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映画『うらしま太郎』を製作するとしたら?
映画で、『うらしま太郎』を製作するとしたら、 どういう配役になさいますか? 例えば、監督を深作欣二にしてみましょう。 脚本は、やっぱり笠原和夫。 すると、うらしま太郎は、勿論、菅原文太。 いじめられる亀は、金子信雄。 いじめている子供たちは、伊吹吾郎、田中邦衛、渡瀬恒彦、 室田日出男、川谷拓三……。 乙姫は、渚まゆみ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ うらしま太郎(菅原文太)が、チンピラ連中から、 一方的に殴られている亀(金子信雄)に走り寄る。 ストップ・モーション。うらしまをアップ。 白抜きの筆で、「浦島組組長・うらしま太郎」の字幕。 手持ちカメラの乱闘シーンで、ストップ・モーション。 亀をアップ。 白抜きの筆で、「乙姫組幹部・亀」の字幕。 うらしま「やめんかい!おどれら」 チンピラ5(川谷拓三)「何じゃい、おどりゃあ」 チンピラ1(田中邦衛)「待たんかい。うらしまか? おどれ生きとったんか?」 うらしま「おお。どうしたんなら。こんなあ。何があったんか知らんがのぉ、 亀さんは、わしらの親だったはずじゃ」 チンピラ1「うらしまぁ、こんなあ、知らんじゃろうが、この腐れ外道は、 竜宮城を賭博場に乗っ取ったんじゃ。しまいにゃ、乙姫のケツかいて、 跡目狙ろうとんじゃ」 うらしま「わしには、分からんけん。まあ、今日はやめてつかいや」 ………… な~んてf(^^;)。 或いは、ロバート・ワイズ監督にして、 うらしま太郎をリチャード・ベイマー、亀をジョージ・チャキリス。 浜辺を二人が、指を鳴らしながら、左から右へ(*^_^*)。 または、テレンス・フィッシャー風に、 亀の悲鳴。 血のしたたるような文字でタイトル。 海辺の向こうにある古城のシルエット。満月の夜。 はは。アホです。良かったら、皆さんならどうするか 教えて下さい(*^_^*)。
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「東宝~クレージー篇」です。 しかし仕事中にこんな事考えてていいのかしら。 製作:渡辺晋 東宝スコープ 監督:古沢憲吾 脚本:田波靖男 音楽:萩原哲晶 挿入歌「竜宮城だよキンキラキンのキン」 作詞 青島幸男 作曲 萩原哲晶 出演: 浦島均・・・植木等 亀田(守衛)・・・谷啓 竜宮商事の社長・・・ハナ肇 その夫人・・・久慈あさみ 社長秘書 乙姫(姉)・・・浜美枝 社長秘書 乙姫(妹)・・・若林映子 専務・・・田崎潤 部長・・・有島一郎 課長・・・人見明 営業部社員・・・なべおさみ、小松政夫、二瓶正也、井上大助 社員・・・犬塚弘、安田伸、桜井センリ、石橋エータロー、藤山陽子、中真千子 お姐ちゃんズ・・・団令子、中島そのみ、重山規子 謎の男・・・由利徹 浦島均(植木)は、何かの間違いで大会社「竜宮商事」に採用され、今日が初出社。意気揚揚と会社の玄関に入ると、守衛の亀田(谷)が営業部の社員からつるし上げをくっている。何でも産業スパイに極秘情報を盗まれたらしい。 浦島「まあまあまあ、いいからいいから」 課長(人見)「誰だ君は!」 浦島「竜宮商事営業部、浦島均!」 課長「はあ?そんな奴うちにいたっけ?」 社員1(なべ)「課長、アレですよ。例の間違いで採用されたとかいう」 課長「ああ、新入社員か。さっさと研修室に行きたまえ!」 浦島「まあ、そうカリカリしないで」と課長の肩をポンと叩く。 浦島「ちょっとキミ、研修室、案内して」と亀田を連れて平然と立ち去る。 その後ろ姿を見ながら、 課長「・・・(苦虫を噛み潰したような顔で)バ~カ」 そして竜宮商事の社運をかけた一大プロジェクト、アミューズメントパーク「竜宮ランド」を巡って、社長派、その失脚を狙う専務派の攻防が繰り広げられるが、最後は浦島らの活躍で無事「竜宮ランド」はオープン。オープニングセレモニーに浦島らの歌声が響き渡る。 う~ん、くだらない(笑)。 しかも書いてはみたものの、お姐ちゃんズと由利徹の使いどころが思い浮かばない。
