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台風のある地域を飛ぶ場合
強風のある地域を飛ぶ場合は、より高い位置を飛ぶことで国際線の飛行機は台風を避けていますか?
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台風の上を何回か飛んだことがありますが、意外と揺れないことが多かったです。ただし高いほど揺れないということではありません。あくまでも揺れない高度を選んで飛ぶということです。 左右に避けるか、上下に避けるかは機長の判断ですが、国際線の場合、機体重量が重くなってしまいがちなので飛行性能上高い高度を飛べないこともままあります。あと、日本から上海に行く場合は、航路が固定されているので水平方向に回避することが許可されない、というような特殊な事情もあります。 水平方向に回避する場合、安心感はありますが台風の悪天域は意外と広いので大回りになってしまい燃料が足りなくなるリスクがあります。飛行時間も長くなるので次便の出発時間にも影響してしまします。会社としては、少しですが損害になります。 一方、垂直方向に回避する場合は、長時間揺れることが予想されるので、シートベルトサインも長時間点灯することとなり、客室のサービス時間が短くなってしまうという問題が発生します。 ビジネス路線では時間重視、観光路線では快適性重視で選択するのが一般的です。 参考に、台風のほぼ直上を飛行した時の計器の写真を添付します。沖縄西方の海上を高度34000ft(通常は38000ftか36000ftなので低めの高度です)で飛行しています。右の計器はレーダー画面です。 左側の丸い円が台風の目です。直径が40マイル(75Km)位でしょうか。ちなみに、速度はマッハ0.732(通常は0.76~0.78位です)で、揺れを警戒して遅めの速度で飛行していますね。
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- takochann2
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上は大変だと思いますので通常は右か左です。
- t_ohta
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台風の規模によっては上を飛び越えることが可能ですが、通常は避けて飛ぶそうです。 風の状況は刻々と変わりますから、リスクを負ってまで飛び越える必要は無いという事でしょう。
お礼
ありがとうございます
お礼
どうも有難うございました