現在のカレンダーは昔と大分変わってしまったので
結論から言えば欧州では月曜から始まり、米国、日本、中南米等では日曜から始まります。日本では両方式が入り乱れているのが実態です。
キリスト教諸国ではローマ時代からユダヤ暦を使用していましたが、キリスト教が力を得るに従い、金曜日(夜から)を安息日とするユダヤ式を捨て、キリストの復活日を主の日と定め安息日としています。ポルトガル語では今日でも当時の週の呼び方が残り、月曜は週の2日目、
火曜は週の3日目・・・と呼び、土曜日と日曜だけに
名前がついています(sabadoとdomingo).sabadoはユダヤ教の安息日の呼び名から、そして日曜日は主の日という意味です。
英国を中心に欧州では日曜から週が始まっていましたが
1971年国際標準化機構の勧告に従い、週は月曜から
始まると改定され、現在ではEU加盟国は右へ習えしています。
日本が両方式を使用するのは恐らく、ビジネスで月曜から始まるカレンダーを使用するようになったからだと思います。我が家のカレンダーはすべて日曜から始まっていますが、行事予定表(手帳、デスク用カレンダーなど)は月曜から始まり、土、日は週末に置かれています。ところが手帳の年間カレンダー一覧表は日曜から(通常のカレンダーどおり)で、スケジュールのページは月曜から始まるという見事なチャンポンぶりです。