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男性型不妊と膣外射精
男性型不妊の精液検査は、精子数、奇形率、運動率などをみます。 精子数ですが、正常が6000万/ml以上です。乏精子症は2000万/ml以下です。一回の射精で3mlの精液が出ます。 そこで質問です。 正常の男性が膣内で射精したら1億8000万個の精子が膣内に入りますね。もし、精子が1000万/mlの乏精子症の人が膣内射精をしたら3000万個です。もし、奇形率が50%あったとしたら正常精子は1500万個です。(奇形率の正常は15%以下) ここで、正常の男性が膣外射精したとします。こんなに残るとは思えないですが、膣内に精子が1%残ったとします。すると180万個です。これは仮に考えた乏精子症の 人の8分の1もありません。 「膣外射精でも妊娠する」というのは周知の事実です。が、精子数は、乏精子症の人が膣内射精するよりもはるかに少ないです。 「膣外射精での避妊は気休めにしかならない」とも聞きますが、「乏精子症は男性型不妊の原因になる」とも聞きます。これらは、私には矛盾しているように思えます。もし矛盾していないなら、どなたかそのわけを教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
ご質問の前提に、2つの誤解があります。 ************************************************ 誤解その1: 乏精子症の人は絶対に妊娠しないと考えていませんか? それは誤解です。 乏精子症であっても妊娠させることは可能です。 ただ、その確率が、 正常の人と比べて明らかに低くなるだけです。 誤解その2: 膣外射精は膣内射精と同じレベルで妊娠すると考えていませんか? それは誤解です。 膣外射精でも妊娠することはあります。 しかし、膣内で射精した場合に比べれば、 その確率は低くなります。 ************************************************* そして、これらの誤解があるため、 実際には矛盾していないことを 「矛盾している」と感じてしまっているのです。 次のように記述しても、矛盾を感じますか? 「膣外射精は避妊としては役に立たない」 「乏精子症だと妊娠しにくい」 いかがでしょう? これらの事実に矛盾はありますか? 膣外射精が「避妊」として行われるなら、 これは「避妊」にはなりません。 なぜなら、 膣内で射精する場合に比べると確率は低いものの、 妊娠させる可能性があるからです。 避妊とは妊娠させたくないがための行動ですから、 万が一にも妊娠させてしまったら困るのです。 そう考えると、 低いながらも妊娠させる確率が生じてしまう膣外射精は、 避妊法としては失格となります。 つまり膣外射精は、 「絶対に妊娠させたくない」ならばやってはいけない方法なのです。 ですが、現実には、 膣外射精によって妊娠するカップルはたくさんいて、 こういった事例が「避妊の失敗例」としてクローズアップされます。 そのため、 ネットなどで避妊に関する知識として述べる場合には、 「膣外射精は避妊にならない」という表現になるのです。 一方、乏精子症は男性不妊の原因の一つであり、 「妊娠させたいのにさせられない」ことが問題となります。 そのため、 「妊娠させられる確率が低い」ことに注目が集まりますが、 実際には絶対に妊娠させられないわけではなく、 確率は低いながらも、妊娠させることは出来ます。 しかし、子供が欲しい人々にとっては、 妊娠させられる確率が人よりも低いことは大問題ですから、 「妊娠させにくい」ことがクローズアップされているのです。 そのため、男性不妊に関する知識としては、 「乏精子症は男性不妊の原因となる」と表現されるのです。 いかがでしょう?お分かりいただけましたか? 膣内に入る精子の数や、実際の妊娠の確率は、 この際、問題ではありません。 本当に問題になるのは、 膣外射精は「妊娠させたくないのに妊娠させてしまう」という事実。 そして、 乏精子症は「妊娠させたいのに妊娠させにくい」という事実。 これらをどのように解釈するか、それが大切なのです。 数字に振り回されてはいけない、ということですね。
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- 004llled
