個人的な感覚ですが、「りあん」「ゆうの」どちらもキラキラネームの類いに見えます。
まずどっちも人名としての漢字が想像しにくく、音に日本人が好み憧れる西ヨーロッパ言語に近い響きがあります。(たとえばフランス語にはリアンlienで絆とかそういう意味がある単語があります)
でもそういう言語圏で長年使われてきた名前でもない。(ただし探せばリアン・誰それは確実にいるはずです)
これがまた、「なんかその辺のパチモン西洋が舞台な安っぽいゲームかなろうのキャラクタ―に『日本人がいっしょけんめい考えた西洋っぽい名前』としてつけられてそう」感を醸し出している、
「ゆうの」はたぶんキャバ嬢・風俗嬢にたくさんいる名前なんだろうなと想像がつくのがキツイ、
などからキラキラネームという印象を受けます。
大変辛辣ないい方になるとは思うのですが、
日本に生まれ育ちながら、その環境から受けた教養が皆無な人が親になってつけるような名前、
それをキラキラネームというと思うんですね。
命名として子への願いが籠っているというよりも、人として幼稚さや浅慮さを先に感じてしまう名づけ、それをキラキラネームと呼ぶというと個人的に考えています。
「りあん」「ゆうの」はどちらもそれに該当します。
これで漢字に何か深い意味があるならまだかなり印象も変わると思いますので、漢字次第でしょうか。
ただ、もう少し言いたいのですが、キラキラネームって別に完全に悪いだけのものでもないと思いますよ。
いつの時代も、新しい響きの音の名前というのは作られていて、それが今の「普通の名前」になっているんですから。
「〇〇子」は150年前には華族のお嬢様だけだったはずです。庶民もそれに憧れて娘に「〇〇子」をつけだしたのはその少し後、「女性の二人に一人が〇〇子」になるのは戦後のあたりです。でも今はまた「〇〇子」は下火ですよね。
それに今は「とめ」「すゑ」「たか」みたいな名前も見かけません。
たとえば、国際化の時代に向けて英語やスペイン語話者にも発音しやすいように、といった意図で「ゆ」や「り」が多い名前をつける親もいます。そうやって英語でも日本語でも通じる名前だと「ゆうり」とかになるんですよね。
だから、名前が変わっていくのは当たり前のことだし、それをいちいち咎めるような意識は私はないです。
ただ、「りあん」「ゆうの」は、音の響きだけからいえば、親の願いや意図がよくわからないのでミーハーさだけ先立って感じます。
だからキラキラネームだと感じると回答しました。