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マンションリフォーム 根太・大引き・天井野縁につい
古いマンションリフォームですが、 一般的にはスケルトンにすると天井裏も床下も すべて(根太・大引き・野縁など)を新品に 交換すると思ってよいでしょうか? 逆に、これらの部材を残してリフォームすることの メリット(施工費が安く済むのは当然だと思いますので、 それ以外のメリット)、デメリットがあれば教えてください。 デメリットは、素人目でみると、古い部材を再利用となると、 耐久性(新品に交換するより早くひずみなどがでてくる)や 完璧に水平にすることが難しいのではと 思いますが、そのあたりもご教示ください。 よろしくおねがいします。
専門家の回答 ( 3 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
追記 天井に関しても、間接照明など入れる場合は特に、ボードの継ぎ目や段差が目立ちやすいため、パテ調整を念入りにしてもらい、凹凸の大きな厚めのクロスを貼ってもらうなど工夫が必要です。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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マンションの床下に根太、大引とは、木造みたいな作りですね。 ころばし根太になっているのでしょうか。 既設の床組を残すことは問題ありません。傷みがあれば取り替えてもらったり、下地合板で微調整してもらい水平を出すことは可能です。 下階に部屋がある場合はがたつきによる音など無い様、LL45など規格に合わせ、クッション材を入れたり、既定の仕上げ材を使ったりして仕上げます。 残す残さない、ということもそうですが、丁寧な施工をしてもらえるという部分はかなり大きいです。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
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下地をすべて解体するデメリットは価格でしょう。 面積によっては数百万円は変わりますので。 床スラブは古いマンションであれば必ずたわみはあり、壁際と中央では数センチ違うことは珍しくありません。 ですが、1%程度の不陸は生活していて全く気付かないレベルではあります。 直貼りの場合で、水回りの位置を変え、バリアフリーにするときは、必ず床は下地から変えなければできないです。 メリット、デメリットというより、可能か不可能かというレベル。 マンションは防音のためクッション付きの床材を使ったり、二重床になったりしています。 二重床はうまく剥がせないことも多く、下地からやり替えるざるを得ないことは多いです。 天井はやり直すことで電気配線を交換することが容易になるため、 古いマンションではおすすめです。電気配線も経年劣化します。 ただし、直にクロス貼りという天井の場合は、 下地を造り直すと天井が全体に低くなるというデメリットはあります。 壁下地は、間取りなど一新するのであればおのずとやり替えになります。ですが変わらない部分があれば再利用してもデメリットはありません。鋼製下地の場合はむしろ生かした方がいい場合も。 スラブにランナー(レール)とスタッド(間柱)がしっかり固定されていますので。 タイルを貼ったり、いい設備をいれたり、意匠設計をプロに依頼したり、そういったところにお金をかけ、残して問題ないところ(納戸とか?)は既設を生かす。 ご予算の中でメリハリを付けた方が住みやすく、美しく、いい住まいになると思います。
補足
ご回答ありがとうございます。 床下の根太・大引きなどはそのまま再利用しても、 また、屋根裏の野縁をそのまま再利用しても、 きちんと水平は担保できる(たわんでいたり、でこぼこ している部分は修正して水平にすることはできる) と考えてよろしいでしょうか?
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
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お礼
ご回答ありがとうございます。部材を再利用するかしないかで仕上がりが変わるのではなく、丁寧に実施するかどうかで仕上がり具合が変わるということですね。よく理解できました。