- 締切済み
オープンソースの現状と将来性について
私は最近オープンソースに興味を持ち始めた者です。 オープンソースについて調べていると、オープンソースの定義やライセンス、ソフトウェアなどはどこにでも書いてあるんですが、現在どのような使われ方をし、どのようなことが求められているのかについて書いてある書籍やサイトを見つけられません。そこで、もしよろしければそれらについて詳しい方がいらっしゃれば回答をお願いします。各ソフトウェアにより現状や問題は異なると思いますが、できるだけ多くのソフトウェアについて回答いただければ幸いです。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- nta
- ベストアンサー率78% (1525/1942)
だれでも回答できそうなご質問なのですが、解説しなければならない内容が広範すぎて、限られた枠内に納めることが難しい質問です。 オープンソースで最も発展を見たのがLinuxです。世界中のエンジニアがインターネットによる協業がおこなわれており、最も早く進化するOSとされています。いまやWindowsに対抗するコンシューマなOSと目されてビジネス分野やインターネット、携帯電話、家電製品への導入が進められています。しかし、オープンソースであるが故にSCO事件のように著作権侵害に問われるというできごともありました。また、いろいろな人がソースを書き換えて公開することを許しているために特許権を侵害してもただちに発見できない場合も考えられます。もう一つ問題なのは、Linuxのソースコードを一部利用して自社で技術開発した場合でもGPLの規定によりソースコードを公開しなければなりません。多額の資金を投じて開発した技術が社外に流出する問題はオープンソースの考え方に疑問を投げかけるものです。こうした内向き外向きの流れをどのように調和させて、人類の共通資産としてのオープンソースを育てていくのかという点にさまざまな智慧が結集されています。たとえばSE Linuxのプロジェクトのように情報家電のためのLinux開発に際して、一部の企業の中にとどまらず、社外のコミュニティの中で育てていこうという試みもあります。 Linuxが一番知られていて上記程度の解説はどこでも書いてあるのですが、そのほかのオープンソースにはGNUやRubyなどの開発環境やMozillaやApacheなどのアプリケーションなどたくさんあります。それぞれがいろいろな歴史的経緯をたどっていますが、うち捨てられたり終了したプロジェクトもたくさんあります。どなたか解説を追加してくれるといいのですが。