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- baian
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もうどうにも止まらない~(^_^;) 美味しいチョコレートを作る亀の母子(ショコラ)とか、 踊りたい少年太郎と亀の先生(リトル・ダンサー)とか、 太郎が行った先が変てこ一家とか、 (アダムズ・ファミリー…うう、ラウル・ジュリアのご冥福を祈ります) 亀とともにエイリアンと戦う太郎とか (メン・イン・ブラック…要するにゾネンフェルトが好きなんです(^_^;)) エド・ウッド調ゴシックホラー(B級な発想だなーどれも) パロディならいくらでも出ますよ。 もうHOT☆SHOTとレスリー・ニールセン降りちゃいますよ。 しかしそんなんばかりでは不毛なので、マジメに考えようっと。 グリーナウェイの枕草子みたいに、 外人に日本の古典をめちゃくちゃにもませてみる。 太郎とおおくにぬしのみことをいっしょにしちゃって、 いぢめられた亀を助けたお礼に、 海に点点と浮かぶ亀を踏んで渡っちゃう (兎だろう!と日本の民が突っ込むことを予想して、 無意味に兎と競争して、亀が先に海についたら、 兎に賭けていた太郎の兄たちにボコボコにされるという 前振りを…兄にデル・トロとクリストファー・ウォーケンがほしい) スペクタクル巨編はいかがでしょう。 監督はリドリー・スコットがいいな。 焼け石を抱かされたり、木に挟まれたりしても 生き返っちゃう不死身のヒーローは… バンデラスかなぁ、クロウかなぁ。 スサノオはひとつ、デ・ニーロに。 (キャラはケープ・フィアーにタクシー・ドライバーを一味) 奥さんもたくさんいてハデだし、ハリウッド向き§^。^§ 奥さんには、キャメロン・ディアスや、リブ・タイラーや、 クリスティーナ・リッチや、ペネロペ・クルス… (古典の勉強が足りないために、配役がよくわからない(>_<)) ヤマトタケルも足しちゃうのはどうでしょう… あ、ナスターシャ・キンスキーはさすがにもう年でしょう。 沢村国太郎さんは、津川・長門兄弟のお父さんですよね、 ついでにいえば、沢村貞子さんの兄上… では、Hasta la vista!(また来るのかよ!とさまぁーず突っ込み入るかな) (^_^;)
お礼
baianさん、大車輪の活躍ありがとうございます。 「監督はリドリー・スコット」いいですねえ。 『ブレードランナー』風に仕立ててみたいですねえ。 「スサノオはひとつ、デ・ニーロに」という案は爆笑しました(≧▽≦)。 これはいいです。やっていただきましょう。 奥さんには、エリザベス・ハーレーを是非<(_ _)>。 はは。そうですねえ。「ナスターシャ・キンスキー」は、寄る年波には勝てませんねえ。 「沢村国太郎」=「沢村貞子さんの兄上」でしたか。 知りませんでした。 いろいろとご存知ですねえ。凄い!
- igmp
- ベストアンサー率28% (156/546)
トップバッターで登場したものの、皆さんの想像力豊かな発想には ただただ、唖然、茫然、驚くばかりです。 こりゃ、私の出る幕ではなかったと後悔しているのですが、懲りず にまたまた来てしまいました。 今回もアイデアのみですみません(この手の才能がないもので)。 物語の概要は、井(Jリーグ)の中の(スーパー)蛙が大海(欧州リーグ) を知り、(来年のW杯優勝?のための)玉手箱を持ち帰るまでの話しです。 脚本:どなたか宜しかったら是非お願い致します プロデューサ:igmp 製作:日本サッカー協会 監督:フィリップ・トルシエ 浦島太郎:小野伸二、稲本潤一 (今回はダブルで。既に大海に行ってしまいましたが) 亀:ストイコビッチ(使命を終え、海に帰ってしまった人です) 子供達:(心無い?)サポータ達 乙姫:欧州のファン、または世界的プレーヤ達 と、取りあえずあげてみましたが、浦島太郎以外はいつでも変更可能です。 脚本家の皆さん、これってだめですか?
