場版ULTRAMAN」と「ウルトラマンネクサス」(ただしネクサス開始の方が早い) 以上だけになると思います。 では他のはどうかと言いますと、つなげて考えるとどこか矛盾がある、もしくは説明されてない事象がある、ということです。 特に問題なのが各々の作品世界が西暦何年頃の出来事かという部分です。 ・「ウルトラマン」の「故郷は地球」において1990年代の話だとされている。 ・「ウルトラセブン」は作品内では言及されないが1987年頃の話という設定がある。 ・「帰ってきたウルトラマン」は坂田健が幼少時に第二次大戦を体験していることから放映年次とほぼ同じ1971年頃の話と思われる。 …等ですが、シリーズを重ねていく内に以前の設定は忘れ去られ、年代より制作順序を重んじるようになったのだと思われます。 近作「ウルトラマンメビウス」では「マン」~「80」までを一連の事実として扱い、年代的にも各作品制作年に沿って解釈されてます。また「ウルトラQ」についてもウルトラマン出現以前の(というより科特隊創設以前の)史実として位置付けられます。 いわゆる「ウルトラ兄弟」関連は、これで一つの回答が出た形になります。 これとパラレルな関係にあるのが ・「ウルトラセブン」と「太陽エネルギー作戦」以降の新シリーズ、および「X」 という独自の流れですね。 M78星雲の設定がある作品としては他に「ウルトラマンネオス」と「ウルトラマンマックス」があります。 ネオスにはゾフィが登場しますが「メビウス」では特に言及されてません。 マックスはメトロン星人のエピソードでセブンのフィルムを流用してますが、作品同士の因果関係は明らかではありません(マックスの世界では元々怪獣の存在が認められてなかった)。 「ウルトラマンガイア」および「ウルトラマンコスモス」はM78星雲の設定自体がなく、どの作品とも接点のない独立作品です。 (順序が前後しますがティガとダイナにもM78星雲はありません。ダイナには「ウルトラの星」という言葉は出てきますが過去作品でのそれとは意味が違うと思われます) 海外作品の「ウルトラマングレート」と「ウルトラマンパワード」も同様に、別物として解釈したほうが良いでしょう。 今度公開される「超ウルトラ8兄弟」は一応「メビウス」の世界を土台としているようですが、ウルトラマンが実在しないパラレルワールドにミライ隊員(=メビウス)が迷い込むというものらしいです(ガイアの劇場版もこんなようなノリでした)。ハヤタ、ダン、郷、北斗、ダイゴ、アスカ、我夢は普通の地球人として登場します。
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- alidon
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ナンバー3です。 私が思った以上の深い分析、考察を必要としておられた事、わかりました。もうお答えできるような知識は無いのですが、ご丁寧なお礼と補足を頂いたのでもう一度書き込みます。 >こんな感じでおおむね伝わりましたでしょうか 充分に(笑) 最も、私もほぼ同様の視聴ですが、ご質問者様が考察されている部分を、当初の番組制作時点では製作者自身が深く設定していなかった事等から所謂『お約束』として脳内処理していました。 今後のご研究に期待します。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 大人としての全体像の認識は、No.4の方の回答が最も妥当だと思います。 そのうえでこのような質問を挙げたのは、私自身、ここ10年くらいマニア向けの資料などをあまり読んでおらず、テレビシリーズ (ネクサス、マックス、メビウス等) も熱心な視聴者ではなかったというところにあります。なにせ、今ごろ「EVOLUTION 5部作」を観ているくらいですから(^^;)。 しかし、端から見ていても『メビウス』を中心とした展開には久々に力が入っているように見えましたので、現役ファンの方の視点から、新しい公式設定などのフォローなどいただけたらな、と考えました。 特に、たまたま目にした『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の試みは興味深く感じました。 ゲームを売るための設定とはいえ、ここまで正式に「怪獣同士のアクション」を前面に出した作風は、「ウルトラマン」というヒーローありきになっていた『ウルトラ』において新鮮でした (『ウルトラQ dark fantasy』はありましたが)。 ひきつづき、「新しめのウルトラ」中心に、私の知らない側面など教えていただけることを期待します。幼年雑誌をよく読んでいるお父さんから、何か出てこないかな(笑)と思っています。
- alidon
- ベストアンサー率26% (292/1091)
