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鮮明さ、ぼやけ
カメラで撮影した画像は、焦点が合ってなかったら、ぼやけたり、にじんだりしますが、その程度を数値で表現する方法は、ありませんでしょうか? 逆の言い方だと「鮮明さの尺度」ということになると思います。 いろんなカメラとレンズがあって、それぞれ「できるだけ」鮮明に映るように調整したとき、どれが一番鮮明か(現実に忠実な画像が取れているか)を調べたいのですが、どのようにしたら良いのでしょうか? また、そのようなことを調べる装置とか、仕組みはないものでしょうか? よろしくお願いします
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FFTを使ったMTF(OTF)の測定 ざーっとWEBをわたってみましたが、あまり参考になるようなページは見当たりませんでした。(光学関連のハンドブックや解説書には記載されていると思いますが。) 手元の書籍だと、「写真レンズの基礎と発展 (アサヒソノラマ刊)」に原理の説明が載っています。 ただし、実際に測定する場合には、 ・振動を抑えた光学ベンチ ・光学スリット ・スリットの移動機構 などが必要になるかと思います。 (なにせ、数ミクロンを相手にする測定になりますので) 解像力測定 写真撮影レンズの解像力に関するJIS規格(JIS B7174だったかな?)は既に廃止されていたように思います。関連する規格としては、JIS Z6008(マイクロ写真用解像力試験図表の・・)がありますが。 解像力測定の問題点 解像力測定で、測定チャートのコントラストが高いものを使った場合、解像力の測定値と実際に使ったときの鮮明さが一致しない場合があります。例えば、ソフトレンズは光が滲んで鮮明感はありませんが、解像力はかなり高い数値を示したりします。 また、撮影レンズで解像力を測る場合には、チャートを撮影したフィルムを現像して解像しているか否かを判断することになるかと思いますが、そのとき使うフィルム自体の解像力が問題になってきます。(レンズより充分高い解像力をもつフィルムが必要)。
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- Beginner-1
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「解像度」と言う言葉、最近聞きませんね。確かに鮮明に写るに越した事は無いのですが、新聞紙を写してどれだけ文字が読めるか、なんてテストは余り意味が無いですからね。昔高名な写真家の方が「日本のレンズは丸いものが丸く写らない」とおっしゃってました。一般の方が鮮明な写真を望まれるなら 1手ブレを防ぐ 2ズームレンズは使用しないで単体レンズを使う でいいと思います。特にズームレンズは有名メーカーの物でも安くてズーム比の高い商品は、ネガを見ただけでもひどさが分かります。(レンズ付きフィルムのほうがましな時もある!) 答えとしては「余り意味がありません」 しいてするなら、新聞紙を同じ条件で写せばいいと思います。(丈夫な3脚は必ず使ってください)
お礼
>新聞紙を同じ条件で写せば それで定量化できればいいのですが・・・・ 「すんごくきれい」、「とてもよい」、「まぁまぁ」、「いまいち」、「ぜんぜんダメ」・・・ですませちゃおうかなぁ・・・なんて(笑) ご回答ありがとうございました。
- 大明神(@bathbadya)
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MTFだったかどうだか記憶にはありませんが、 焦点距離の10倍の距離から撮影して、チャート上の1インチ当たりに記した線のどのくらい細かいところまで写るかという解像度のテストがあったと思います。確かJIS規格。CAPAと言う雑誌ではこの指標で以前は評価していました(最近はあいにくわかりませんが)。 が、条件として「無限遠からオートフォーカスであわせた時」などが付いていましたのであくまでも参考となります。 >どれが一番鮮明か →残念ながら同じメーカで同じ商品のレンズでも出来が違うと思います。昔のレンズに比べ最近のレンズは「ズーム」「AF」「低価格」のあおりを受けているのでしょうかピンの甘いレンズばかりに感じます。 ちまたではレンズの規格があり、昔はその規格の中でさらに出来のよいものを出荷していたが、最近は規格ぎりぎりの商品でも出荷しているとかなんとか。って話を聞いたこともあります。
お礼
>細かいところまで写るかという解像度のテスト >確かJIS規格。 ありがとうございます。さっそく調べてみようと思います。 >チャート これも調べて、レーザプリンタで作るのがいいかどうか・・・ ちゃんとしたものが売っていれば、手に入れようと思っています。 >ピンの甘いレンズばかりに感じます。 きっと、おっしゃるとおりなんだと思います。 人間の目(特にプロ、マニアの目)というのは、本当にすごいもんだと思います。 >規格ぎりぎりの商品でも出荷 ケータイにまで高解像度デジカメがつく時代だから、良いものを出してほしいです。 でも、いいものを適正な価格で存在させるには、買う側もそれなりのお金を払わなくてはなりませんね。 なんだか、考えさせられました。 ためになりました、ご回答ありがとうございました。
- foobar
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被写体のコントラスト(濃淡)をどれだけ伝えられるか、という指標にMTF(Moderated Transfer Function だったかな?)というのがあります。 (類似のものに、OTF(Optical Transfer Function)と言うものも有ります) で、画像(縞模様)のピッチを細かくしていって、どれだけ高い周波数(細かいピッチ)まで鮮明に写すか(MTFが高い数値を維持するか)、あるいは特定の周波数でどれだけMTFが高い数値を示すかを見れば、鮮明さの指標になるかと思います。 実際MTFを測定するには、いちいちピッチの異なる被写体を写してコントラストを測るのは大変なので、点光源(やエッジのついた線光源)を映して、その像(点像)をFFTして周波数特性に変換する ということが行われているようです。
お礼
MTF、OTFを検索してみると、No.1の方が教えてくださったNikon以外にもいろいろ見ました。 このようなデータを取るためには、 >画像(縞模様)のピッチ が、よほど正確でなくてはいけないようですね。 その点 >点光源(やエッジのついた線光源)を映して、その像(点像)をFFT この方法が、メリットありそうなんですが、Google検索では見つけられませんでした。 実際にやってみようと思ってますので、もし良かったら、なにか手がかり、お教えください。(あつかましくてすいません。) ご回答ありがとうございました。
- camera_oyaji
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MTF曲線が参考になると思います。 詳細は参考URLから →カメラ・デジタルカメラ・フィルムスキャナ →製品情報 →レンズ →オートフォーカスニッコールレンズ で個々のレンズの紹介を見てください。 MTFの解説も記載されています。
お礼
「MTF性能曲線図」、「MTF曲線とは」を見ました。 「なるほど、こういうことか」と目から鱗。 検索してみると、「コントラスト」の数値化もわかり、大変ためになりました。 ご回答ありがとうございます
お礼
ありがとうございます! 関連の書籍などがない状況なので、インターネット検索とご回答がたよりです。 >「写真レンズの基礎と発展 (アサヒソノラマ刊)」 >JIS Z6008(マイクロ写真用解像力試験図表の・・) および >JIS規格(JIS B7174だったかな?) 早速調べてみようと思います。 >測定チャート は、大日本印刷にありそうなので手にいれようとしています。 (せっかくですので、結果は後日・・・) 取り急ぎお礼まで・・ ありがとうございました。