お礼
お、igmpさん、再びありがとうございまーす。 ほほー、サッカー物で行くなら、脚本(若しくは原作)は、 梶原一騎でいいじゃないですか? 浦島=小野が固定なら、稲本=玉井真吾という事で、サブマリンシュートを やって欲しいです(*^_^*)。 なーに、アニメにしますから、練習も要りません。 問題は、何処に浦島太郎の原型があるのか?という事ですが(*^_^*)。
- usa-rx
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【浦島任三郎】 監督・脚本/三谷幸喜 音楽/本間勇輔 キャスト/浦島任三郎(田村正和) 亀泉慎太郎(西村雅彦) 鯛音寺守(石井正則) 亀泉「最近、浦島のやつ、僕をいじめるんだよ~~~」 セリーヌの自転車に乗って浦島登場。 浦島「何がいじめるんです~?くだらないことくっちゃべってないで、状況を説明しなさい」 ペチッと亀泉のまた後退したオデコを叩く。 亀泉「う、浦島さ~ん」 浦島「あ、亀泉くん、君もういいです。鯛音寺くんに頼みましたから」 亀泉「い・嫌だーーーーーーーーーーー」 ---中略--- 犯人自供、浦島を罵倒。 浦島「え~それは違います。我々の業務は、ただ真実を導き出すことだけです~」 犯人「浦島さん、あなた友達少ないでしょう?友達になります?」 浦島「お断りしますよ~。あ~、スマップの事件~、解決したの私なんですよ~」 浦島「え~、鯛音寺くんお手柄でした~。そこのカメ~、ご愁傷さまです~」 亀泉「もうこんな関係耐えられない~。あの鯛と僕とどっちが大事なんですか~」 浦島「ちょっと釣り(散歩)に行ってくるよ」 浦島、セリーヌの自転車に乗りフェードアウト。亀泉の声だけが響く。 亀泉「今夜はとってもヒヤシンスー。明日は雪がフリージア」 う~ん、わけがわからん(^^;)やっぱり事件の内容を中略したからか?こ、今度こそ!
お礼
usa-rxさん、(\(^_^ )ドモドモ( ^_^)/)。 ありがとうございます。 いやあ、着想はいいじゃないですか(*^_^*)。 浦島を石橋にやらせて、一気にコント作戦というのは? 無謀でしたか(≧▽≦)。 次回、ますますの期待をしますよ~♪
- baian
- ベストアンサー率39% (276/696)
ソフィア・コッポラ&スパイク・ジョーンズ 「オーシャン・スーサイズ」 海辺の田舎町の夏、少女たちが次々に消える…(60年代) 水泳教師(ジョン・キューザック)の妹マシェリ (猿の惑星の金髪の女優さん)が海でシンクロをやる(^_^;)のを いつも見つめていた少年(ジョシュ・ハートネット)は、 彼女が消えた夜、彼女を海に引き込んだ亀(J.マルコヴィッチ) を追って海に入って行く…(ここまではAirの音楽で) すると海の底に開いた穴があり、潜り込んだ彼の目の前に、 少女たちが60年代サイケデリック・スタイルで暮らすコミューンが現れる… (ここから音楽はBeckとプライマルスクリームとTravisに、 60sのオリジナルアーティストが入り乱れる) いつまでも年をとらない彼女たちの教祖(やはりユマ・サーマン?) は美しい魔女で、少年たちの夢を糧に生きている。 イマジネーションの豊富な少年を彼女は寵愛するが、 (コミューンは彼の想像のままに色々にスタイルを変える) ある日、彼のイマジネーションも尽きる日が来て、 マシェリといっしょに、穴から押し出される。 泳ぎ着いた浜辺は、彼らが海に入った日から何十年もたっている… 少女たちは強くなり、開放され、 少年たちの想像はヴァーチャルな空間で干からびている… てのはいかがでしょう。 benjaminさん、ヴェンダース譲りますから、展開してくださあい(~o~)/ (やはり、どこかでブエナ☆ビスタ☆ソシアル☆クラブも入れて?! ラストで老人になっても「人生は音楽と花と愛だ」って…できすぎ。 浜辺に立つライ・クーダーっていうのもできすぎ~) (家済っていっても、長○郎江戸日記にならないところがさっすがー。 高瀬実乗使ってくださってありがとうございます(^^>隊長!)
