まず誤解があるようですので、デイサービスやデイケアというのは、介護保険の認定を受けていて、要支援や要介護などの判定が出ている方が利用するものです。
心身共に健康で、「介護保険のお世話になる必要がない」という方は使っていないことをご理解下さい。(全額自分で払えば使えますが、施設も混んでいますので元気な方はほとんど使っていらっしゃらないと思います。)
伯母が一人暮らしをしていますし、近所にも一人暮らしの方が何人もいらっしゃいますが、生活はまちまちですね。
76歳の伯母は病気があるため介護保険を使っており、週に2回はデイサービスに行き、入浴を介助してもらっています。足が悪くなってからは、夕食の支度が難しくなり現在は仕出を取っていますが、朝と昼は自分で作っています。買い物はできないのでヘルパーさんに頼みます。定期的に私の母も手伝いに行っていますが、「やれることは自分で」と頑張っていて、紙人形を作ったりちょっとした手芸をしたりして、出来たものをバザーなどに提供しているようです。しっかりしていますし、ニュースなどもよく知っています。
地震や台風などの災害の時が怖いと言っています。一番近いのが私なので、何かあったら駆けつけることになっています。
ご近所でも「元気なうちに頑張らなくっちゃ」と、ボランティア活動に参加したり、婦人会などの行事に熱心なおばあちゃんもいらっしゃいます。
自転車であちこちに出かけていて、ひょっとして自分よりも忙しいかなという方もあります。
でもその一方で、ほとんどお顔を見ない方もあります。町内の役員になった時に集金や回覧でうかがいましたが、お家の中が雑然とした感じでした。多分お暇なんでしょう、話始めると長くてなかなか帰してもらえないこともしばしばでした。
コンビニに勤めている知人がいますが、お弁当やお惣菜など結構老人に売れるそうです。
食事が作れないわけではなさそうですが、一人分は作りたくないのでしょうね。
油物の少ない幕の内風のお弁当を、毎日取っておいて欲しいと頼む人もいるそうです。
イキイキと過ごしている方、家にこもってテレビの番をしている方とさまざまです。閉じこもりがちな方にとっては、世間の流れが速いので、わからないことが多くてより閉じこもるという悪循環もあります。
隣家の80を越えたおばあちゃんは、痴呆があり夜中になぜか家に来られることがあり、毎度驚かされます。火の始末が心配ですが、近所の親族の方が頻繁に覗いているようですが、やはり何かあった時に人がいないというのは不安でしょう。
一人暮らしではないですが、同居の義母は痴呆を発症しています。週に三度デイサービスに行っていますが行かない日は、ごろごろ寝ているだけです。
まだ若いのですが、元から人付き合いが嫌いですし、お金がもったいないと言って、旅行に誘われても行かず、家事も大嫌いで何もしないのが日課のような人でした。
周囲の人を見て、自分の好きなことや生きがいを見つけて一生懸命というのが大事なんだと実感しています。