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台湾が独立宣言したら中国は侵攻? 米国は見捨てる?
中華人民共和国は台湾を「中国の一部」と言ってはばからないですよね、私の知人だった北京出身の留学生女性も 「台湾は中国の一部ですよ~」と語っていました、私が台湾旅行したことがあると話したら。 中国政府は台湾総統がハワイなど外国を訪れても、反発しているようですし。 米国台湾軍軍事同盟が、台湾防衛の生命線であると。 そこで思ったんですが、もしも台湾政府や台湾総統が 「台湾は、中国から独立する! 我々は中国の一部ではないのだから」 という独立宣言を国際社会に向けてしたらどうなりそうでしょうか? 中国はただちに軍隊を台湾へ派遣して、台湾侵攻を始めてしまうでしょうか? 米国台湾軍事同盟があったとしても。 アメリカは台湾を死守しようとしてくれますかね? 中国軍と戦ってくれるか。 それとも、台湾がアメリカからの事前了承なく、独断で独立宣言なんてしたらアメリカも台湾を見捨ててしまう可能性も高そうでしょうか? 台湾情勢に興味ある人など、皆さんからのいろんな回答を待っていますね。
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>中華人民共和国は台湾を「中国の一部」と言ってはばからないですよね、私の知人だった北京出身の留学生女性も「台湾は中国の一部ですよ~」と語っていました、私が台湾旅行したことがあると話したら。 それって我々日本人の感覚では「沖縄」みたいなものなんですよ。日本人に「沖縄は日本の一部だと思いますか?」と聞いたら、おそらくほとんどの人が「沖縄は日本の一部だ」と答えることでしょう。 そもそも今の台湾政府って元々は「中華民国」です。その昔、孫文が建国し日中戦争で大日本帝国が戦った相手が中華民国でした。日本が太平洋戦争の降伏文書にサインしたとき、戦勝国側としてサインしたのが中華民国です。 元は中国政府だったのですよ。それが日本が降伏した後に国共内戦というのになって、中華民国は中華人民共和国に敗れて台湾に逃げて、それで今に至っているのです。 だから台湾政府の初代総統は蒋介石で、彼は日本と戦争をしていた人ですからその頃の日台関係はとても「良い」とはいえないものでした。 台湾人の日本人好きエピソードでよく出てくる「昔、政府の役人に日本人が作ったものを壊せといわれたが、地元の人たちがこっそり残していた」なんて話は、そういうことなのです。 台湾が親日政策になったのは、1988年に李登輝さんが中国の総統になってからでした。李登輝さんは台湾人が「あの人は親日じゃなくて、愛日だ」と呆れるくらいの親日家(戦時中は日本軍の軍人でした)なのです。今も基本的にはその路線が続いている感じです。 さて「台湾が独立する」ということは、中華民国が中華民国ではなくなるということになります。 中華人民共和国が台湾政府(中華民国台湾省)を決して認めないのは当然といえば当然です。もともと公式の政府だった中華民国を追いやって「俺が中華の公式政府だ」となったわけですから、その存在を認めるわけにはいかないです。「敵」なのですから。 アメリカと台湾(中華民国)は、元々一緒に大日本帝国と戦った仲でもあるので親密なのです。 で、じゃあ中華人民共和国が台湾に対して軍事攻撃を行った場合にアメリカ軍は救援に行くか、というとそれを予測するのは非常に難しいと思います。 ご存知のようにトランプ大統領は超反中国路線ですけれども、一方でそれ以上に「アメリカファースト」を掲げていて、基本的なスタンスは「ヨソの戦争には首を突っ込まない」です。 だから反中国を優先するのか、それともアメリカファーストを優先するのかは分かりません。おそらく世論次第で決めるのだろうと思います。 もし仮にですが、現在の台湾政府がはっきりと独立を宣言したら、おそらく中華人民共和国はいきなり軍事的行動には出ることはないでしょう。大規模な軍事作戦は少なくとも数か月単位の準備が必要です。 その間に、いわゆる「経済制裁」をすることになると思いますが、その内容は「中国本土の台湾系企業の工場などの強制閉鎖」と「台湾系の資産凍結」になるでしょう。 それだけで、台湾は経済的に立ちいかなくなるのではないかなと思います。なにせ台湾のパイナップルを中国本土への輸入禁止にしただけで台湾にとっては結構な損害が出ましたからね。
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- nagata2017
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順番を間違えるとだめですね。 先にアメリカに報告してからでないといけません。
お礼
- AlexJenifer
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「中国はただちに軍隊を台湾へ派遣して、台湾侵攻を始めてしまうでしょうか?」 もちろん。だって「大義名分」が出来たのですから。現在中華民国と外交関係を結んでいる国はごくわずか。内心はどうであれ、表向きは国際社会は「中華人民共和国を唯一の政府と認め」ている状況です。そこへ、正式に独立宣言などすれば、いい口実です。 だから当然、台湾は独立宣言などしません。もしするとすれば、それは米国政府とのあいだに確固たる約束ができたとき。つまりは、米国が中国と戦争状態になることを受け入れるときでしょう。そしてそんな時は来ないでしょう。台湾を死守するだけでは、米国には利益はありません。台湾は大きな市場ではないからです。少なくとも実業家トランプさんは対中外交を損得で考えるでしょう。 もっとも中華人民共和国の方で何か大きな異変が起きて、あと一押ししてやれば今の政治体制が瓦解して、「人民共和国」ではなくなる可能性がある、というような事になれば、その一押しを米国=台湾がやる可能性は出てくるかも。それなら、戦争の果てに、米国にとっては極めて都合の良い巨大市場が生まれますから。でもまぁ、そんな異変は今のところ兆しもないですが。
お礼
- anatahadare123
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米国も日本も、1970年代に中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府(一つの中国)であることを承認してしまった以上、中国からすれば反発するのは当然でしょうね。 日本で例えれば、中国が尖閣は日本領土と認めながら無断で領海に侵入してるのと同じです。 もし、台湾独立を米国が認めたら、それこそ「米国は二枚舌!」と中国から批判されるし各国からも信用を失うので、軍事力以外(経済的・政治的)な圧力はかけても台湾侵攻が本格的に始まったら最終的には米国は見捨てるしかないでしょうね。
お礼