添付URLは出光興産のHPにあるガソリンの性状の説明です。
ここの、ガソリンの基礎知識=>ガソリンに求められる性能とは=>吸気系をよごさない を参照ください。
ハイオクに清浄剤が添加されている理由が書かれています。
しかし、素朴な疑問が生じますよね?
ハイオクには清浄剤が入っていてレギュラーには入っていないということは、レギュラーを使い続けているとエンジンが汚れるのか??
答えはノーです。
実は、ガソリンは、原油の中に普通に含まれるガソリン留分(=ナフサ)だけではオクタン価が足らないので、製造工程でそのオクタン価を上げるために石油の分子構造を変化を変化させます。しかし、人工的に分子構造を変化させたものは、ガム質を形成しやすくなります。
ハイオクはレギュラーに比較して、分子構造をいじくった度合いが大きいため、普通のままではレギュラーよりエンジンを汚しやすくなります。ハイオクに清浄剤が添加されるのは、このデメリットを解消するためで、どうせ添加するなら、より綺麗になるように強力なヤツを入れて、セールスポイントにしてやろう・・・というのが石油会社の作戦。
日石なんかは、添加剤に「ワーキレイ」って名前までつけて宣伝に使っていました。
昨今は、時代の変遷とともにセールスポイントが「環境」に変わったため、ベンゼンフリーだのサルファーフリーだのにセールスポイントを変え、「ワーキレイ」は歴史の舞台から姿を消しました。
お礼
早速ありがとうございます(^ω^) 非常に勉強になりました。 数年前にハイオクが~という事を聞いて、まだガソリンの安い頃は、昭和の車に『ご褒美~』と称してたまーにいれてあげてました。鉛がどうのこうの…というようなことを聞いていたのですが、情けない事にガソリンには洗浄剤が入っている事は初めて知りました。 丁寧に有り難うございます。