お礼
baianさん、ありがとうございます。 これは、ぼくはOUTです(*^_^*)。 『ヴァージン・スーサイズ』も観てないんです。 うーん、悔しいですねえ。 折角、投稿していただいたのに、何の気の利いたコメントも出来ませんf(--;)。 更なる勉強を続けましょう。
あ痛~っ、『パリ、テキサス』は使えたなあ・・・(笑)。 baianさんが高瀬実乗の名前を出したので、そこからこんな妄想が。 題して『浦島太郎余話~百万両の玉手箱』 監督:山中貞雄 脚色:三村伸太郎 撮影:三村 明 出演: 浦島太郎・・・大河内傳次郎 ちょび亀・・・宗春太郎 乙姫・・・深水藤子 竜宮藩城主鯛谷氏・・・沢村国太郎 茂十郎兵衛・・・高瀬実乗 伊能忠敬・・・山本礼三郎 河内山宗俊・・・河原崎長十郎 頃は文政、徳川十一代将軍家斉の時代。 竜宮藩で起こったお家騒動。 城下に隠れ、長屋に住み込むことになった乙姫。 長屋の住人浦島と、いつもその後をついてまわる男の子ちょび亀。 玉手箱を巡って暗躍する、御数寄屋坊主こと河内山宗俊。 何故か測量にやって来た伊能忠敬。 お家の一大事に、浦島太郎の釣竿がしなる!! ・・・これ、意外といけるかも(笑)。 あ、当然高瀬実乗はコメディリリーフの役どころです。
お礼
benjamin師匠、ありがとうございます。 おお、丹下左膳の線ですか。さすが。 ぼくは全然思いつかなかったです(*^_^*)。 大河内傳次郎の台詞もこの映画なら聞き取りやすそうですし。 「沢村国太郎」とは懐かしい名前ですねー。 津川雅彦の父親でしたっけ? 予告編も面白そうですねー。 山中貞雄監督独特の低いカメラアングルに期待が持てそう(*^_^*)。
- baian
- ベストアンサー率39% (276/696)
自分で考える気力がないので、案だけ出しまあす。 ジム・ジャームッシュ版で、ベースは「ミステリー・トレイン」 とりあえず、浦島太郎は永瀬正敏で、 竜宮城の門番はスクリーミング・ジェイ・ホーキンス。 そこにA Night on earthもからめて、エマニュエル・ベアール、(キレイなウツボ) ジーナ・ローランス(人魚)も出ます((笑)。 せっかくKing is aliveなら「あの人」を出しましょう… ヴィム・ヴェンダース版。 ベースは「パリ、テキサス」。 音楽がU2ならとりあえず良し…じゃなくて! あのモーテルが竜宮城で!ヒロインは今ならユマ・サーマン (単に自分が好きだから)。ミラはあんまり好きじゃないんですね… coyoteさん、坂本九とトニー谷版も見たくないですか♪ 単にトニーが「あなたのお名前なんて~の♪」と太郎に聞くとこと、 乙姫と恋に落ちるシーン(やはり草笛光子だろうか)で、 「恋をするのも~家庭の事情~♪」と流れるとこと、 ラストシーンに「上を向いて歩こう」(泳ごうでもいいです)で 歩いていくシーンが浮かんでるだけなんですけど(笑) 高瀬…えーと、「ワシャ カーナワンヨ」の人がいてもいいな。 benjaminさん、あとはよろしく(笑)
お礼
baianさん、いいですねー。いい方向ですねー。 ジム・ジャームッシュなら、日本人で出演してもOKですねー。 これはいいなあ。 「パリ、テキサス」ですか。これもいいところを突いてきますねー。 深海を舞台に、ライ・クーダーのボトルネックギターもいいのでは? ユマ・サーマンですか(*^_^*)。 ナスターシャ・キンスキーでは?駄目でしょうか(≧▽≦)? 「坂本九とトニー谷版」。これも面白そうですねえ。 となると、『てなもんや三度笠』路線でしょうか? 高瀬実乗が出てきたので、「アノネーオッサン、わしゃカナワンヨ」 と一言だけ(*^_^*)。 トニー谷主演で、『竜宮城でおコンバンワ』かなあ……、 とか考えていましたら、 巨匠benjaminさんが、さすがのアイデアを(*^_^*)。 もう平蜘蛛のようになってます<(_ _)><(_ _)><(_ _)>へへー。 baianさんの切り口にも脱帽しております。 「アノネー二人トモ、わしゃカナワンヨ」