古い作品のみ(80までしか判りません)ですが、設定としてそれ以前のものは全て同一の世界観です。 確か途中に存在したアニメ版のウルトラマン(ザ☆ウルトラマン)ですらその同一世界観の中に取り込まれていた筈です。(ウルトラマン・ジョーニアスと言う名前だったかな?) 前作が終わった途端に前作の地球防衛組織が解体されて新しい組織が生まれている謎とか、時代が経っているのに全く進化していなかったり、逆に同一時間枠なのに科学技術に雲泥の開きがあったりと言うお約束は別として。 また、アンドロメロスは元々漫画から来たネタで、ウルトラ兄弟、光の国の戦力全てを凌駕した敵(ジャッカルと言う宇宙人)にウルトラ一族がコテンパンにされた時に登場した人で、あのプロテクターをはずした中身はウルトラ族と良く似た宇宙人でした。 そういえば兄弟の中でレオだけ(弟のアトラス含む)が違う星系出身者だったかな? それと、 >(3)『ULTRA SEVEN X』は、独立? (1)ないしは(2)と正式につながる要素が見つけられません。 に関しては、最初のセブンがとある悪巧みを阻止する為に異次元の地球に訪れて記憶を失い、あの状態になったと言う設定で、最後には馴染み深い地球に戻っています。 まあ、諸星ダンが年寄りだったり、セブンのデザインが何故か替わっている事は敢て口にしてはいけないお約束です(笑)
お礼
回答ありがとうございます。 私が個々の作品の「観た/観ない」を書いていなかったため、説明不足になってしまったことをお詫びします。補足欄で補足しておきます。 『80』までに関しては、ウルトラ兄弟の設定自体が「後付け」ではあるので、そのあたりつつき出すとややこしくなります。『ウルトラQ』が怖くて苦手で、『ウルトラマン』から観出した世代としては、『ウルトラマン』『ウルトラセブン』と、『帰ってきたウルトラマン』以降は分けたいのが本音です。が、ここは大人の判断として、『メビウス』主体に、(1)のような分け方をしているわけです。 『ULTRA SEVEN X』は最終回も含めて全話観ています。そのうえで「正式につながる要素が見つけられない」と書いたのは、モロボシ・ダンの軌跡には、「ウルトラ兄弟として、タロウほかにゲスト出演、レオにレギュラー出演した世界」と、『太陽エネルギー作戦』以降のビデオシリーズにて「ウルトラ警備隊が継続している世界」のふたつの世界がすでに生まれており、単に「彼がウルトラセブンであったこと、ダンやアンヌが登場したこと」だけでは、どちらの世界とも明確につながる証明にはならない」と考えるからです。 それこそセブンのデザインを杓子定規に解釈するならば、「第三の世界」と見たほうが、ウルトラ世界の不可思議さが感じられて面白いのではないかとすら思うわけです。 この点については、円谷プロが公式にどう言っているのか知りませんので、あくまで個人的な見解です。違っていればご修正ください。
補足
私のウルトラ視聴歴を書いておきます。 お礼欄にも書いたとおり、リアルタイムでは『ウルトラマン』~『80』までで「全く観なかった作品」はありません。ただ「かじりつくように見ていた」のは『帰マン』までで、『A』あたりから抜けがあります。『タロウ』『レオ』『80』になると、観ていない回の方が多いです。 『ウルトラQ』はビデオ時代になって全話観ました。かなり好きな作品です。(『Q ザ・ムービー』は劇場で鑑賞。『dark fanasy』は半分くらい?) 『グレート』『パワード』『ゼアス』はひととおり観たはずなのですが、覚えていないところも多いです。 『ネオス』『ナイス』は、ほぼ「観ていない」と言っていいでしょう。『コスモス』の穴埋めに放送された『ネオス』を1回観ただけです。 平成ウルトラマンのうち『ティガ』~『コスモス』と『ULTRA SEVEN X』は、リアルタイムで全話観ています。が、劇場版やビデオで未視聴のものもあります。 『セブン』のオリジナルビデオシリーズは現在、「EVOLUTION 5部作」を視聴中です。 『ULTRAMAN』は観ましたが、『ネクサス』は、ほんの数話のみ。 『マックス』は最終回あたりしか観ていません。 『メビウス』はとびとび。観ていない方が多いので、設定的には知らないことが多いです (劇場版も未見です。うわ~)。 他は、質問欄のとおりです。 こんな感じでおおむね伝わりましたでしょうか。
- kogechibi
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円谷特撮シリーズはビデオ・LD・DVDで大体揃っています。 ウルトラシリーズはほぼ網羅しています。 このウルトラシリーズは、大きな問題を抱えています。 放送当時、雑誌での設定展開がTV放送前にあって、その情報が頭にあるから、テレビの内容も違和感なく解る、というものです。 だから、現在、その作品をTV版だけ単体でみても、全く繋がりが解らない、という自体に陥ります。その放送当時の雑誌展開情報を読んで覚えている世代だけが理解できる、という暗黙の了解が完成しているのです。 私の古い頭での分類だと、 「ウルトラQ」と「ウルトラマン」が同一世界。二つで一つ。 「ウルトラセブン」は宇宙人がM78星雲人という事だけで、独立作品。 「アンドロメロス」はウルトラマン80の物語が終わって後、「ウルトラマンが強化スーツを着たらどうなるか。」という設定で「ゾフィ」を主人公にした物語。この話は先に内山まもる先生がオリジナルで漫画展開した中に登場した「ウルトラマンメロス」に強く影響をうけて誕生。 ゾフィがアンドロメロスだったのは雑誌展開の時のみ。セブンも行方不明となり、セブンそっくりのコスモテクターを装着した「アンドロウルフ」が登場しましたが、彼はセブンではありませんでした。 ビデオ合成作品としてTV制作されたときは、別のウルトラマンがメロスのコスモテクターを装着していました。正式にゾフィを主人公にしたのは劇場版の「ウルトラマンゾフィ」です。 「ウルトラマンネオス」はウルトラマンパワードの後、やはり和製ウルトラマンが欲しい、という声に答えて、玩具展開で先行登場。そのTV化企画最中に企画に変化があって、「ウルトラマンティガ」が制作されることに。ネオス制作はガイアが終了してから、DVD展開で。ネオスはゾフィ直々の招きで、別の部署から宇宙警備隊に出向しています。彼を助けるのが「ウルトラセブン21」です。
