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なぜ水上ビルは駅前に建てられなかったのか?水上ビルの建て替えができないのはなぜ?
- 水上ビルは戦後の駅前の闇市から始まり、駅前開発後に共同店舗ビルとして移転しました。しかし、駅前に用地がなく、用水路の上に建てられました。
- 水上ビルの建て替えができない理由は、現代の建築基準法に照らし合わせると、用水路の上に建てられたためです。建築基準法では、用水路の上に建物を建てることは認められていません。
- 一方で、都営浅草線は隅田川の上を通っていますが、新型車両導入のために工事が行われました。これにより、水上ビルの改修工事も可能なのではないかと思われます。建築基準法の規定により、用水路の上に建物が建てられないのはなぜなのか、詳細な規定が定められています。
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>なぜ駅前に用地がなかったのでしょうか? >何かが建っていたからでしょうか? >それらの移転はできなかったのでしょうか? 地主(土地の持ち主)が「お前らには売らん」とか「お前らに土地は貸さん」と言えば、それまでです(地主が本当にそう言ったかは判りません。当方の推測です) 広大な空き地があっても、地主が「お前らには使わせない」と言ったら「用地が無い」と言う事になります。 だから、何か別の物が建っていた訳でもないし、移転できない何かが建っていた訳でもありません。 単に「地主が売ってくれなかったか、使用させてくれなかっただけ」です。 >それの何がいけないんですか? >何がどうダメで、建て替えができないんですか? 建築基準法で「建築可能な場所や土地の広さ」が規定されていますし、河川法では「河川区域やその周辺に建築する場合は河川管理者の許可が必要」としています。 建築基準法の改正前なら「川の上に建てても合法」でした(建築当時に合法だったからこそ、建築許可が出たと思われます。ただし「新築時から許可を受けてない違法建築」だった可能性もあります) しかし、法改正されて「今建ってる場所は、建築物が新しく建てられない」ので建て直し出来なくなりました。 >じゃあ都営浅草線はどうなんですか? >隅田川の上を通っていますよね? 川の上の線路は、建築基準法の「建築物」に該当しません。 また、川の上の駅も、建築基準法の「建築物」に該当しません。 建築基準法で規制されるのは「建築物だけ」ですから「建築物ではない物」は建てても工事しても大丈夫なのです。 >①水上ビル移転に際し、なぜ、駅前に用地がなかったのか? 地主が貸すのも売るのも嫌がったからだろうと思われます(地主が本当にそう言ったかは判りません。当方の推測です) 元が「闇市」などのような、反社会勢力と関りがありそうな者達に土地を使わせたり売ったりするのを、地主が拒否したのでしょう(繰り返しますが、当方の推測です) >移転とか明け渡しとか、水上ビルが駅前に移転してくるために土地を譲ることはできなかったのか? 地主が拒否すれば、移転も明け渡しも土地を譲るのも無理です(地主が拒否したかどうかは、当方の推測です) >②現在の建築基準法に照らし合わせると、水上ビルの建て替えはできないらしいが、隅田川の上を通している都営浅草線が、新型車両導入のために何らかの工事をしたはずなので、用水路の上に建っている水上ビルだって、改修工事が可能なのでは? 駅や線路は「建築基準法で定義された建築物に該当しない」ので、建築基準法は適用外です。なので、川の上に建てても良いし、建て替え工事も可能です。 >建築基準法の何に縛りがあってできないのか? 以下のページに「建築基準法」が掲載されていますから、何の縛りがあるか、ご自身でお確かめください。 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000201
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- eroero4649