すいません。 ↓で、男が名前を聞かれて答えるところ。 「カメ」とありますが、削除するのを忘れましたm(_ _)m。 最初「ウラシマ」「カメ」の名前で台詞と展開を考えてたんで(T_T)。 しかし、だんだん長くなるだけで、質問にある「配役」がどんどんおろそかになっているような気も(笑)。
フェリーニは私も考えたのですが、浜辺に白い巨亀の死骸が打上げられている、というラストシーンが最初に思い浮かんでしまい、そのイメージからどうしても抜け出せず諦めました。 で、今日のは、まんま『グレイスランド』なんで、監督デヴィッド・ウィンクラーでもよかったんですが、こんな風にしてみました。 題して『FINDING DRAGON PALACE』 監督:ロブ・ライナー 出演: ボブ・・・クリスチャン・スレーター ドラゴン・・・ハーヴェイ・カイテル オットー・・・ブリジット・フォンダ プリシラ・・・デボラ・ハリー トム・パーカー・・・ビリー・ボブ・ソーントン 「メンフィスまで乗せてくれ」 その奇妙なヒッチハイカーは、そう言った。派手な亀のイラストがプリントされたTシャツ、年は50前後か、何れにしても禿げ上がりかけているその頭、そして突き出た腹とは、釣り合いが取れぬ風体だった。 ボブは躊躇しかけたが、ドアのロックを外した。 「ありがとう」 男はそう言って乗り込んできた。 ボブ「あんた、名前は?」 カメ「ドラゴンだ」 ボブは笑った。 「ドラゴン」というのは、キング・オブ・ロックと呼ばれたメンフィス出身の伝説的バンド、The Turtlesのリーダー兼ヴォーカル、マイク・タートルの愛称だった。「だった」というのは、24年前に29才の若さで急逝したからだが、その後も彼らの人気は衰えず、新たな世代のファンが次々と誕生している。ボブはロックが嫌いだったが、それでも彼の名前くらいは知っていたし、彼らの曲も数曲は聞き覚えがあった。男が着ているTシャツはバンドのキャラクターのプリントだったのだ。 ドラゴン「何が可笑しい?」 ボブ「(笑いながら)いや、生きていたんだなってさ」 彼の死因は明らかにされていなかったが(ドラッグ説が有力とされていた)、今年に入って某タブロイド紙が、死因はシナボンの食べ過ぎであると書いて失笑をかった。このタブロイド紙では、年に一度は、「ドラゴンはまだ生きている」だの、「FBIに保護されている」だの、「衝撃情報!私はミスター・ドーナツで彼を見た」といった与太記事を1面に書いていた。 ドラゴン「俺が死んだと思ってたのか?」 男の表情が真面目だったので、ボブは少し不安を覚え ボブ「冗談、冗談だよ」 と誤魔化した。 メンフィスにある彼の邸宅は、ファンから「ドラゴン・パレス(竜宮)」と呼ばれ、いわば「聖地」でもあった。彼の命日、8月16日にはアメリカのみならず、世界中から彼のファンがドラゴン・パレスに集まってきた。中には狂信的なファンもいる。茶化して刺されでもしたなら洒落にならない。そして命日は明後日だった。 The Turtlesの活動は60年代に始まり、彼らはビートルズやローリング・ストーンズ、デイヴ・クラーク・ファイヴ、アニマルズといったイギリスのバンドのアメリカ進出、いわゆるブリティッシュ・インベイジョンに対抗出来た数少ないアメリカのバンドの一つであった。’67年にビートルズが「愛こそはすべて」を出すと、それに呼応するかのように彼らは「ハッピー・トゥゲザー」の大ヒットを放ち(*1)、『サージェント・ペパーズ』でミリタリー・ルックが話題になれば、彼らは意表を突いた「タートル・ネック」の衣装でステージに立ち、これを流行らせた。彼らのシングルのB面に収録された「Turtle Jam」は、何故か日本では三田明によって、「タートルルックのいかす奴」の邦題でカヴァーされヒットした(*2)。 