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デジ1とフィルム1眼 最良の条件で比べればどっちが高画質でしょう
デジ1とフィルム1眼 最良の条件で比べればどっちが高画質でしょう。 コンピュータ支援が容易・長時間露光に強い・手ぶれ補正・一旦撮影すれば情報伝達過程で情報が劣化しないと、普通の使用ではデジ1のほうが使いやすさも写真品質も圧倒しているのはわかります。 しかし、大規模電気店「××カメラ」に行くたびに聞くのですが、「低感度フィルムを使う限りフィルムカメラが上」「ネガプリントする場合は差はないが、ポジなら比べ物にならない」と、店員からデジ1の方が高画質であるという意見を耳にすることはありません。デジ1売場に行ってもそうです。確かに写真誌にはデジ1のほうが圧倒すると書いてあります(時には4×5よりも上!)。しかし店員があれほど口をそろえていうため、オーディオ誌と同じで広告雑誌なのだからそんな記事など信用してはダメ?ということまで考えてしまいます。 なお、一説に普通の中感度フィルムを適正露光すれば、粒子サイズから考えて135サイズで3-4千万画素程度の画質になると聞きます。フィルム解像度から考えてもその意見は正しいようにも思います。(エクターフィルムのような高品質フィルム=粒子直径は並の半分強=や低感度フィルム=感度が1/4になれば粒子直径は半分になる=の場合は、さらに高画質になります。) ぼくは現在は暴落しているコンタックスレンズの中古をあさっていますが、デジ1への移行もにらんでいます。(コンパクトデジ1は最近購入した) 135サイズに限れば最良の条件で比較すればどちらがどれだけいいのでしょうか。
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>135サイズに限れば最良の条件で比較すればどちらがどれだけいいのでしょうか。 一般の人には比較自体に意味がないと思います。 だってそうでしょう。一般人は出入りのプロ向け現像所に「ああしろ、こう焼け」と指示する事はできないわけで、カメラやフィルム以外の部分での「最良の条件」を用意できません。自分でできるのは撮影までなわけですから、一般人にとっては 「写真誌にはデジ1のほうが圧倒すると書いてあります」 となるわけです。 それに用途も利用法もまったく違います。フィルム一眼がどれほど高画質でも、そのままではスライドショーもWEBへの公開もできませんし、テレビで見たりデータを持ち歩いて見せて回る事もできません。パソコンで好きに編集してネットでフォトブックを注文、などということもできません。一般人はもちろんプロであっても現像やフィルムコストは無視できません。 私は仕事柄商品撮影などでフィルム一眼とデジタル一眼を使ってきましたが、一般人には用意できる環境が違い過ぎますし、用途も違うのですからまったく別のものと考えるべきで、画質のみを比較する意義を感じません。
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- nx650
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比較は難しいですね。”画質”を何に求めるかでも変わってくると思いますので。 画素数だけでいえば、高級一眼が上かもしれませんが、フィルムはランダムに重なった画素ですから、数値では表せない立体感と自然さがあります。レンズによる差もあると思います。最近のデジタルは安物高倍率ズーム付で買われることが多いですし。 利便性では圧倒的にデジタルでしょうね。高倍率ズームの白けた写真が、簡単な加工で見違えるようになりますし、確認しながら何枚でも撮れるデジタルは本当に便利です。 しかし、フィルムで、1枚のシャッターに込める、息を飲むあの気持ちと緊張感には換えがたいものがありますね。 ”趣味性”となるとデジタルはフィルムにまったくおよばないと思います。 レンズ、カメラ、フィルター、フィルム、現像液、印画紙、等等その選択肢の多さと、扱うことの難しさ。楽しさ。想い。性能の低い古いカメラで撮る喜びなど、デジタルでは考えられません。 時々、自分で現像したいためにモノクロを撮ることがあります。ちゃんと写っているだろうか?リールからフィルムを引き出すときのドキドキ感。今は紙焼きまではしていないのですが、初めて暗室で、印画紙から画が浮かび上がって来るのを見たときのことは忘れられません。写真を画にするための、たくさんの工程と物たち。 問題は、時代の流れでしょうか。田舎では、自身でミニラボを構えるような融通の利く町の写真屋さんは無くなってしまいました。 「焼きこれでどうかな?」「もうちょっとこのあたり明るくできる?」「色飛んじゃってもいい?」 それができるウチは、フィルムを楽しまれたらいかがでしょうか。 その頃には、もっと良いデジタルが出ていると思います。