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こんにちは 確率と気持ちの問題ではないでしょうか。 絶対ほしくない2人が膣外射精でできてしまった時の感想と本当にほしい二人ががんばってもできなかった時の感想でそのように言われているのではないでしょうか。 できてしまえばそれが二人にとっては100%ですから、1組のカップルが膣外射精でも出来てしまえば、やっぱ気休めだったねとなりますし、乏精子症の男女ががんばっても出来なければやっぱり原因は・・・となります。 どちらも最悪の結果が表現されて比較されていますので矛盾にみえますね。
お礼
ありがとうございます。 シンプルにまとめられてわかりやすいです。
- shachinokokoro
- ベストアンサー率21% (3/14)
質問者様の質問の意味はわかりました。 膣内に残る精子数を考えたら、男性型不妊の方より、膣外射精での精子数の方が少ないと思われるという事ですよね?それ故、妊娠する確率が膣外射精の方が低くなるという話なのでしょう。 専門家ではないので予想の範囲なのですが…。 ここで話に出している、精子数というのは「精子濃度」ですよね?それ以外にも「精子生存率」「精子運動率」というものが有り、精子濃度≠精子数とはなっていないのでしょう。それが質問者様の「矛盾と思っている事」にあたるのではないでしょうか。つまり、「精子濃度」ではなくて、「精子生存率」「精子運動率」によるのが不妊の大きな原因だと思うのです。だから、何ml膣内に残ったと言うことより、生存率や運動率が重要なことなのだと思います。それ故、量が少なくても、元気な精子があれば妊娠するということなのだと思います。あとは、確率は確率であって例え1%でも運がよければ妊娠はできるという事に尽きるのでしょう。 最後に、1つ気になったので・・・「男性型不妊」というのは「乏精子症」のみの事をいってるのでしょか?男性の不妊原因は他にも主に「精子無力症」「無精子症」などがあたると思うのですがそれは今回は考えていないのでしょうか?まあ、これらの症状をあわせれば、もっと男性型不妊の方が確率的には低くなりそうですが。
お礼
ありがとうございます。 >つまり、「精子濃度」ではなくて、「精子生存率」「精子運動率」によるのが不妊の大きな原因だと思うのです。 私もそう考えました。しかし、だったらなぜ精子数を検査するのでしょう?しかも、「男性型不妊症」の人に「乏精子症」の人は明らかに多いんです。 やっぱりたまたま「膣外射精」で妊娠した人がクローズアップされてるんでしょうね!絶対数が多ければ、ちらほらでてきそうですもんね。
- yotti
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矛盾と言われるところは膣外射精で妊娠する可能性と乏精子症の男性型不妊のかたが膣内射精で妊娠するのとなぜ大きく違うのか(後者が)妊娠できないかということでよろしいのでしょうか? 膣内射精で何人の方が妊娠したか(統計が無いと思いますが)ですが反対に乏精子症は男性型不妊のかたたちが妊娠させられないという統計はかなりあると思います 産婦人科など行けば意外と有るのかもしれませんが あくまで平均の確率で有るはずです 精子の数が少ないのにも上下限はあるはずです 当然膣外射精のかたの膣内の精子の数も同じでしょうそのことが矛盾とかなにかと思うのは妙な感じもしますが 人間はあまりに数字に固執しすぎです、何でもデーターがどうのこうのっていうのは良くないと思います 私の経験上幾ら産婦人科でいろんな処置をしてもらってもいくらこれが良いと言われても、まったく効果がないってことありました ですがなにげにあきらめたときいきなり新しい生を受けたとき 世の中誰がどんな統計をとろうとも確実という言葉は紙の上の中学生が習う数学ぐらいな物だと思います そのことは世の中の方のほとんどがそれとなくわかっていると思いますよ それを答えは一つしか無いように思うのは余りよいとは思えません なんか自分たちのことがおかしな経験が変に思える質問に感じたので書かさせて頂きました 気分を害しましたらすいません
お礼
ありがとうございます。 医学を勉強していて、疑問に思ったものですから… 確かに医者は確率でものを見すぎかもしれません。早期胃がんで亡くなる人もいれば、肺がんでも根治する人もいますもんね。
お礼
ありがとうございます。 誤解1,2はまったくなかったのですが、「クローズアップ」の話は理解できました。ただ、「膣外で妊娠した」という話をあまりにもたくさん聞くので疑問に思いました。「膣外射精」している絶対数が多いのでしょう。…また、数字のことを言ってしまいましたね…すみません