癌の告知
癌の告知について質問です。
一昨日、祖母が癌の告知を受けました。
これまで祖母は、自宅近くの個人病院に通っていました。喘息などの持病があるため、ほぼ毎日。発作がひどい時などは入院もしており、入院すること自体珍しいことではありません。そのくらい病院にかかっています。
その個人病院(A病院とします)では、月に一度レントゲンを撮っていたそうなのですが、先月レントゲンを撮った際に、院長先生が「肺に何かできている。うちでは検査ができないから、紹介状を書くから、隣町のB病院(大学病院ではありませんが、かなり大きな病院です)に行って検査を受けて下さい。これはちょっと気になります」と言われたそうです。
祖母は祖父に付き添ってもらい、B病院に行きました。しかし、B病院のお医者さんはレントゲンを見ると、「肺に腫瘍ができています。つまり肺癌です。あなたの場合、元々喘息で気管支に炎症がありますし、体力もあまりない。検査はできません。それから、腫瘍を取り除くような手術もできません。あなたの体力では耐えられないでしょう」と言われたそうです。では進行を抑えるような薬などで治療になるのかと尋ねると、「あなたには、抗がん剤は使えません。副作用に耐えられないからです。つまり、何もできることはありません。A病院の先生には、私から手紙を書いておきますから、あとはA病院の先生と相談して下さい」と言われたそうです。
最近は、癌の告知を本人にするのが原則と聞きました。しかしそれは、「本人に病気を自覚してもらい、本人と医者とで信頼関係を結びながら治療に取り組んでいくため」のはず。
祖母の場合は、手の施しようがないと言われて終わり。治療ができないなら、告知なんかしてほしくありませんでした。祖母は今後も喘息の治療などでA病院には通うと思いますので、嘘でも「進行を抑える薬で頑張っていきましょう」とでも言ってくれたら、祖母は精神的にも大分違ったはずです。
元々祖母は病気に対して気弱な人であり、今は祖父ともども落ち込んでいます。
そもそも、レントゲンだけで癌と判断するものなのですか?
体力がないために検査はできないという理屈はわかりますが、A病院の先生はレントゲンでは判断できないから紹介状を書いたはず。
それが何故、B病院の先生は判断できるのか。
私達で病院を探して、検査を受けられるような病院に連れて行こうかと思いましたが、祖父母は長時間の移動が苦手で絶対に拒否します。なので、A病院やB病院しか頼れないのです。
今はこのように、手の施しようがない患者に対しても、その人の性格など全く考慮せず告知するものなのでしょうか?