補足
みなさま。回答が遅れて申し訳ありませんでした。実は実験していました。 1)うちの6400dpiのスキャナで最高のシャープネスを実現したフィルムを各解像度でスキャン、ピクセル等倍に伸ばしてボケが分かる限度……4800dpi 2)同じフィルムを横幅110cmに投影し、ボケが分かリ始める距離……35cm(両眼とも視力1.0です)、計算するとディスプレイ上に255cmで投影したのと同じ情報量となり、6400dpiのスキャンサイズと合致します。 すなわち最高の条件でのフィルムは、ボケが分かるという限度を示すローコントラスト試験で、スキャン像でも3000万画素相当程度。投影象なら5-6000万画素相当程度は実現できています。何とか見えるという基準のハイコントラスト試験ならこの4倍はでるでしょう。 さらに、解像度ミリ1000-2500本を誇るモノクロフィルムもあります。これは計算上最大200億画素程度となります。 (しかもデジカメは、RGB合わせて公称画素数と称しているので、情報量は公称画素数と比較しGは1/2、RBは1/4しかありません。ごまかすために相当高度な技を使っているようです。) 以上から最上の条件では、まだまだフィルムで十分だと思います。 ただし現実性を入れると話は別です。これらはいずれも低感度フィルム(カラーは25、モノクロは6)と使いにくいうえ、手ぶれ補正もありません。といって感度を4倍にすればノイズ(粒状)は径二倍になると、急速に低画質化します。 使いやすさ、すなわちどのように撮っても決して失敗できないという意味では、デジが圧勝していると思います。
- hayasi456
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解像度はプリントでどこまで引き伸ばすかです。低感度フィルムを使っても全倍などにしないと解らないのでは? 数年前、線路越しにホームから見る駅張りのポスターは100dpiぐらいだと聞きました。 写真ほどの解像度の絵画は描けないでしょうしその必要も無いでしょう。 ISO1600などを使用した場合はノイズリダクションのしっかりしたデジタルの方が上かも知れません。 問題は諧調表現のようです。 ダイナミックレンジ http://www.pit-japan.com/ws30/d_range01.html ラティチュード http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89 リバーサルフィルムの場合はフィルムには写っているがリバーサル用ペーパーのラティチュードが狭い為表現しきれないようです。 デジタルシステムでネガ用ペーパーにプリントすることにより解決できるようになったのですが、リバーサル派はこれはリバーサルのプリントではないと今までのメリハリのあるプリントを希望される方もいるようです。 ある写真店の店主が「ニコンDX3はもうフィルムと変わらない奥行きのある写真が撮れる使いたいけど90万ぐらいするんだ。」と言っていました。 http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d3x/index.htm 今までのデジ1では奥行きの無い質感が乏しい平面的な写真しか撮れないそうです。 芸術家は表現の為に土や顔料を探したりするようです。 絵画のように写真も芸術的表現の一つと考えれば作者が表現したい内容に合った道具を使えばよいのでデジ1もその領域にはあるようです。 コンタックスレンズの良さを表現できるデジ1があるといいですね。 答えになっていないかな? ごめんなさい。
お礼
最近たんまり実験をしていました。その結果は次点の方に実験結果をを書いておきました。絶対的な解像度や情報量ではフィルムとは比較になりません。 ただ、デジは決して落第の写真は撮れないですよね。どのカットも三脚を立てたようにシャープで。露出もばっちり。色の純度も高い。(ハデハデ硬調で蒸留水の味わいと悪口を言っていますけど、きれいでシャープなのはいいですよね。) それにフィルムはちょっとボケる伸ばし率が低いのに、デジはジャギーが出るぎりぎりまでシャープ。この差も大きいです。もともとCCDは公称画素数に対し、G色で1/2、RB色で1/4しか情報量はないのですが、補完の部分で現実以上にきれいにシャープに見せているんでしょうね。
- bardfish
