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信者の人

カルト信者とか、政党信者とか、 何故己の頭で考える事が出来ないのですか?

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  • citizen_S
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回答No.1

まず、思考の消費カロリーは高いと言われるように、疲労の程度や感じ方はスポーツ同様に生まれつきの得意不得意や訓練の度合いなどによって個人差があるとはいえ、自分の頭で考えるというのはものすごく疲れることだそうです。 では、過酷な労働で身体がクタクタのときに難解な問題を解きやすいか、解きたいかといえば必ずしもそうではないのと同じく、新興宗教にターゲットにされやすいような精神的に参っている状態では正常な思考力や判断力、そして防衛本能などが低下しているため、通常なら騙されないような人でも弱みにつけこまれればフラッとなってしまう可能性が上がります。 さらに、カルト信者や陰謀論の支持者、なんらかの主義主張の信奉者に共通するのは「自分たちだけが真実を知っている」「特別な知識を得ている自分たちは残りの群衆とはちがう」という一種の選民意識と思います。 そういった特別感(エクスクルーシビティ)を持ちたがるというのはある意味、ブランドやランキング(格付け)に弱くて肩書や「由緒ある◯◯」「名門◯◯」などにコロッと騙されるのと似ていて、得てして自分に自信がない・劣等感が強い→自身の判断や考え(センスや思考力)に自信がないため少しでも権威がありそうな他者の評価(虎の威)に頼りたがる心理と説明されています。 生まれつき客観性が低い人や、不運な人生で猜疑心や警戒心が強くなってしまった人など、不要に疑い深い人のほうが些細なキッカケで掌を返すごとく評価(・態度)を一変させたり、一旦スゴイと思いこんだら(心酔したら)批判や客観的事実をいっさい受けつけなくなる傾向にあるのも思考・判断力の問題と思います。 しかし、カルトや政党でなくてもインフルエンサー、アイドルグループや芸能人、肩書などで権威がある(と思われる・ありそうに見える)人を追っかけ・盲信したり、人間ではなくてもブランドや主義主張を信奉する人のほうが多数派であるように見受けられます。 日本社会はことさら「自分が『こいつは使える!』と思った人からとにかく見様見真似であれこれ盗む(猿真似する)」ことを文化的に良しとしてきた背景があるため、そういったことに抵抗があって自分自身を軸にする=園児のごとく右へ倣わず自分の頭で考える人のほうが異例視されがちではないでしょうか。

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