ボブ「メンフィスのどこに行くんだ?」 答えを予期しながら男に聞いた。 ドラゴン「ドラゴン・パレスだ。知ってるか?」 ボブ「ああ」 予想通りだった。 ドラゴン「君の名前は?」 ボブ「ボブ。・・・ボブ・ウラシマだ」 ドラゴン「ウラシマ?変った名だな。日本人か?」 ボブ「母がな」 ドラゴン「日本か・・・。日本にはまだ行ったことがない。」 ドラゴン「かなり前にカラテを習ったことがある。たしか先生は・・・ソニー・チバといった。知ってるか?」 ボブ「・・・・・・」 ボブは運転に専念した。ぶつけでもしたら大変だ。メンフィスにいる得意客に、この車を届けに行く途中だったのである。 妻を亡くしてから生きる希望を失って心を閉ざした青年ボブ、自らを24年前に亡くなったドラゴン=キング・オブ・ロックと名乗る、過去にとらわれた男。メンフィスへの道中に立ち寄ったオールディーズパブでは、スターのそっくりさんによるショーが演じられており、そのステージに駆り出されるドラゴン。マリリン・モンローのそっくりさんとして出演していた"プリンセス"オットーとの出会い。彼ら3人は運命に導かれるように聖地=ドラゴン・パレスに向かう。たとえ生まれ変わることはできなくても、 人生をやり直すことはできる。これは閉ざされた心の扉を開く、愛と再生の物語である・・・(大嘘)。 ----------------------------------------------------- *1 ちなみに本物のタートルズ「ハッピー・トゥゲザー」は、’67年のシングルですが、「愛こそはすべて」よりも半年前のリリース。何れにしても本項は大嘘なので信用しないように。 *2 三田明のこの曲は本当にありますが、本項とは全く関係がないのでそのつもりで。 (詞:東 次郎、曲:吉田 正)
お礼
相変わらず、冴えてますねー。benjaminさん。 智謀湧くが如し、という感があり、もう畏怖の念すら抱いてます。 小林信彦のセンス、泉麻人のユーモア……。 読んでいて、爆笑してしまいました。 “Remember the king!”(*^_^*)。 「衝撃情報!私はミスター・ドーナツで彼を見た」 「ハッピー・トゥゲザー」 「タートルルックのいかす奴」 「ソニー・チバ」 などの小技には、大笑いでした。 ※曲の方は、二つとも知りませんでしたが。 では。黒澤明で。 黒地に白ヌキ、筆文字のタイトル。 街道を歩く浦島太郎(三船敏郎)。 浦島、海辺に行く。 そこに亀(仲代達也)が立っている。 通り過ぎようとする浦島に、亀が声をかける。 亀「俺がやられている時、黙って見ていやがったな」 浦島は黙って行こうとするが、亀は肩をつかむ。 亀「話をつけよう。竜宮の山門の前で待ってるぞ」 ワイプすると竜宮。鯛(宮口精二)、平目(西村晃)などがいる。 亀、浦島に近づく。 一瞬海底の流れが強くなり、海底の砂が舞い上がる。 格子からのぞく女郎たちのインサート・ショット。 ……、ああ。何だか妙な話に(*^_^*)。
No.11の訂正です。 竜宮城民AとBが逆でした。 >後、竜宮城民Aと竜宮城民Bの台詞って、多分逆ですよね(*^_^*)。 その通りです。御指摘ありがとうございます。(汗) 余談ですが、 coyoteさんの出すお題は「さり気なく難しい」ので、回答を書きながら こちらが色々と勉強させて頂いている気分です。 いつもありがとうございます。これからもがんばってください。 それと、他の回答へ感想書けないのが、残念です。
お礼
JJR2001さん、ありがとうございます。 うーん、そうですか(*^_^*)? そんな事仰らないで、気軽にお答えいただければ、 ぼくも嬉しい限りです。 どうかよろしくお願い致します。
