おそらく人間はだれしも大なり小なり回避性パーソナリティ障害の傾向を持ち合わせていると思います。
だれしも自我の形成に伴って、「私」を守らなければならない、という潜在的な思いを抱くことになり、「私」というのは、「私の体、私の家族、私のお金、私の肩書き、私の性格、私の過去、私の何某、私の〇〇・・・」という風に、何かと自己同一化した「イメージ、思い込み」のことを普段「私」とよんでいます。
この自己同一化した対象が傷つけられるのではないか、という恐れが強ければ強いほど「障害」の程度も強くなります。
そうなると、自然と人に会うことや何かに挑戦したりすることが恐くなるでしょうし、結果として友達も作りにくくなるでしょう。
その傾向が日常生活に明らかな支障をもたらすほどになると、精神病理学的に「障害」という判断をされてしまうのかもしれません。
ご質問に対する回答としては、必ずしも賛成とは言えないです。
だからといって明らかに反対しているわけでもありません。
何事も人間ごときの浅はかな判断で白黒つけることは不可能です。
ただ、友達を作りにくいということには賛成します。