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近畿日本鉄道はどうして?質問が二つあります。

(1)近鉄は毎年40億の赤字とのことですが、どうして中村ノリと巨額の年棒で契約しているのですか?費用対効果で全然見合っていないと思うのですが。 (2)どうして本拠地が大阪ドームなんですか? 球場使用料も高いらしいし、客を輸送するのはJRで近鉄は儲からないし、近くに近鉄百貨店もない・・・、大阪ドームを本拠地にしたことのメリットを教えてください。

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回答No.4

もうかれこれ40年ちかく近鉄ファン(だったというべき)の者です。大好きだった(これも過去形)球団の話なので、しゃしゃり出てきました。 > (1)近鉄は毎年40億の赤字とのことですが、どうして中村ノリと巨額の年棒で契約しているのですか?費用対効果で全然見合っていないと思うのですが。 結果としては全く見合わないことになってしまいました。中村紀を日本人ホームランバッターのスター選手、近鉄の顔にしたいという球団の願望が裏目に出ました。 近鉄はその数少ない優勝経験のなかで、いつも外国人ホームランバッターの力に依存してきました。古くは79~80年のパ・リーグ連覇におけるマニエルおじさん、10・19と翌年優勝の88~89年のラルフ・ブライアント、そして一番最近の狼主ですね。 投手では、草魂・鈴木啓示、必殺の牽制・阿波野、大リーグ挑戦のパイオニア・野茂、最近では岩隈と、リーグを代表するスター選手がいた近鉄ですが、日本人ホームランバッターでリーグを代表するスター選手は育ちませんでした。 そこで、オールスターで四番に座ることもあった中村紀には、FA宣言の際の引きとめの意味もあって、スター待遇で巨額の年俸を与えたのですが、その後の故障などで中村は大不振、思いっきり裏目に出てしまいました。スター選手に巨額の年俸を出すのは常にこういうリスクが付きまといますので、仕方ないでしょう。 でも、別に中村の年俸だけで球団が傾いた訳でないと思いますし、40億の赤字もウソだという説(プロ野球経営評論家の坂井氏 http://www.tamakimasayuki.com/sport.htm の記事から)もありますから、彼が無駄に大飯食ってるから、球団が潰れるように言い立てる外野の声も如何なものかと感じます。 ただ、一ついえることは、近鉄は歴史的にスター選手の処遇が下手の下手だと言うことです。野茂・石井浩・狼主、何故彼らは近鉄を去ってしまったのでしょうか? > (2)どうして本拠地が大阪ドームなんですか? > 球場使用料も高いらしいし、客を輸送するのはJRで近鉄は儲からないし、近くに近鉄百貨店もない・・・、大阪ドームを本拠地にしたことのメリットを教えてください。 近鉄球団は、河内のバファローズから大阪全体のバファローズに脱皮して、ファン層を拡大したかったことがあります。ホークスが福岡に去った後、大阪府をフランチャイズにする球団はバファローズだけになりました。 しかしながら、大阪の球団といえば、なぜかお隣兵庫県にフランチャイズを置く阪神タイガースと、世間ではイメージされています。南河内の郊外球場・藤井寺では、ファン層拡大に限界があると、市内のドーム球場建設計画が持ち上がったとき、近鉄球団は飛びついた訳です。出資もしました。 その場所の選定については、近鉄はその大阪線ターミナル・奈良線特急停車駅で、かつ近鉄百貨店・都ホテルのある上本町エリアに建設することを強く求めたといいます。でも、結局は大阪ガスのガスタンク撤去跡地の再開発ということで、大阪ドームは近鉄にとってメリットの少ない現在の場所に建設されてしまいました。 それでも、大阪の球団としてのイメージづくりには、やはり大阪市内にある関西唯一のドーム球場をフランチャイズにするメリットが大きいと判断したのでしょう。手を上げないと、阪神が準フランチャイズにする恐れもありました。 今から思えば、大阪ドームへのフランチャイズ移転が近鉄球団にとっては、起死回生に向けての最後の賭けだったといえるかも知れません。そこで、高い球場使用料ほどの観客動員効果がないと分かって、近鉄は球団経営の意欲を急速に失ってしまいました。 私は、近鉄の球団経営者はほんとうに馬鹿だったと思います。人気選手の処遇もおかしいし、金をかけるところも間違っています。 一番駄目なのが、プロ野球チームの人気はメディアが作るということ、70年代から鶴岡一人(南海全盛期の監督)や鈴木武樹(クイズダービーで篠沢某氏の前の「教授」)が指摘していた極く当たり前のことなのですが、それに全く気づかなかったことです。 器(フランチャイズ球場)を代えるより、メディアへの露出強化をもっと早くからもっと積極的に図るべきでした。 70年代初頭までは、甲子園の阪神の試合も閑古鳥が鳴いていました。近鉄の日生球場が観客数2000人なら、甲子園は5000人と違いはあれ、五十歩百歩のレベルです。 それが、地上波UHF放送が始まり、神戸にできたローカル局・サンテレビが、おそらく他に流すべき番組が確保できなかったのでしょう、阪神戦のなんと完全生中継を始めてから、様相が変わりました。 神戸の電波は大阪湾を越えて、大阪府の隅々までも受信されました。京都など近辺のUHF局もサンテレビからの中継を流しました。いつのまにか、関西の人は野球中継といえば、読売テレビの巨人戦ではなく、サンテレビの阪神戦を見るのが当たり前になりました。 また、ラジオでは朝日放送の朝の番組でパーソナリティ・中村鋭一が、それまでの「放送局は公正中立であるべし」という姿勢を打ち破って、露骨に阪神を応援し、朝の7時台に六甲颪を電波で流すという当時では暴挙ともいえる行為に出ましたが、これが「おもろいやないか」と人気を博し、他局も追随して、関西のメディアは次第に阪神一色に染められていきました。 神戸にはだいぶ遅れて、大阪にUHF局ができたとき、近鉄はすぐにスポンサー枠を買い取って、近鉄戦の完全生中継を週に3回以上やらせるべきでした。 ローカルなスポーツ娯楽紙がやたらと多かった関西ですから、どこかのローカル新聞社に出資して、今のデイリースポーツの阪神、報知の読売のように、近鉄中心の構成で新聞を出させるべきでした。 今となっては、もう取り返しがつきません。近鉄と阪神の日本シリーズを見たい、近鉄の日本一を見たいという私の夢も永久に消えうせました。 せめて、選手会の要望に沿って、新規参入条件を大幅に緩和し、ライブドアであれ、花王であれ、新しい球団が参入し、そこが選手とフランチャイズを引き継いでくれることを望みます。