こういう事は下手だし、苦手なんですが、とても楽しそうなので無理矢理参加です。 御迷惑おかけします。(アホがワナにかかったと思って見過ごしてください(汗)) ------ 「太郎はつらいよパート2 太郎、思い出の海へ」 監督・原作:山田洋次 脚本:山田洋次 朝間義隆 主題歌 :「太郎はつらいよ」 作詞 星野哲郎 作曲 山本直純 出演: 浦島太郎・・・渥美清 乙姫・・・倍賞千恵子 竜宮城民・・・下条正巳(A)・三崎千恵子(B)・前田吟・吉岡秀隆・太宰久雄(タコ) 亀・・・笠智衆 亀をいじめる子供・・・佐藤蛾次郎 海回りのリリー・・・浅丘ルリ子 ------ 今日も平和な竜宮城。うららかな午後。 明るい日ざしに照らされた、珊瑚や海藻を眺めている竜宮城の面々。 竜宮城民A「いい天気だねえ…、あんた。」 竜宮城民B「暑くもなく寒くもなく、今位の気候が一番いいんだよなあ。」 竜宮城民A「…あっちも、あったかくなったのかねぇ。」 竜宮城民B「あっち??」 竜宮城民A「太郎だよ。あの子、北に行くって手紙よこして…あたし心配で…」 竜宮城民B「おいおい!…あいつの話なんてするんじゃあねえよ」 と、奥の間から乙姫(倍賞千恵子)が。 乙姫 「どうしたの?大きい声出して」 竜宮城民B「いやさ、あの野郎の話するからよお」 乙姫 「あの野郎?」 竜宮城民A「あの子のことだよ」 乙姫 「…太郎さんね。ふふふ。そうね。噂をすると来ちゃうんだもの」 竜宮城民B「心配なんぞいらねえよ、あんなフーテンの鉄砲玉!」 と、そこへ、竜宮裏庭の珊瑚の側から無気味な影が出てきて…。 タコ 「ごめんよー。」 竜宮の一同、キャーキャー、ワーワーと大騒ぎ! 乙姫 「やだーもう…タコさん、驚かさないでよ!」 竜宮城民B「表から入って来いよ、バカタコ!心臓止まるかと思った…」 タコ 「なんだい、なんだい?俺はここにいちゃあ、いけねえのか?」 竜宮城民A「丁度あの子の話してたからさ。間が悪いよ」 タコ 「あの子?誰??誰だい?」 竜宮城民A「分からなきゃ、知らなくっていいよ」 タコ 「余計気になるじゃねえか」 乙姫 「ふふふ。…太郎さん。太郎さんの事。」 タコ 「浦島…太郎か。そりゃ間が悪かった。あいつは噂すると帰ってきやがる」 と、話しているタコの後ろ、海藻の間にゆれる、見なれた人の影… 乙姫 「…太郎さん?」 そこには、亀(笠智衆)を連れ、うつむき加減の浦島太郎(渥美清)が。 乙姫 「太郎さん、でしょ?…さっきから居たの?」 ------ これのどこが「浦島太郎」なのかは聞かないで下さい。 …モウ、イッパイ、イッパイ(←某CMの口調で)
お礼
JJR2001さん、ありがとうございました。 えぇぇっ!終わっちゃったの?って感じでした。 もっと読みたかったですよー。残念。 「亀(笠智衆)を連れ、うつむき加減の浦島太郎(渥美清)が」。 この部分がいいですねえ。 立場逆転、という印象で、何だか気に入りました(*^_^*)。 後、竜宮城民Aと竜宮城民Bの台詞って、多分逆ですよね(*^_^*)。 しかし、先行きが楽しみなご回答でした。
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お礼
(≧∇≦)わーっはっはっ! benjaminさん、こりゃ大爆笑ですよ。 挿入歌の「竜宮城だよキンキラキンのキン」には、 笑いが止まりませんでした。 まだ顔がにやついています(≧▽≦)。 凄いですねえ。凄いアイデア。 浦島のスチャラカぶりが、また大笑い。 よく考えましたねえ。 これ何処かでやって欲しいです。 じゃ、ぼくは、クロード・ルルーシュで。 夜明けのモノトーンの浜辺を浦島(ジャン=ルイ・トランティニァン)がゆっくり歩く。 浜辺で佇む亀(アニー・ジラルド)。 逆光でとらえたカメラが美しい。 浦島が亀と出会う。 フランシス・レイの主題歌。 ♪ダバダー ダバダダーダバダー♪ はっ、全然、原典に沿って展開しません(*^_^*)。