• ベストアンサー

他学部からの大学院進学について

私は現在、経営学部に在籍しているのですが、最近企業法務について興味をもち始め、3回生からゼミで専門的に学びたいと考えています。しかし企業法務は経営学部ではなく法学部の領域なのではないか、と思い始め、ゼミはこの分野に近いゼミを選びつつ独学でも企業法務について勉強し、大学院の法学研究科で専門的に学びたいと考えているのですが、経営学部から大学院の法学科にいくことは厳しいのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

 経済学部にせよ法学部にせよ経営学部にせよ、学部名にいては、いわゆる社会科学系の学問分野を担当する部局のうちどれに重点があるかを示しているだけですから、在籍されている大学の経営学部でも企業法務に理解のある先生さえいれば、企業法務は学べるのではないでしょうか。  ゼミは、先生の講義を聞く時間ではなく、自分が独学で学び解釈したものをみんなで議論するものですから、「企業法務に興味があるんだ」というご自身の希望に理解のある先生に経営学部で出会えればいいですね。必ずしも法学出身の先生に限ることなく、ビジネスの現場出身の実務家先生とかでもいいかもしれません(現場で同僚だった企業の法務部の方を紹介してくれるかもしれないので)。  さて、経営学部から大学院の法学研究科に進学することについてですが、入学することについてはそんなに困難は生じないのではないかと思います。研究者養成型の伝統的法学研究科にしても、法曹人口養成型のロースクールにしても。おそらく現在2年生以下だと思うのですが、資料請求だけなら現時点でもできると思いますので、興味ある大学院の資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか。すでに入試が終了している大学院であっても、将来の受験のため参考にしたいので、と申し出ておけば、残部がある限り送付はしてくれると思います。パンフレット・募集要項などには、在学生の法学部出身者/他学部出身者の比率や、他学部出身者が気をつけるべきことなど記載してあるかもしれません。  もしかしたら、わざわざ送付を申し込まなくとも、在籍している大学の就職資料室に届いているかもしれませんよ。就職資料室の片隅に進学コーナーとかがあると思うので、眺めてみてください。  そのうえで、在籍している大学に法学出身の先生がいるようなら、法学の大学院に進学することについて相談してみるとよいでしょう。現在の成績や受講したことのある科目の一覧を参考資料としてもっていくといいでしょう。現在の経営学部のカリキュラム・担当教員・シラバスの内容を把握されているはずですから、あなたの在籍する経営学部で学んだものですむものと、受験・入学までに自力・学外で学ばなければいけないものの区別をしてくれると思います。  ところで、大学院進学以前の問題なんですが、企業法務に関心があるということですが、将来的にどのような姿勢で臨みたいのでしょうか。  a. 研究者として企業法務を研究する  b. ビジネスマンとして企業法務を担当する  c. 企業法務に直接担当しないが、趣味や背景として    企業法務に理解のあるビジネスマンとしてありたい  現実の文科系学生の就職においては、法学研究科であっても文科系の院生であるだけで、ただそれだけで学部生の時点での就職にくらべてかなりのハンデをもつといいます。特に、企業法務という、花形部署の傾向にある部門を目指すのであればなおさらではないでしょうか。a.の研究者を志向しないのであればかまいませんが、ビジネスマンを目指すのであればまずは学部で就職することについても検討してみませんか。  覚悟の上で、ビジネスマンを目指すのであれば法曹養成コース・ロースクールへの進学ということになるかと思います。ただ、まだ卒業生がでてもいないロースクールにおいて、進学に値するかはまだわかりません。動向を見る限りではいずれ数年くらいで改革がおきそうですし、とりあえずは経営学部を卒業して就職し、企業法務の実務を担当したのち、スキルアップのために数年の実務経験をつんだ後社会人向けのその時点のロースクールで学ばれるほうがいいんじゃないかと思います。  とりあえず、実務を体験するという意味で専門的に取り組んで一人前を目指すのか(就職)、理論を学ぶという意味で専門的に学ぶのか(研究者養成大学院)、実務に基づいた企業法務の専門家を目指して学ぶのか(法曹養成大学院)、といった3つの選択肢があることをご理解いただき、それぞれについて具体的な情報収集をされることをお勧めします。  単に「学びたい」「行きたい」では、結果として時間とお金だけを費やしただけになりかねない状況なので、そういう段階ではご自身にとってはまだ厳しい・リスクが高いという気がいたします。

ryo210
質問者

お礼

詳細に回答して頂きありがとうございます!これからどうしていくのかよく考えてみたいと思います。大変参考になりました!

関連するQ&A