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赤と白の彼岸花
赤と白では別の種類だと言われている様ですが本当! 家の近くに彼岸花の群落があります。 もう10年は経つでしょうか、以前は赤かった花が朱色になり 数年前からクリームイエロに変わり白に近付いてます。 彼岸花は種子が作れない宿根草ですよね。 種から増えるなら他の花粉と交配して違う種類になるのは判ります。 宿根草ならそれも出来ない訳で赤→朱→白と変化するのは何故ですか? 同じもの花の色が変わると言えばアジサイ! 土壌のペーハーで色が変わる。 これと同じなんでしょうか?
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- bannzaiusagi
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pHではなく土壌中のミネラルなどの影響かもしれません。 植物の葉や花の色の発色(人の目で見える色彩)は特定の成分の多さで変わります。植物自体は何代か前の個体で咲いていた花色が有っても必ずしも子孫も同じとは限らないですよね? それは遺伝子でちゃんと子孫の方に受け継がれているのですが、子孫の生えている環境や土の成分で変わる事が多いです。一番極端な例が斑入り模様と言う現象で、これは植物の葉や花弁の一部や多くの葉緑素が少なかったり全くなくクリーム色や白色になります。 葉や花の色の同一個体での変化と言うのはその成分が過剰になったり欠乏したりすると現れる事があります。 赤い花の場合は特に鉄分が関係しており、植物の根の土壌からの鉄分の吸収が何らかの原因で悪くなると花色がだんだん薄くなります。 この鉄分などの成分の土壌からの吸収と言うのは土壌中の環境と微生物が関係する様で、過剰でも欠乏でもどちらでもこれが原因ではと私は経験上感じています。 私の所に、野生種のスミレのエゾノタチツボスミレという本来は薄紫色の花を咲かせるものがあります。元は地元の川の下流域に生えていたものから種子を採り育てた物。当時は対岸の堤防横に住んでいたのですが下流域は上流から流れて来た土壌が溜まり特に砂と砂鉄が多くその影響から花は赤紫色に変異しておりその場所に住んでいる間は赤が強く発色していました。 それが事情により川の上流にあたる5キロメートル内陸の家へ引っ越し植物もその家に持ってきました。その土地は元湿地と言う土壌で有機物の多い保水性が良すぎと言う前の家の土地とは真逆の土で、前の家で良く育っていた種類が合わずかなり多く絶えてしまいましたが、そのスミレだけは同じ種類の薄紫の花のが近所に自生していた事から生き残ってくれました。 数年経ってから花の赤味が薄れている事に気が付きました。以前の土地の土に適応し変異していたのが、土と環境が変わってしまった事により特に鉄分が減ってしまった事で発色しなくなってしまったのです。 逆に鉄分が過剰になってしまった事により、クリーム色の変異由来株から部分的に赤色が発色してきたこともこともあります。 頂き物のポインセチアのクリーム色の葉のをミニ鉢から一株は隣町の陶芸家が地元赤粘土を使い焼き締め焼成した一点ものの作品の鉢に、もう一株はありふれたプラ鉢に同じ土で植え込み、同じ場所に置きました。 暫くすると焼き締めの鉢の方だけクリーム色の葉の方にだけ小さな赤い点が結構間隔広めに出てきて何だろうとおもっているうちにだんだん大きく成って来て葉に赤い水玉模様が出来てしまいました。 私は以前趣味で陶芸をしていて地元の粘土も使った事がありますが、この辺の粘土は鉄分がとても多くて昔は煉瓦産業が栄え内陸は湿地が多くて土壌改良用に地元で使う暗渠用土管も作っていたそうです。昔の舗装される前の農道は鉄分が特に多い石(粘土が年月を経て石の様に圧縮されたもの)が敷かれ長年の酸化から道が真っ赤にみえました。 焼き締め焼成というのは粘土を形作り完全に乾燥させてから、釉をつけずにそのまま焼いたものです。 あまりに鉄分の多い粘土だったので高熱で焼かれた後の鉄分が水に溶けやすい状態になり(偶然焼き物の絵付けに使う赤絵具の粒子と同じ状態に)水やりするたびに土の方に移行していって、それがどうも植物の根に吸収され易くなった様です。 ポインセチアは基本は赤い葉ですがクリーム色の変異由来品種だと、赤い色素の発色要因が何らかの原因で阻害され、出来なくなっていただけの様で使用した土に棲んでいた微生物や(土内の養分や成分を植物の根が吸収し易い様に手助けする存在)過剰すぎる鉄分で部分的とはいえ発色が復活した様です。その後北国の真冬の室内環境が過酷過ぎたか両方の株は枯れてしまいましたが、その経験で「植物の色が薄くなってもそれは色素が消えたわけではなく発色してないだけで隠れていることもあり、欠乏成分を補い条件が合えば戻る事も有る」のを学べました。 