- ベストアンサー
分光光度計での吸光度のふらつきに付きまして
- 鋼の酸洗いに使用する硫酸に入れる添加物の濃度測定に、コロイド滴定を行なっております。この測定ですが、色合いの変化が微妙なため、分光光度計を使用して610nmの吸光度が10%低下した所を終点としております。
- シングルビームの機器を使用しているため、数値の変化がしばらく続きます。その数値の変化による測定のバラツキを防ぐため、数値を読むタイミングを滴定液を滴下してから何秒後と、決めようと思うのですが、どの位の時間が適切か迷っております。
- 詳しい方がいれば、適切な時間を教えて頂けませんか。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
数値の変化(吸光度のふらつき)の原因を、シングルビームの機器を使用していることと推測なさっていますが、この推測は適切でしょうか? まずは、試験溶液セルに純水を入れて測定を継続して、数値がどの程度変動(ふらつき)が起こるかを把握したら如何でしょうか。 数値の変化が、測定サンプルに基づくものか、試験装置に基づくものかの切り分けができれば、合理的に対処法を選択できます。 シングルビームとダブルビームの違い: https://www.hitachi-hightech.com/hhs/products/tech/ana/uv/basic/uv_course7.html 吸光光度法の基礎知識については、次のような資料を参照なさることがいいと思います。 吸光光度法の基礎知識: https://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2008/200804nyuumon.pdf 試料がコロイド溶液とすれば、迷光成分が相対的に多く、これが測定値の変動に結び付く場合があると思います。試験条件に対して制約があるか回答者は全く知りませんが、測定値の変動が少なくなるような濃度(希釈)条件に変更することも検討に入れてみたら如何でしょうか?(当然、検量線を測定しなおす必要があると思います) また、測定波長についても、吸光の極大値付近の吸光特性がブロードな波長に変更することも選択肢と思います。測定波長が、吸光特性の肩付近であれば、波長変動による影響が大きくなる可能性があると思います。 (下図によれば、トルイジンブルの吸光は620nm付近が極大とのこと)
その他の回答 (1)
- hiro_1116
- ベストアンサー率30% (2581/8347)
直接の回答にはなりませんが、下記がご参考になるかもしれません。 特公平07-011487 コロイド滴定終点のリアルタイム決定方法
お礼
回答有難うございます ご紹介頂いた資料を参考にさせて頂きます
お礼
回答有難うございます 純粋で零点合せは測定セルが変わる度に実施しており、ふらつきは認められませんので、ふらつきの原因は、退色が原因かもしれないとも推定しております