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熊の性質について

こんにちは。 1970年7月に起きた、福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件についてですが、 夕方16時半頃に熊が現れ、リュックを漁っていた為、ラジオを大きくしたり、食器を鳴らしたりして、追い払った。 しかし、21時頃再び現れ、テントに爪痕を残した。 ふたりづつ交代で見張りして、夜が明けた朝4時にまたもや現れた。 この後も逃げても熊は追いかけ、鼻が良いので人間の臭いで見つけ出してしまうのですね。5名のうち3名が命を落とされてしまうのですが、熊は冬眠をする生き物なので、普段はあまり眠らないのですか? よろしくお願い致します。

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  • fujic-1990
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回答No.1

 冬眠とは、活動力を極度に低くした状態で越冬する現象をいいます。変温動物はもちろん、恒温動物でも、体温を気温近くまで下げたりしてエネルギーの消費を抑えます。  それは日々の睡眠とは機能が違いますので、冬眠する動物だから日々の睡眠時間は短いか、寝なくていいか、ということになると「そうはいきません」という話になります。  とりわけ熊は、ヤマネなど小さな動物と違い、1冬分の脂肪を体内に蓄えて体温はあまり低下させずいつでも活動できる状態で穴の中にいるダケなので、特にメスは冬に穴の中で出産・育児したりしてかなり活発なので、厳密な意味では「熊は冬眠する生き物である」とは言えません。  なので、熊もただの獣。日々眠ります。寝だめはできないらしい。  が、夜になったら眠るとか逆に昼になったら眠るとかの本能的な修正はないので、腹が減っていれば夜昼関係なく活動して餌を探すことになるだろうと思います。熊は雑食性なので、植物だろうが人間の食用肉だろうが、うまそうなニオイがすれば襲います。  余談ですが、人間の肉はうまくないそうです。だから、野獣も人を殺すことはあっても人を食べることはない(病気とか高齢とかで餌が捕れないような場合は除く)そうです。

sora_iro1881
質問者

お礼

詳しくありがとうございます。 そうなのですね。 とても勉強になりました。 やはり、最初にリュックを漁っていた物を取り返したので重大な結果になったと言われています。 腹が減ったら昼夜関係なく行動を起こすのですね。 本来、熊は臆病で、人間の気配を感じたら逃げ出す、とも聞きました。 人間の方が走って逃げなければ追いかけたりはしないとも。 後にハンターによって、熊の方も命を落とし、剥製となって展示されているそうですが、とても小さい、雌のヒグマだったそうです。 山は誰のものか? 人間の方が熊の領域に入っていないか? 考えさせられる事件でした。 回答をどうもありがとうございました。

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