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日本が常任理事国に入れなかった理由。
なんで日本がこれまで国連の常任理事国に入れなかったんでしょうか?。 そして、日本でなk中国が加盟しているんでしょうか?。
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国連という単語は戦後日本で考え出された独自の造語であり、本来の言葉は広く知られているとおり「UN」=(ユナイティッド・ネイション)つまり「連合国」が正しい本来の訳です。そして、「連合国」とはまさに第二次世界大戦の勝利国として、日本も戦前はそう呼んでいました。つまりUN=国連=連合国は戦争で勝った国同士が戦争で負けた強力な国家ドイツ・日本を排除してどのように世界的な利権を占拠するか協議しあう国際機関であるということが本質です。 本来のUNでは、戦勝国同士が互いに戦って損害を出さないための手段として「平和」が必要なのであり、その為には「日本・ドイツ」がしゃしゃり出てきて自分の利益を主張して噛み付いてこないようにする事が「平和を維持する方法」とされて来たわけです。ですから戦争中の敵国であった「日本はUN=連合国の敵である」という敵国条項はUN本来の主要な条項なのです。 日本はそういった「敵国の世界機構」に入れてもらう替わりに大量の貢物をUN=国連へ支払ってこなければならなかったわけです。だから、国連負担金を事実上世界で最も払っているという状況を日本人は誇らしげに語りますが、常任理事国からすると「可哀想に」という状況であったわけです。 そんな状況で、UN=連合国=国連の首脳国がわざわざ日本を自分達と同じ対等の格付けに引き上げて何か得をする国など皆無であったことが、国連へ大変貢献しても日本が常任理事国になれなかった理由です。 ところが、最近になって常任理事国自身が国連によって何か利益を確保したり得をする事はほとんどなくなってきました。アメリカは国連維持の負担金をかなり前から滞納しており、「やりたい奴が国連を維持すればいいじゃん」と、今回のイラク戦争のように国連をいいように利用できないときは、全く無視しているのが現状です。 そんな状況で必死に国連を支えている日本が最近になって「そろそろ自分達も役付けにしてください。」と小泉総理が働きかけてきているわけです。 例えて言うなら、ヤンキーとその仲間がさんざん乗りつぶした国連という「キャディラック」を必死にワックスかけて自腹を切って手入れしてきたお手伝いのジャパニーズが「前から運転したいと憧れていました。」と願い出てきたので、やってもいいか・・・という状況になっています。
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- SCNK
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最大の原因は、国連=連合国だからですが、もうひとつ忘れていけないのは、国連憲章の改正が必要だからです。この改正が厄介だから、今まで本気でやろうとしなかったのです。
- puruton
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国連は戦勝国を中心として作った機関であり、日本とドイツは国連においては今でも「敵国」です。 ちなみに日本がようやく国連に加盟することができたのは、戦争が終わって10年以上たった1956年です。そのときには、冷戦状態が激化しており、常任理事国の拡大どころの話ではなかったわけです(アメリカの手下の日本を常任理事国入りすることに対し、ソ連と中国が賛成する理由がないので)。
- demio
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中華人民共和国の国連加盟は1971年で、それまでは中華民国(台湾)が常任理事国でした。 第二次世界大戦当時は中国全土を統治していたのが国民党政府の中華民国であり、戦勝国の政府でありましたが中華人民共和国の国連加盟に対し中華民国が脱退したた替わって常任理事国になりました。
- marlborough
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国際連合は日独伊三国枢軸国に対する米英ソ仏中連合国が 原型となって設立された組織だからです。 つまり、設立当初の国連にとって、日本は敵国の首魁だったのです。 現在でも国連憲章にはいわゆる旧敵国条項という規定が あり、旧枢軸国(イタリアは除く)が軍事的侵略等を 起こした場合は国連決議等なしで軍事的に懲罰することが 認められています。 日本の常任理事国入りは、旧敵国条項の廃止が必要ですね