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防犯を目的とした出生時の遺伝子検査制度について
ふとニュースを見ていて疑問に思ったので意見をいただきたいです。 科学の進歩により近年は犯罪捜査時のDNA鑑定の精度が向上しており、米国では数十年前の犯罪者の特定を出来た例もあるようです。 ディストピアに近づく気もしますが...子供が生まれた際に国として遺伝子情報の提出を義務付けるようにすれば今後の捜査の役に立つのではないかと思いました。(成人も実施できた方が効果はありそうです。) もし導入する場合はマイナンバー制度導入時に問題となったように、国に個人情報を預けられる信頼があるかが一番の課題と思っています。例えば遺伝子情報のうち個人の特定は可能だが、その人の身体情報(病気のリスクの大小)などが分からないような(流出しても問題が起きない)形式が存在すれば実現もありうるのではないかと思っています。 ・制度や倫理上の問題点 ・技術的な問題点 などについて、皆さんの意見をお聞かせください。 よろしくお願いします!
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- staratras
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平成の初め(1993年)まで、日本に住む永住外国人は指紋押捺義務があり、左手人差し指の指紋を登録する必要がありました。これについては人権侵害ではないかという指摘もあり、(裁判では制度には合理性があるとされたものの)この義務は廃止されました。 外国人に対する一指の指紋登録だけでもこうなのですから、全国民の究極の個人情報である遺伝子情報の登録義務など、認められるはずはなく、また認められるべきでもないと考えます。そこまで「政府無謬説」「国家権力性善説」を信奉する日本国民はわずかでしょう。悪用されれば恐ろしいことになるからです。 それに、遺伝子情報を登録しても検挙に役立つのは直接の実行犯だけで、「スマホで指示」するような主犯の検挙には直接つながりにくいのではなかろうかと思います。ますます「トクリュウ」を蔓延させることになるのではないでしょうか。