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食肉が原因のプリオン病は
食肉が原因のプリオン病は牛肉だけらしいですが、鶏や鶏卵や豚では発生しないんですか? プリオンは異常なたんぱく質らしいですが、たんぱく質なら鶏の方が豊富ですし、鶏卵などからプリオン病が発生してもおかしくないのでは?と無知ながら思いました。
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- aeromakki
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>食肉が原因のプリオン病は牛肉だけらしい プリオン病は、英国で18世紀に羊から始まっていますので、牛だけではなく、羊もです。 "BSEへの正しい理解を! - 岡山県ホームページ(生活衛生課)" https://www.pref.okayama.jp/page/detail-3686.html >羊、ミンク、猫、鹿などには同じような海綿状脳症が知られています 鹿も残念ながらあるらしい。 猫は絶対、食べるな! プリオン病かかるぞ! ※猫食べる文化も中華圏に多いので、単なる愛猫家のとしての感情論です。 ※猫食文化圏で、猫プリオン病が人間に感染った例があるかどうかは存じません。 ちなみに、日本で流通している豪州産羊には、プリオン病が発生したことがないようです。 日本のジンギスカンは、安全ですよ〜w エゾジカ肉はちょっと不安……。 プリオン病は元々は、「共喰い」が原因で異常プリオンが蓄積されていくことが多いものでした。 食肉が原因のプリオン病も、ある意味では「共喰い」が原因です。 日本獣医学会によると、「近代畜産が生み出した強制的共食い」です。 人獣共通感染症 第71回「プリオン病出現の背景」(公益社団法人 日本獣医学会) https://www.jsvetsci.jp/05_byouki/prion/pf71.html 英国の畜産業者が手早く儲けようとして、羊の飼料に羊の肉骨粉を混ぜることを思いついたらしいです。 羊も牛も、豚と違って草食です。 雑食の豚は太らせやすいですが、草食の羊は育てにくいので、食肉等に処理した後の「産廃」を、羊自身に飼料に混ぜて食べさせることを「効率的」と考えた畜産業者が英国にいたようです。 日本人なら「罰が当たりそう」と思いそうですが、七つの海を支配した当時の科学技術大国、大英帝国ですからね。 またどうやら、異常プリオンを蓄積しやすい品種の羊がいたようです。 そのため、牛ではなかなか出現しなかったプリオン病が、羊ではかなり早く出たようです。 >鶏や鶏卵や豚では発生しないんですか? 鶏の寿命は5〜10年ですが、出荷は半年以内、 羊は10〜12年、出荷は約1年、 豚は15〜20年、出荷は約半年、 牛は20年ですが、出荷は2〜3年だそうです。 寿命は豚のほうが羊より長いですが、出荷までが短い。羊や牛は、出荷まで時間がかかります。 鶏の場合、屠殺までが羊・豚・牛に比べ格段に短いことと、プリオン病の発症例がないことに大いに関係があるかもしれません(あくまで私見)。 豚も、屠殺までが羊・牛に比べ半分以下です。 なぜ、豚と鳥にプリオン病がないのかは、あまりに早く屠殺するからかもしれません。 そして、鶏卵から出ないのは、鶏自体の寿命が短いから、かもしれません(あくまで私見)。 なぜないのかはあくまで憶測ですが、多分、獣医さんや研究者の方も同じようなことは考えられている気がします。
- takochann2
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プリオン病のの原因は、もともとある正常なPrP(正常プリオン)タンパクが異常なPrP(異常プリオン)タンパクと接触することにより、正常なものが異常になる変化が伝播することにより発症します。異常なPrPタンパクを含む飼料(肉骨粉)を食べることにより家畜に広がります。 PrPタンパクには遺伝子多型性があり、反芻動物では感受性が高くそれ以外では低いという特徴があり、今の所、鶏でのプリオン病の発症は無いという事です。種や遺伝子の違いによる異常プリオン蛋白への感受性の違いと理解していただければよいでしょう。 政府は一時期厳しく制限していた飼料肉骨粉の適応を拡大傾向にありますので、不安ではありますね。
- JP002086
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MSDマニュアルの所に書かれていますよ。 https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/09-脳、脊髄、末梢神経の病気/プリオン病/プリオン病の概要