オーソドックスなものになりますが、私が薦めるのは
「旺文社『英検準1級 文で覚える単熟語』」です。
英検準1級レベルになると、この単熟語が試験に出るかもしれないと予想して準備する段階ではなく、高校卒業程度で修得することになっている単熟語はもう使いこなせていて、それよりももう少し難易度の高い文脈で使われる単語を習っている必要があります。
単熟語をやみくもに丸暗記することは不効率で、しっかりと単語や熟語の意味がわかって応用的に使えるようにしておくことが必要です。
そのためには、この単熟語練習の本は例文が添えてあるので、その例文をまるごと暗唱して覚えたり日本語を見ながら英語で書き出したりできるようにする練習に使うことができます。単熟語の暗記だけではなく、文章の中でその単熟語がどのように使われるかについても習うことができます。一度本屋さんなどで手に取ってみて、自分に合いそうかどうか確認してみることをおすすめします。
英語の単熟語を習うコツは、
・単熟語単体ではなく、短くてもよいので必ず文章の中で覚える。
・英語は音声言語なので、読んでいる時も書いている時も、必ずブツブツとあたかも自分が発話しているような気持ちで口で声に出して暗唱する。
この2つです。わからない単熟語や文法的に不明なところがあれば、そのままにせずにすぐに調べたり周りの人に教えてもらったりして解決していきます。
準1級レベルでは、ライティングやスピーキングなどのアウトプットができないと合格できませんので、長文を読んだり英語の動画を見たりしながら、日常会話や簡単な時事テーマなどで大量の英語にふれることが大事です。
英検準1級に合格することだけではなく、高校生程度の人が日常でするような会話や社会的な内容のレベルで英語を使うことができることを目指して練習すれば、準1級は合格できます。