既回答に重複するけど
1 打席数(試合数)が少ない。
プロ野球は年間100試合以上があるけど、高校野球は(記録に残る)公式試合は年間20試合くらいから、地方予選のある地域でも30試合程度。
プロでも、CSや日本シリーズなどの”短期決戦”だったら5割以上の打率を残す選手が出ることがあるし、投手のが本調子になるシーズン中盤に入るころまで4割近い打率を維持する打者が出てくるように、試合数が少なければコンディションの維持・調整もしやすい。
高校野球の公式試合は、春・夏・秋にある4~8試合程度なので、試合に合わせたコンディションを作りやすい。
プロ野球は、1週間に5、6連試合が半年程度続くため、疲労や負傷などによる好不調の波もあるので、シーズンを通して打率を維持することは困難。
2 相手投手のレベルが違う
地方予選、それも1回戦、2回戦だと、コールドゲームが少なくない。
特に、複数の甲子園常連校があるような地方だとドラフト候補レベルの有力選手が強豪校に集中するので、出場校の実力にハッキリとした格差がある。
プロ野球でも、今年のパ・リーグでは首位と2位に14ゲーム差があったけど、投手の実力はゲーム差ほど開いてはなく、各球団のエース級が出てくると容易に打ち崩せない。
また、チームに投手が数人しかいない高校野球(特に、弱小校だと投手専業は一人だけで、控えは野手兼業なんてことも珍しくない)に対し、20人以上の投手を抱えているプロは、コンディションに合わせて入れ替えることが出来る。
最近はあまり聞かないけど、高校野球の地方予選では、30対0とか50対0のコールドゲームとか言った”バッティング練習”のような打率を稼げる試合もある。
プロの試合では、まず当たるのが、エース級や準エース級の先発ローテーション投手。先発が降板しても、待機していた中継ぎ投手が出てくるので、安打を重ねることは簡単ではない。