• ベストアンサー

スピーカーの入力電力にピンクノイズ表示が多い?

スピーカーの入力電力表示規定にはノイズ信号と正弦波信号の2種類がありますが、 ピンクノイズ表示が主流なのは高音ほど振幅が小さいからですか? https://www.jeita.or.jp/japanese/standard/book/RC-8124D_J/#target/page_no=7

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

<そうです。 音楽信号の音波 (電気信号ではない)、楽器音の音波はそれに近似していますので……。 Audio Speaker は Music Speaker、つまり楽音を音波に変換するためのものですので楽器等の発音体からの直接音に即した Power Spectre を持つ発音体として製作されています。 この Power Spectre は Octave 毎に Energy が等しいという定義から音圧上は高域に向かって -3dB/oct となる Pink Noise が用いられます。 購入したばかりに Speaker や Headphone のバリ (硬さ) を取る慣らしで FM Radio の Tuning を外すと得られる White Noise や White Noise から作った Gray Noise を再生する事はありますが、必要以上に長時間 Speaker を駆動させると振動板の表面を Coating で硬化させていない Full Range Speaker では高域ほど角が丸くなった音色になり、Aging、つまり鈍化 (劣化) します。……音圧が下がるわけではなく、Overshoot とか Edge が立ったという感じの音色が柔らかくなるもので、Soft Dome Tweeter は最初から Metal Dome Tweeter のような硬さのない音色感を持っていますね。 Pink Noise は楽器音の Octave Band Spectre に近似し、且つ Full Range Speaker Unit を壊しにくいという特性から好まれるのだろうと思います。……私は Break In に Gray Noise を使っちゃいますが(笑)。 一方、音波ではない、電気の波 (交流電気) を扱う機器 (Amplifier 等) は Power Spectre 密度が平坦な White Noise が用いられます。 これは、たとえば 100Hz〜200Hz の 100Hz 分と 200Hz〜300Hz の 100Hz 分との周波数差分毎の Energy が等しくなりますので楽音ではなく、測定器等のように電気信号として取り扱う機器では使い易い場面が多々出てきます。 電気信号でも楽器音でもない自然界の背景音は高域に向かって音圧上 -6dB/oct の Brownian Noise となり、まぁ窓の外から漏れ込んで来る生活雑音とか防波堤の向こう側の波の音とかですね。 自然界の背景雑音は心地良い事から睡眠を誘うと言うようですが、どうなんでしょう(^^;)。 あと、高域に向かって +3dB/oct で上昇する Blue Noise というものが Graphic Dithering ではよく用いられるもので、Dithering という点では DAC の LSB (Least Significant Bit) 補正にも用いられているようです……Brownian Noise Pattern の楽音を補正するには丁度良いのかも知れませんね。 Brownian Noise とは逆に不安感を誘う Gray Noise というのもあります……まぁ豪雨のような嵐の音ですね。 Loudness 補正 Curve みたいな極端なドンシャリ Curve ですので Full Range Speaker Unit の Break In には White Noise よりも使い易かったりします。 あと Red、Green、Black の Noise もあるようですが、定義が曖昧で Test 対象も限られているので、ちゃんと説明できません(^^;)。 素敵な Audio Life を(^_^)/

sirasak
質問者

お礼

質量が無くて周波数が関係ない電気の交流を扱うアンプ等は正弦波やホワイトノイズでも壊れないけど、 周波数ごと電力エネルギーが等しい正弦波やホワイトノイズでスピーカーの最大入力テストをすると高音ほど音圧振幅が大きくなってスピーカーユニットを壊すから周波数特性などの正弦波測定は1Wでするのだと思います。 入力電力測定では、空気質量を動かす高音ほど小さくなる音楽信号の音波はエネルギーが1/fのピンクノイズに近似するのでピンクノイズがユニットを壊さずに安全だから主流だと思います。 ピンクノイズカーブ説明でオクターブ毎にエネルギーが等しいというのはおかしいと思っています、バンド毎で見ても1本でも1/fで高音ほど低下しています。 f倍のブルーノイズBlueカーブに変換して音響のエネルギー特性を見ると電気のカーブがフラットに見えて分かりやすいです。 カラードノイズが色々あるけど基本は電気のホワイトと音響のピンクノイズのはずです。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%82%BA 質問で正しかったと思います、詳しい回答ありがとうございました。

関連するQ&A