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明細胞癌と診断されました。
明細胞癌と診断されました。 頬に腫瘍ができ、検査をしたところ悪性と診断されました。 頬に明細胞癌ができるのは珍しいケースらしく、主治医は腎臓癌や卵巣癌からの転移を考え、PET、MRI、CTなどの検査を受けました。 しかし、頬以外には癌らしきものは見つかりませんでした。 さらに、頬の腫瘍は2cmほどであったのに関わらず、PETには頬の腫瘍にもほとんど集積がみられませんでした。 主治医からも説明を受けたのですが、なぜPETに映らなかったのかが、イマイチよくわかりません。 明細胞癌は場所にかかわらずPETに映りにくい癌だということなのでしょうか。 私の癌の活動が活発でなかった(悪性度が低い)ため映らなかったのでしょうか。 何かアドバイスをいただけたらありがたいです。
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- rokutaro36
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FDGという造影剤を投与すると、がんに集まるので、 それをPETで撮影するというのが、PET検査の原理です。 つまり、がんがFDGを取り込むということが前提になっています。 逆に、正常細胞でも、FDGを取り込めば、 そこががんのように光るというわけです。 FDGは、尿として体外に排泄されるので、当然ですが、 腎臓や膀胱に集まります。 なので、PET検査では、腎臓や膀胱には注意が必要です。 さて、明細胞ですが、なぜ「明」というかというと…… がん細胞の検査をするとき、顕微鏡で見やすくするために 色素で染色します。 明細胞は、このとき、染色されないので、顕微鏡で見ると、 この細胞だけが明るく見えます。 なので、明るい細胞……明細胞と言います。 明細胞がんが厄介なのは、このように薬剤を取り込みにくいので、 抗がん剤も取り込みにくい、つまり、効きにくいと言われています。 FDGも同様に、明細胞が取り込みにくいので、PETに写りにくい というわけです。 ですが、全ての症例がそうなる、とは言えないのです。 学会の発表なども見ていても、PET検査で明細胞癌を特定できた という報告があります。 明細胞癌なら、抗がん剤が100%無効ということはありません。 効く人は効きます。 なので、単純には言えないのです。 PETに写れば悪性度が高く、写らなければ低い…… というように単純に言うことはできません。 PETは画期的な装置ですが、決してパーフェクトではないのです。 だから、MRI、CTなどを組み合わせ、 他の検査結果も考慮にいれて、総合的に判断しなければならないのです。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 今までモヤモヤしていたものがスッキリしました。とてもわかりやすかったです。 主治医の先生に質問すべきだとは思うのですが、何だかとても忙しそうで、変な事を聞いては迷惑かなと考えてしまって。 手術はしたものの、抗がん剤などは受けていません。これから免疫療法など治療法を選択する際に、少しでも自分の癌について情報が欲しかったのです。 本当にありがとうございました。