葉緑素の回復はモリブデンという成分が関係している事もあるという説もあり、通販の組み物で送られてきた多肉植物のハオルチアで斑模様が出すぎて緑色部分は2割と言うほぼ白い株の延命に(斑入り個体に稀にでる育つほどに斑模様が増えて見た目はとても綺麗なのですが葉緑素が少なすぎて将来性がない個体)、少しでも緑部分が多くなる様にとモリブデンが多く含まれる肥料を与えてみたこともありましたが、これはさすがに白斑部分が多すぎたのと成長が遅すぎて失敗しました。 もしかすると近年の温暖化での環境変化や地下水の量が減ったとか、土壌中の特定の種類の微生物バランスが崩れたり、何らかの原因で土壌中の鉄分が減少したとか、もしかすると個体だけの変異で根が鉄分を吸収できない阻害原因が発生したという事が考えられるかもしれません。 ヒガンバナの場合人の手で対処できるものかどうかまではわかりませんが、色の薄れてきた個体が余りに多く成って来てしまっているのなら、土地の持ち主や公園になっていて管理している部署が有れば土に不足するものを補うなど何らかの対処をするのでしょうが、自然に任せておけば他の花もだんだん色が薄くなってくる可能性があるかもしれません・・・。
- 1938_8
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>赤→朱→白と変化するのは何故 赤→朱は、年々の気候変化と、観察者の主観に影響されたと考えます。 朱→白は、その土地の所有者か通りがかりの人が、植え足したのでしょう。 ヒガンバナは赤だけだった公園で管理ボランティアをしています。先日、付近住民が、2色ある方が綺麗だからと、シロバナヒガンバナを植え足したと聞きました。
白い彼岸花は、ヒガンバナ属の白花曼珠沙華と呼ばれる花です。 白花曼珠沙華は、赤色の彼岸花と黄色の鍾馗水仙の自然交雑種 といわれており、おもに暖かい地域に自生しています。 その他の地域で見られるものは、人工的に植えられたものが多いです。開花時期は、彼岸花と同じ9月中旬~下旬です。 黄色の鍾馗水仙 ショウキズイセンは四国〜沖縄、中国の暖地に分布。 野山や草地に自生します。 お彼岸の頃になると、鱗茎から花茎をすっと伸ばし、茎先に花径6〜7㎝の鮮やかな黄色い花を、横向きに数輪咲かせます。 赤+黄=白? 白花曼珠沙華が白くなる理由は、白化変種という遺伝子の異常からな るものといわれています。花を咲かせる顕花植物の中には、本来色の ついた花を咲かせるはずであった花びらの色素がうまく形成されず に、白い花を咲かせる個体があるというのです。
補足
前のyuki0421さんの補足に書いた通りです。
- 夕紀(@yuki0421)
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シロバナヒガンバナは、赤い彼岸花の「シナヒガンバナ」(支那彼岸花)と黄色い「ショウキズイセン(リコリス・オーレア)」の自然交雑種となります。 蜜を吸うアゲハ蝶により、その足についた花粉で自然交配がなされるようです。 赤い色素リコリシアニンの生合成を、黄色い彼岸花であるショウキズイセンの遺伝子が阻害しますが、阻害の仕方は一つではなく、それによって白の他、オレンジ、ピンクになります。 九州から関西にかけて多くみられるようです。 参考になれば嬉しいです。 https://komuginoheya.com/656.html
補足
日本種のDNAは3倍体しかなく種を作れないため株分けでしか増えないようですが・・・ 即ち、日本に自生するもの全てが同じDNAを持っていると書かれてます。 同じところで群生していて交雑種はないようなので、赤から白に変わるのは何故かと言う質問です。
お礼
不思議に思い赤と白のヒガンバナで検索すると品種が違うと書かれたものばかりなので質問した次第です。 種で繋ぐ花なら花粉の影響で違う品種になるのは理解できます。 しかし、ヒガンバナは球根です。長年見ていると毎年同じところからしか芽を出しません。 種で増えるなら周りに広がると思うのですが5~6個の群生(10~30株ほど)は変わりません。 球根が分球して増えてはいるのでしょうが?分球ではクローンだと思うので違う品種になるとは理解出来ません。 アジサイはpHで赤紫と青紫と土壌により花色が変わる事が知られていますね! それと同じことなのか?または鉄分などミネラル分で変わるのか?でも、ミネラル分で変わるとも思えません。 咲いている場所は丘陵の斜面で草刈りはされていますが肥料などはあげているとは思えない。道路脇の雑木林なので草刈り程度だと思うからです。敷地は変電所の隣接地で送電線の鉄塔用地だと思います。