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フェールソフトとフェールセーフの違い
フェールソフトもフェールセーフも、両方ともシステムが故障した場合、危険を回避する方法(考え方)だと思いますが、どのように違うのでしょうか?具体的な事例を挙げて説明してもらえればありがたいです。例えば、飛行中の航空機がエンジントラブルに遭遇した場合、これを回避するのはフェールソフトですか、それともフェールセーフでしょうか?
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フェールセーフ あらかじめ故障が起こることを想定し、被害を最小限にとどめるよう 工夫しておくという安全思想。 ジャンボジェット機のエンジンが万が一故障しても、一つだけ動いていれば 飛び続けられるように設計されていることが「フェールセーフ」。 フェ-ルソフト システムの一部に障害が発生した際に、故障した個所を破棄、切り離すなどして 障害の影響が他所に及ぼされるのを防ぎ、最低限のシステムの稼動を続けるための技術。 ハードディスクを複数用意して常にミラーリングするRAIDシステムがそれに当たる。 なお、RAIDシステムっていうのは、ハードディスクがいくつもあって、その中のひとつが 壊れても、他のハードディスクに内容がミラーリングされているので、その内容を つかって残りのハードディスクで稼動することが出来るといった感じのもの。 飛行機でいうと、エンジンを複数用意して、その中の一個が壊れた時には それを止めてしまい、残りのエンジンで運行すること、となるけど、ちょっと変ですね。 フェールセーフは思想というか考え方で。 それを実現する具体的な技術がフェ-ルソフトってな感じかと思うのですが。
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- old98best
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フェールソフト 安全な状態に機能を停止する。 フェールアウト 機能は保証できない。 フェールソフト 最低限の機能を維持して、故障を警告する。 飛行機のエンジントラブルですと、フェールソフトですね。 フェールセーフだと、飛行機としての機能は停止させるのが前提です。 ただし、旅客機でしたらエンジン単体としてはフェールセーフでエンジン停止をして、飛行機全体としてはフェールソフトで飛行を続けられるという設計になっているはずです。 パソコンの場合だと、内部で計算エラーが出た場合、 フェールアウト デタラメな結果をそのまま出力。 フェールセーフ システムが異常ですと表示してパソコンが停止。 フェールソフト この計算結果は異常ですから信用できません、と警告を表示してパソコンは次の仕事を継続する。
お礼
フェールアウトという意味について教えていただき有難うございます。
- ark_kiss
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ちょっと、その場合だと例えにくいかも(半笑) 人命の関わることだとフェールセーフになっちゃいますしね。 でも、飛行中なら機能を最小限(例えばエアコンを切って電力をもたせるとかね)にするフェールソフトが妥当になりますし・・・。 とりあえず、簡単な説明だと「ATM」が挙げられます。 ATMで1万円札が切れたとしましょう。 フェールソフトなら、千円札5千円札を駆使し、一万円をだす機能を中止して、ATMの機能を続けようとします。 フェールセーフの場合、一万円札が使えないと判ったら、ATMの機能を中止します。 フェールソフト ・あらかじめ冗長化し、故障部分を切り離します。 ・運用継続を重視 フェールセーフ ・自動的にシステムをシャットダウン ・安全性を重視 こんなところでしょか。
お礼
ん~、さっきまでは分かった積もりでいたのですけど、一寸混乱してきました。ATMの事例だと、「思想」と「技術」はどこで切り分けたらいいのでしょうか?
- k-e-i
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フェイルセーフは思想です。 フェイルソフトは技術です。 なので、飛行機のエンジントラブルに遭遇した場合 残ったエンジンだけで飛ぶようにしましょう! というのが、フェイルセーフで、 それを実現させたものをフェイルソフトと呼びます。
- 参考URL:
- http://e-words.jp/
お礼
有難うございます。思想と技術という対置した理解は、他の方の回答を読む上で、参考になりました。
お礼
No1も方の回答を深化させていただいて、有難うございます。よく理解できました。RAIDの事例も参考になりました。