広汎性発達障害という名称が誤解を持たれやすいのです。
発達障害の1つ....ではなく、正しくは自閉症の一種です。
自閉症は神経発達症群を構成する障害の1つです。
世に言われる発達障害は正しくは、神経発達症群と言います。
れっきとした精神障害です。
広汎性発達障害とは、自閉症の3本柱を構成している.....
①興味の偏り
②対人関係を築けない障害
③社会性の欠如
自閉症はこの3つを必ず満たしているのが自閉症だと
考えられていた時代があります。
過去形で言うのは、今は広汎性発達障害などとカテゴ
ライズすることに意味が無いからです。
当然ながら、アスペルガー症候群というのも過去の遺
物で、今では使われない言葉です。
日本人は基本、無知なので自閉=アスペルガー症候群
しか知りません。
で、話が少々脱線しましたが、広汎性発達障害とは、自
閉の3本柱たる3つの特徴を満たしていない....けど、特に
強く自閉だと認めざるを得ない状態を言います。
日本人は世界的に見ても知識そのものも遅れているので
すが、今の考えでは、自閉症とは非常に多くの多様性が
あり、1つ1つの型で分類してしまうこと自体が無意味だ
と言うのが主流の考え方です。
ですので、今は普通に自閉とか自閉症スペクトラム障害と
言うのが一般的......なのですが、それについてこれていない
時代遅れの人は未だにアスペルガーだの広汎性発達障害だの
と言われる方が居ます。
おさらいしましょう。
・広汎性発達障害→自閉症の一種
・精神障害になり、神経発達症群(俗称・発達障害)を
構成する障害の1つに自閉症スペクトラム障害がありま
す。英語の頭文字を取ってASDと略すのが一般的です。