タップの工数と寿命をもう少し長持ちさせる方法はな…
タップの工数と寿命をもう少し長持ちさせる方法はないものか?
自分は横型マシニングの業務に関わっている作業者です。
現在加工中の品物で材質が炭素鋼「S50C」
硬さは「HRC15~17」…比較的柔らかい硬度です。
この材料に「M8…下穴は貫通穴」と「M10…下穴は止まり穴」のタップを立てる行程があるんですが、タップの寿命が長持ちしません。
今まで「OSG」という工具メーカーの「粉末ハイス」のタップ…「V-SFT」or「VP-SFT」でオーバーサイズ「OH3」で加工していて、1本辺り250個までは使えてました。
ただ、この品物は機械加工後に熱処理の行程があり、そこでHRC50~60まで硬くなります。
そこで昔、ネジが硬くて測定プラグゲージが入らない…という問題が起きてから、タップの種類とオーバーサイズを経費の問題を踏まえて「EX-SFT,OH5」に変えました。
種類を変えた理由は「粉末ハイスにOH3以上が無かったから」です。
タップをOH5に変えてから、1本辺り約160個前後と極端に寿命が短くなりました。
タップは「M8・M10」共にスパイラルタップ。タッパーを使っています。
貫通穴の「M8」はφ6.8mmの超硬ドリルで貫通させ、タップも貫通させています。
下穴が止まり穴の「M10」の下穴深さは図面上「20mm」Φ8.6mmの超硬ドリルで「20.5mm」まで穴を掘り、タップの深さは「15mm以上」で現状「15.8mm」まで入れています。
切削条件はメーカーカタログ上「周速7~10mm」なので「10mm」で計算しています。
それでも「工数160個付近でタップが折れる」か「折れはしないけどタップ先端の食付きが欠けてプラグゲージの止まりが入る=不良品」となってしまいます。
どうにかもう少し長持ちさせる方法等あればご教授をお長い致します。
アドバイスをありがとうございます。
少し追記させて頂きますと、使っている切削油は油性です。
「ユシロンカットアーバス」…っていう名前の油性油だったかな。
あとご指摘にありました「A-TAP」については既に検証済みです。
確かに寿命は良さそうですが、経費の関係…1本当たりの値段が高くて、会社側から購入を却下されました。
なので「EX-SFT」を選定した次第です。他にも良いタップが見つかれば良いのですが…。
ロールタップについては、今までSUSステンにしか使った事がなかったんで、その発想はなかったです。参考に致します。
お礼
こちらの質問と回答がずれています。