お礼
これはこれは、貴重な情報をありがとうございます。 》「ウルトラQ」と「ウルトラマン」が同一世界。二つで一つ。 これは全く知りませんでした。確かに、オープニングではつながっていますね。そうだ、ラゴンも共通していました。 すると、江戸川由利子とフジアキコ隊員は、「同じ世界の他人のそら似」ということですか。 ムラマツキャップそっくりな人も自衛隊にいましたね(笑)。 そうなると、テレビの『アンドロメロス』に関しては、他のウルトラとは別世界として独立。 また、(8)ネオスは、(1)の世界とは外伝のようなつながり方となるわけですね。セブン21は、『ネオス』作中のキャラですよね。独立作品はなかったと思いますので。
好きな意見を書け、とのことなので好きに書きます。結果的にほぼ雑談になってしまいました。 私は特撮はそれほど好きではないので(好きなシリーズはQとタロウとファイトです)、素人考えですがお許しくださいm○m ウルフェスの怪獣ショーにおおきいお友達数名で遊びに行ったのですが、そのときティガ、ダイナ(9)、ガイア(10)は「地球のウルトラマン」と紹介され、そのままM78星雲組(つまり(1)ですね、レオとか違うけど)と共闘していました。 この説明を聞いたとき、私の連れ(特撮オタク数名)は「上手い!!」と大はしゃぎし、ショーのクライマックスには涙ぐんでいました(自覚してるのでキモいとか言わないであげてください…… どうでもいいですが展示されていたUキラーザウルスとも一緒に写真撮りました……) なので個人的には『大決戦! 超ウルトラ8兄弟』に対しても、「ああ、また地球のウルトラマンが助けに来るのかぁ」と思っているだけです。子供向けの説明であっさり丸め込まれることにしました。 「地球のウルトラマン」ってよく考えると、ウルトラマンの存在を否定してくれるようなすごい言葉ですが、まぁ、「ウルトラ警備隊」のウルトラをとってウルトラセブンになったぐらいなんだから、また地球に出れば「ウルトラ○○○○○」みたいな名前になるんだろうな、と自分を納得させています。 ちなみにウルフェスでは、ゼアスがマグマ星人のおねーさんに「あんた空ぐらい飛びなさいよ」などの無茶振りをされて困っているのが見られます。これはこれで楽しかったです(笑)
お礼
明白な事実を無視しない限り、いろいろな解釈があってよろしいと思いますので、どんなご意見も大歓迎です。 映画『8兄弟』に関しては、「メビウスの世界(1)に、地球のウルトラマンが助っ人にくる」という解釈ととってよろしいでしょうか。 ……と思って、今さらながら公式ページを見たら、どうもM78星雲組がゲスト扱いで、地球ウルトラマンの扱いは本編シリーズとはかけはなれているようです。やはりフタを開けるまでわかりません。 まあ、戦隊シリーズのVSものみたいに、「テレビシリーズとはパラレル」と考えれば、いちばんしっくりくるわけですよね。ダイゴも変身できるし、ダイナも帰ってくるし。個人的には「ガイアが出るならアグルもセットじゃないの?」と思ったのですが、藤宮くんはへそ曲がりだから(笑)。 回答ありがとうございました。
補足
質問をアップした後で思いついた分け方。もしかして公式設定に反してしまうのかもしれませんが。 (1)から『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をはずす。(『帰マン』~『80』、『メビウス』とする) 『ウルトラマン』は独立世界として立てる。 『ウルトラセブン』は(2)に入るので問題なし。『ULTRA SEVEN X』も(2)に入れる。 ※つまり、われわれの知らない、(1)の世界観の中の「ウルトラマン」 「ウルトラセブン」の物語があると仮定するわけです。 そうすると、(1)に『ウルトラギャラクシー』も入れられるかな、と。
お礼
詳しい解説ありがとうございます。 もともと独立したヒーロー番組として作られており、また当時のテレビ作品の常として、設定の徹底などはあまり意識していないシリーズなので、個々の矛盾を見ていくのも非常に楽しい作業ではあるのですが、ある程度は割り切っています。 ファンとしては、『帰マン』へのマン、セブン客演まではよしとして、『A』のヒッポリト星人あたりから「設計の甘い増改築」を始めちゃった感があります。しかし、そのイベントに狂喜していた子どもとしては文句も言えません(笑)。 『超ウルトラ8兄弟』についてのお話、とても参考になりました。公開が楽しみです (って、その前に劇場版『メビウス』観なくては)。