- ベストアンサー
自分の匂い
人は、なぜ自分の匂いが分からない(鈍感)なのでしょうか? 他人のはあんなに敏感に分かるのに。口でも体でも足でも。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
嗅覚や聴覚は危険察知に特化しているため、悪臭や未知の匂いなどには敏感に反応する代わりにすぐに慣れて鈍感化するようになっています。さもないと脳が常に警戒状態で疲弊してしまうからです。
その他の回答 (4)
- 五十嵐 正(@oh-Tokyo)
- ベストアンサー率51% (173/334)
<(鈍感)> なのと似ていますが少し違い、同じ匂いだけ、再来襲すると遮断されるようです。 なので、自分の匂いだけでなく他のどんな匂い・臭みも、同じ匂いは遮断され、別の匂いは感じ取ります。 香りを選ぶ・効き試すときば、他の強い匂い、例えば酢などを嗅ぐと臭覚がリセットされる、と言われています。 お香くらべ競技や、香りが大事な香水・食品などの実用分野では、香りリセットのわざを活用しているようです。
お礼
遮断されたり、リセットされたり、 嗅覚は面白いことになっていますね。 ありがとうございました。
- airwave2200
- ベストアンサー率29% (308/1046)
人は匂いも味も音も常時接していると慣れてしまいその環境の中で時間が経つほど、どんどん分からなくなります。 あるサイトにはこう書かれています。 自分のにおいには気づけない理由 においは、このように個人的に認識される感覚だが、脳の認識以外にも、個人差を生む嗅覚の特徴がある。 「順応」と呼ばれる、慣れの現象だ。 たとえば、つねに強烈な口臭がするのに、なぜか本人は気づいていないとか、他人の家に入るとその家特有のにおいを感じるのに、住人は気づいていないとか、外国人は感じる日本特有のにおいが、日本人にはわからない……などである。 人は、日常的にかいでいるにおいには順応してしまい、感じにくくなってしまう。嗅覚以外の感覚でも順応は起こすが、特に嗅覚は順応しやすいとされている。それは、危険を察知するためだ。 嗅覚は、そもそも野生動物が敵を察知し、危険を回避するために備わっている。人間にも、機能が残っている。 日常的に感じるにおいは、危険とは言えない。危険ではないにおいへの反応を鈍くする一方で、それ以外のにおいへの反応を鋭くしている。急に危険なにおいがしたときに、即座に反応できるようにするためだ。そうでなければ、命の危険が増してしまう。 この効果は、野生動物では役に立つが、人の場合には、困ることがある。自分自身が、強烈な口臭や体臭を放っていても、それが持続的であるほど、本人には自覚しづらくなってしまう点だ。 口が乾いたときや、何かを食べたときなどには、誰にでも口臭が出現する。時に出現する口臭は、持続的ではないので自分でも気づきやすい。普段口臭がほとんどない人ほど、たまの口臭を理由に「自分は口が臭い」と思っていることが多い。 これらは、後に述べるが生理的な口臭の範囲であり、病的ではないことがほとんどだ。 逆に、慢性的であれば、病的な口臭の可能性があるが、それが持続的であればあるほど、自分では順応してしまい、感じられないのだ。周囲は、大変な我慢を強いられているかもしれない。
お礼
順応、のせいだったのですね。 ありがとうございます。
- mink6137
- ベストアンサー率23% (595/2500)
纏めると、臭覚は微分特性…ということです。
お礼
うわっ!! 難しいですね。 纏めすぎかと思います。(笑)
嗅覚は絶対値ではなく変化しか分からないからです。昔の和式トイレで自分で製造中の大便のかおりには耐えられるのに、一度トイレを出て再度トイレに戻ると、誰だこんなくさいのをしたのはって感じになりましたね。日本人は臭くないのになぜ外人は臭いのだろう、という質問を見ますが、ケントデリカットが初めて日本に来た時、空港の日本の悪臭にすぐ帰りたくなったそうです。そんなもんだろうと思います。 一方、嗅覚にはその目的を果たすための機能もあります。娘は自分の父親のニオイだけ臭く、他の男性のニオイは心地よく感じるのだそうです。 また嗅覚は、するどい、にぶいだけでなく、性能の傾向にも個性があります。私はアスパラガスを食べると尿に匂いが出ることが知覚できますが、友達にこの話をすると、分からないと言います。あとで知ったニュースでは、アスパラガスのニオイが尿に出ることを知覚できるのは人類の5人にひとりだそうです。映画オースティンパワーズのどこかにオースティンが敵の基地でアスパラガスを食べて敵が彼の尿のニオイに気づくというシーンがありますが、この作者も私と同じ体質のようです。5人中4人の観衆はこのシーンの意味が分からなかったことになります。 これを知って以降、生ごみのニオイやエアコンのカビ臭さについて大騒ぎする人についても、ただ騒ぎたくて騒いでいるわけではなくて彼には特別強く感じるんだろうなと理解するようになりました。ちなみに私はアスパラガスのニオイが分かるだけで、生ごみやカビ臭さについては10人並みの鈍感です。 犬は嗅覚が鋭いと言いますが、犬に分からず人間に分かる匂いもあるそうです。おそらく私が今までに書いた最も長い脱線です。
お礼
最も長い脱線をしての蘊蓄をありがとうございました。 ためになりました。
お礼
慣れて鈍感化 ですね。簡にして要を得た回答をありがとうございます。