- ベストアンサー
ベンチレーターとレスピレーター
ベンチレーターとレスピレーターという言葉を、私はごっちゃにして使ってしまっていますが、実際的な意味(機器を総称する名前として)は、どちらでも宜しいのでしょうか? (「呼吸」と「換気」というくらいの差??) 御教示宜しくお願い致します。
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
詳しい資料が見つかりませんが(どっかで見たような気がするのですが)、手元にある本によると、いずれ英語ではベンチレータという呼び方が主流なそうです。ただ、「換気装置」というより「呼吸装置」と言う方が感覚的に適切だということで、日本の専門家はレスピレータという言葉を好むみたいです(人工呼吸器ハンドブック 1997-2001 丸川征四郎/福山学 /医学図書出版) 。 個人的には、麻酔中に使うような、患者さんの自発呼吸と無関係に決められた動き方でただ換気を繰り返すような機械はベンチレータでも良いと思いますが、自発呼吸と積極的に同調させて作動するような機種はレスピレータと呼びたい気がしてます。 以上、先ずはご参考まで・・・。
その他の回答 (4)
- yamahaseca
- ベストアンサー率45% (182/401)
その後先輩の先生から詳しい話を伺いましたところ、以下のように教えていただけましたので、追加させてください。 『昔はレスピレータという呼び方が、洋の東西を問わず用いられていました。ただ、呼吸というと単に空気の出入りだけでなく、肺胞でのガス交換や血液の循環まで全て含んでしまいます。でも、実際に人工呼吸器で行っていることはそのうちの空気の出入りだけですよね?だから、レスピレータという言い方はおこがましいということで、最近はベンチレータという表現が多くなってきたのです。』 という話でした。 その先生は、これからはベンチレータと言う呼び方の方が一般的になって行くでしょうともおっしゃってました。 以上、補足させていただきます。
お礼
何回も調べて教えて頂いて本当にありがとうございます! 私は当初「内呼吸」と「外呼吸」それぞれへのアプローチが幾らか機器によって異なるため(もしくは「陽圧換気」「負圧換気」によって)呼称が違うのかな?と思いました。でも、御回答を読ませて頂いた後であらためて考えてみると、人工呼吸器はそれ以前というか リブケージの動きの補助、つまりその都度1回換気量分の外気を押し込んであげる訳ですから違いました。人工呼吸器は「換気を補助する機器=ベンチレーター」なのですね。 今回ホントにいろいろと丁寧に御教示賜わり感謝しております。また何か解らない時はこちらに質問したいと思っております故、お世話になる事もあるかも知れません。その折には宜しくお願い致します。多謝!!
- 70633
- ベストアンサー率34% (295/847)
「レスピレーター」respiratorは人工呼吸器のことですね。 「ベンチレーター」ventilatorは建築関係の言葉が元で、本来の意味は換気用の装置のことですが、人工呼吸器の意味で使われることもあるようです。
お礼
PCがウイルス感染してしまい、お礼申し上げますのが遅れてしまいました事を先ずはお詫び致します。 なるほど、ベンチレーターは建設関係での言葉が元なのですね。つまりは換気扇ですよね(笑)。 どうもありがとうございました。 70633様に、良い出来事が沢山ありますやうお祈り申し上げます。
- yamahaseca
- ベストアンサー率45% (182/401)
今手元に資料がありませんので、後ほど(職場から)回答させていただきます。 言葉からゆくと、「呼吸を補助する」のか「換気を補助するのか」の違いなのですが、海外での呼び方なども絡んできているみたいです。
お礼
わざわざお調べ戴いて2回も教えて頂き有難うございました。感謝致します。 yamahaseca様のような親切でお優しい方が、先輩で居てくださったら嬉しいのになー と、思いました。
- nankuru
- ベストアンサー率16% (5/30)
ベンチレーターとレスピレーターは同じものと考えていです。なんで言い方が違うのかは知りませんが… 二つとも、器械的に人工呼吸を行う装置。麻酔中の人工換気装置を指す場合もあります。 看護学学習辞典第2版より引用
お礼
PCがウイルス感染してしまい、お礼申し上げますのが遅れてしまいました事を先ずはお詫び致します。 素早いお返事を賜わり感謝致します。 看護辞典にわざわざ当たって頂きお手を煩わせました。 人工呼吸器の総称として表現した場合は、どちらを使っても構わないのですね。 はっきりしないお天気が続いておりますが、nankuru様が健やかに御活躍されますやうお祈り申し上げます。 どうもありがとうございました。
お礼
PCがウイルス感染してしまい、お礼申し上げますのが遅れてしまいました事を先ずはお詫び致します。 参考文献を教えて頂き有難うございます。近日中に目を通してみます。(英語圏と日本語圏で 主たる呼称が違うというのは興味深いです。自然を科学技術で押さえつけてきた石畳の文化と、ありのまま時系列に乗った状態を善しとする 紙と木の家に住む文化の違いでしょうか。そういった背景が関係しているとは思いもよりませんでした。) ずっと頭に引っかかっていたものがようやく取れてホッとした感じです。どうもありがとうございました。 yamahaseca様の、ますますのご健勝をお祈り致します。