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>水上ビル移転に際し、なぜ、駅前に用地がなかったのか? もともと戦後すぐに焼け跡の場所で闇市が始まったのが始まりです。闇市ってのは人の土地で勝手に何の許可もとらずに路上販売したものです。戦争で焼けて土地の持ち主が死んじゃった場合なんかは勝手にその土地で商売を始めた人がいても咎める人がいないのです。 だけど戦後も落ち着いてくると、本来の商店街が復活してくるわけで、そうなると路上販売の集まりである闇市はよろしくないとなるわけですね。なにせ路上で勝手に商売を始めた人たちの集まりですから。 けれど、闇市の人たちもそれで生計を立てているわけですし、そこで買い物をする消費者もいます。地域によってはその闇市の場所がそのまま商店街になったなんてこともあるのですが、豊橋のケースでは地元商店街と闇市の人たちが話し合って「違う場所に移転する」で合意に至ったようです。 じゃあどこに移転するかとなったときに、誰も土地を提供してくれなかったわけです。闇市の人たちだからお金もそんなに持っていない。そこで苦肉の策として「川の上にビルを建ててそこに入ってもらおう」となったわけです。 当時はそれでも建築することができたわけですが、ビルを建てる際の法律である建築基準法ってのがありましてね、これはちょこちょこ改正されているのですが、今の日本のビルの建築基準法っておそらく世界一地震に厳しいと思われます。 下が川では今の建築基準法では建築許可が下りないでしょうね。1981年に建築基準法が大きく改正されて地震にめちゃくちゃ厳しくなったのですが、その1981年以降に日本で建てられたビルで地震によって直接倒壊した事例というのはまだありません。東日本大震災でヒビが入って取り壊さないといけないくらいの損傷を受けたというのはあっても、ビルが倒壊して生き埋めになったって事例はありません。 川の上のビルでは地震によって倒壊する危険が非常に高いですね。 現状の水上ビルは空きテナントも多いみたいですが、大地震が来ると倒壊する危険があるので、とても新規で入る物件ではないですね。家賃ゼロでも入ることは私は勧められないです。 >隅田川の上を通している都営浅草線が、新型車両導入のために何らかの工事をしたはずなので、用水路の上に建っている水上ビルだって、改修工事が可能なのでは? ??? なぜ都営浅草線だけなのですか?都営浅草線は隅田川の地下を通っていますが、他に東京メトロ東西線と都営大江戸線も隅田川の地下を通っています。 「川の上」をいうなら、JR線と京成線が隅田川の上に鉄橋がかかっています。 そもそも「鉄道」と「ビル」を同じにしているのがちょっと意味が分からないです。「鉄道が川の上に橋をかけてるなら、川の上にビルを建ててもいいはずだ」というのはちょっと発想が飛躍し過ぎてついていけないです。 首都高速道路が建設するにあたって他にルートがなかったので川の上を走っている場所が多くありますが、老朽化と災害対策の面から、なるべく川の上を走らせるのはやめようという議論がされています。とはいえ「じゃあ、どこにルートを通すのか」の妙案がないのでなかなか話は前に進みません。 とはいえ、日本橋の上を走る首都高は地下化することが決まっています。 なお、地震は地上は揺れますけれど、地下は地震に対しては比較的安全です。ただし地下の場合は地震によって地下水などが漏水してくる危険があります。
お礼
ご回答をどうもありがとうございました。 詳しく教えていただき、大変参考になりました。 >なぜ都営浅草線だけなのですか? そのコミックの作者さまが、「東京にもあるでしょ?」と言って例として挙げてくださったのが都営浅草線だったからです。 実際、蔵前(A-17)駅は隅田川の近くにありますし。 >他に東京メトロ東西線と都営大江戸線も隅田川の地下を通っています。 そのことについては触れられていませんでしたし。
- yavvree42
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1、既存不適格 →建築基準法が出来た段階で不適格になる建物は取り壊さないでOK 改正したことにより不適格になるものもOK 2、用水路上の建築物→既存不適格 3、鉄道用途 改札より中(ホーム側)、直接的な運行用途の部分→建築基準法適用外。 以上。
お礼
ご回答ありがとうございました。 取り壊さなくてもokなのですね。 よくわかりました。 この度は本当にどうもありがとうございました。
補足
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。
お礼
ご回答ありがとうございます。 >地主(土地の持ち主)が「お前らには売らん」とか「お前らに土地は貸さん」と言えば、それまでです。 >広大な空き地があっても、地主が「お前らには使わせない」と言ったら「用地が無い」と言う事になります。 なるほど~。 そういうことだったんですね~。 納得です。 >建築基準法で「建築可能な場所や土地の広さ」が規定されていますし、河川法では「河川区域やその周辺に建築する場合は河川管理者の許可が必要」としています。 そうなんですね~。 別サイトのリンク先も教えていただきありがとうございました~。 この度は本当にどうもありがとうございました。
補足
お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。