参考URL:
http://www.tamakimasayuki.com/sport.htm
noname#43041
質問者

お礼

非常に興味深く読ませていただきました。 ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • popesyu
  • ベストアンサー率36% (1782/4883)
回答No.5

2.については4番さんの回答が素晴らしいものかと思いますので1番だけ。 1.人件費を極端に抑える方向に行ってるのは広島とオリックスです。 主力スター選手への給料を払えなくなると放出し、また若手を育てると。その結果どうなったかと言うと、優勝争いに加わることも出来ず、人気も上がらず、とりあえず赤字は大きくならないという消極的縮小路線ですね。 これも一つの方向でしょうが、先行きは真っ暗なのでw 最低限チームの看板だけは確保するというのが、大部分のチームの方針でしょう。なぜ実力に不釣合いな金額になってしまったかというと、FA制度のおかげ。 40億の赤字に関して言えば、経理が不透明なのでどこまで信用できるのかというのがありますが、それでも例えばしぶちんで有名な広島やオリックスでさえ人件費以外の出費が40億程度ありまして、近鉄のそれが60億程度ぐらいと推測されています。 その差額の20億分はどこに使っているのかということ。 例えば大阪ドームの使用料が莫大というのもあるでしょうし、近鉄内での広告などもおそらく高値で買っているでしょうし、本社が買い取ってる年間予約席の分の出費も肩代わりさせられているかもしれません。 まぁその辺を加味すれば実際の赤字は20-30億程度になるんじゃないのでしょうか。 別にこの赤字額自体はそう不思議な数字ではなく、 ダイエーでさえここ数年も毎年10億の赤字ですし、人気絶頂期のオリックス(withイチロー時代)や西武(黄金時代)だって黒字には至りませんでした。 まぁ近鉄本体が火の車で、あやめ池遊園地や近鉄劇場も閉鎖したし、OSKも解散したし、グループ内の厳しい再編成が行われている状況の中では、赤字額が40億だろうが20億だろうが、たとえ中村の5億が無かろうが、遅かれ早かれ手放されていたことでしょう。

  • apotoxin
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回答No.3

こんばんは (1)40億の根拠は不明確ですが、日本ハムのように経営努力をしていても10数億は赤字というから、まったく真実味がない額とも思えません。中村はスターを置いておかないとチームが弱くなる、ますます観客が来なくなる、周辺の商売ができないなどがあるからで、採算は度外視でしょう。フロリダマーリンズのように世界一になっても球団経営のために年俸の高い選手をどんどん放出したのと正反対ですね。これなら赤字になっても仕方ないでしょうね。 もともと近鉄は球団は親の広告塔というか、宣伝用であって収支には無頓着、ビジネスの意識はなかったといえると思います。(言いすぎかな) (2)藤井寺は周辺問題や施設が老朽。日生球場は施設と収容能力に問題あるので、大阪ドームにしたと聞いています。 勿論、西武球場のように沿線に球場を作るのは電鉄会社の基本と思いますが、近鉄にそれだけの熱意はないのでしょう。当然大阪ドームには近鉄も共同出資してますから、 使わないわけにはいきませんよね。他に球場ないし。 近鉄は昔から太田幸司とか仲根とか野茂とか人気選手を 入団させるのに経営面でうまくないですね。とうとう一度も日本一にならずに消滅ですか? 近鉄ファンのかたごめんなさい。 答えになったかしらん。 失礼しました。

回答No.2

(1)について 収支を明らかにしていませんね・・・ はっきり言って40億の根拠はないでしょう。 (2)について 阪神電気鉄道に「西大阪線」があります。 尼崎~西九条で営業しています。 この線を難波まで延長して近鉄と相互乗り入れする予定です。この途中に大阪ドームの最寄り駅ができるようです。 近鉄電車が直接ではないが接続するので重要と思われます。近鉄も難波までの運賃は入ります。

  • Tsan
  • ベストアンサー率20% (184/909)
回答No.1

(1)中村ノリが出て行ったらスターがいなくなってもっと貧乏になるから? (2)大阪ドームは近鉄が出資しているから。