スカート男子などは女装の一種になりますか?
とあるサイトで、原宿などでスカート男子が増加云々という情報を目にしました。
興味があったので、大雑把にそのサイトを見てみたところ、そのような写真がいくつか出ていて、コラムやコメントがついてました。
その中で「なんだかんだ言ってスカートは日本では女性が穿くものだから女装と変わらない」「『スカート男子』等という真新しそうな呼び名は付けているが、女装ではないのか」という意見を見かけました。
かと思うと、所謂最初から「女装」として写真を出している女装子の人がやっているのとは、少なくともそこのサイトで配信されている物は、全く似て似つかない物に見えました。
勿論、スカート男子、メンズスカート、を名乗っていても、女装に類似する事をしているサイトをよそで見た事はありますが、そればかりではなく色々ある様です。
実際どうなのでしょうか?
当方も、そういうサイトを見るぐらいだから、元々そういったファッションには興味があった、というかそんな物が騒がれる前から手は出していたのですが、所謂元々から「女装」としてやっている物とは似ても似つかない物をしているとは思います。
服飾文化の本とか、ネットの情報とかを参照してみたところ、本来、男女兼用だったり男性用だったりする服が、訳あって実質女性用になっている物はいとまない状況です。
スカートも巻き衣というくくりで扱えば、スコットランドのキルトを始めとして、男子用の民族衣装としては珍しくもなんともありません。
ワンピース(チュニック)だって、古代~中世のヨーロッパの民族衣装としては男性用を含め極当たり前の物です。
レオタードだって、最初に着た人はフランスの曲芸師の男性であり、現在でも男子体操の選手や一部のプロレスラーの人が着ているコスチュームは、素材や形状から言うとレオタードの一種だと看做して間違いないと思います。
むしろ、プロレスラーなんて筋肉隆々で大柄な体型をしており、おおよそ女性的からはほど遠い物ですが、そういったレオタードの様なコスチュームが似合っていますし、違和感がありません。
セーラー服は元々船乗りの制服が元になっている為、これも元々は男性用の衣服です。
ホットパンツ(短いショートパンツ)も、昔は男の子が穿くものだったというイメージが強いのですが、いつの間にか女性用の服になってしまいました。
だからそういった物を参考にして着れば、女性的なメイクをしたり色々な事をしなくても、十分に着こなすことは可能だと思いますし、当方も実践しているものが沢山あります。
チュニックなどはシンプルなノースリーブやショートスリーブの物なら、型紙無しでもちょっと練習すれば半日ぐらいでポンポンと簡単に作れるものなのでミシンで自分で作って着たりもしています。
ホットパンツも、ボーイッシュなイメージや「永遠の少年」に憧れる所があるので、ハイソックスにデニムのホットパンツの様な着合わせで、一昔前の男の子みたいな着こなしをしています。
さすがに、ホットパンツやチュニックを生足で着る時は、すね毛ぼーぼーだと見た目的に自分でも気に入らないので、すね毛は市販の脱毛機を用いて処理していますが、ウィッグを付けるとか女性的なメイクをするなどはやっていません。
早い話、女性に見られようとか、女性用の服だから着ようとかそういう考えではなく、どちらかというと着たい服がなぜか女性が着る事が多かった、という状況です。
自分はそういう感じでスカート男子の類い(訳あって女性用になってしまった服を男子で着ようとする人)の一人になっています。
少し質問の本筋から逸れて済みませんが、質問を再度まとめます。
スカート男子や上述の様なファッションを男子がやることは、女装の一種となりますか?
現在自分の中で女装の定義という物が色々に考えられて頭の中でグルグルしています。
単に、女になろうとするのが女装なのか、それとも上述の様に訳あって女ばかりが使っているアイテムを何がしらの形で男が使おうとするのが女装なのか、それともスカート男子などの一部だけが女装で、一部は女装でないのか、色々に思えてしまいます。
「スカートを男が穿く時点で女装」という人もいる一方で、「女装」としてスカートを穿いたりその他アイテムを着用している人は、原則的にメイクをしたり、女性的なファッションでまとめたりしている人が多いしで、単にスカートなどを着用して満足している様にも見えず、どこにボーダーがあるのか分かりません。
幾度となく考えたのですが、全くまとまらないので、フラストレーションがたまっています。
スカート男子などのファッションは女装というファッションの1カテゴリですか?
それとも、別のカテゴリに属する物ですか?
考えがまとまらず、困っています。
補足
或いはランウェイモデルである。