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最高の条件ではなく最良の条件です良いんですか? 「最良」と条件が付くと普段の運用を含めて考えないと非現実的な手順や金額の機材で考えてもそれが用意できなければ意味ありませんよね。 フィルムにはフィルムの、デジタルにはデジタルの良いところがあります。双方の良いところを理解した上で両方を併用して運用するのが「最良」です。 私は135と645のフィルムカメラとデジタル一眼を持っていますがもっぱらデジタル一眼を使用しています。スポーツイベントなどでは1日で3千枚撮影したりしますからね。フィルムだとフィルム交換でチャンスを逃す事もあるしフィルム代・現像代で顔が青くなります(笑) ボディだけで高級望遠ズームが2~3本買える機種を使用して2年くらいになりますがフィルム代/現像代を考えるともうそろそろ元を取れるくらい撮影しています。 撮影用途や運用、自分の腕まで含めて考えなくては絵に描いた餅です。 それからレンズについてはデジタル時代になってから発売されたレンズの方が高画質だったりします。フィルムでは満悦至極だったレンズがデジタルではガッカリな結果になったりします。
- Us-Timoo
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「最良の条件で」ということならフィルムのほうが 明らかに解像度も滑らかさもダントツ上です。 ただ、フィルムはデジタルと違い、写真になる間に 「人の手」という不確定要素が入り込む余地があるため アマチュアの個人でできる範囲のことでフィルムの性能を 100%引き出すには、相当の注意やこだわりが必要です。 つまり、撮影・現像・プリント・デジタル化のどの段階でも 安物やそれなりのことしかしていなければ、それなりにしか なりませんが、お金と手間をかければ、最高のものが出来上がります。 デジタルは、処理途中で人の手がはいる要素が少ないので 手軽にある程度の高画質が楽しめるという利点はありますが 根本の性能を機械(カメラ・パソコン)などのスペックや能力に 100%依存しますので、ハードウェアをケチるとそれ以上のものは その機械からは得ることはできません。 この違いを十分に理解したうえで、デジタルとフィルムの 使い分けなり、乗り換えなりを検討されたほうがいいと思います。
お礼
ありがとうございます 回答が遅れて申し訳ありませんでした。実は実験していました。サンプルはコダクローム25解像度は260本以上のゾナー85開放で撮影中型三脚をたてています。(コダクローム25は感光層が薄く、ベルビアをしのぐシャープネスと締りを得られました。ベルビアの伸ばし限界は全紙ですがコダクローム25は全倍OKです。) 1)うちの6400dpiのフィルムを各解像度でスキャン、ピクセル等倍に伸ばしてボケが分かる限度……4800dpi 2)同じフィルムを横幅110cmに投影し、ボケが分かリ始める距離……35cm(両眼とも視力1.0です)、計算するとディスプレイ上に255cmで投影したのと同じ情報量となり、6400dpiのスキャンサイズと合致します。 すなわち最高の条件でのフィルムは、ボケが分かるという限度を示すローコントラスト試験で、スキャン像でも3000万画素相当程度。投影象なら5-6000万画素相当程度は実現できています。何とか見えるという基準のハイコントラスト試験ならこの4倍はでるでしょう。 さらに、解像度ミリ1000-2500本を誇るモノクロフィルムもあります。これは計算上最大200億画素程度となります。 (しかもデジカメは、RGB合わせて公称画素数と称しているので、情報量は公称画素数と比較しGは1/2、RBは1/4しかありません。ごまかすために相当高度な技を使っているようです。) 以上から最上の条件では、まだまだフィルムで十分だと思います。 ただし現実性を入れると話は別です。これらはいずれも低感度フィルム(カラーは25、モノクロは6)と使いにくいうえ、手ぶれ補正もありません。といって感度を4倍にすればノイズ(粒状)は径二倍になると、急速に低画質化します。 使いやすさ、すなわちどのように撮っても決して失敗できないという意味では、デジが圧勝していると思います。
お礼
ありがとうございます。 >一般の人には比較自体に意味がないと思います。 出力に関してひとつだけ容易な方法があります。フィルム情報をほぼ取り出せる投影・透過象を使用することです。紙や他のメディアに比べて圧倒的な画質を体感することができます。投影象を見る限りアナログに不満を感じることはありません。(日本は印画紙が発達しましたが、欧米での写真鑑賞は投影象のほうが主流だそうです。) 質問は主として撮影条件に関してなのですが、プロがデジ1を採用するのはわかります。プロとは可能な限りぎりぎりの高水準をもとめる者のでなく必要水準を満たす品質の作品をできるだけ低いコストで生産する者たちのことですから。 それは趣味の写真、たとえばぼくみたいなコンタックスユーザや大判マニアとは逆のあり方です。彼らはいかに重かろうと、いかに失敗が多かろうと、ただ一枚の写真をもとめて、数台のボディと三却(時には大小2本の三脚)、たくさんの単焦点レンズにフィルタに露出計まで持ち歩いている者たちですから。(荷物が多いのでうんざり・カメラ+ズームで水準の写真が撮れるデジ1はうらやましい)