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若い時からのハゲ防止。
質問です。私の友人(26歳・男)が極端に頭髪を気にしています。父親や兄がもうずいぶん薄くて、遺伝子上間違いなくハゲそうなのです。何か「若いうちだからこそできる、ハゲ防止・育毛法」を教えてください。よろしくお願いします。
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髪の毛の専門家,理容師です。 「若いうちだからこそできる、ハゲ防止・育毛法」というのは,すでに間に合わないと思います。 一応,書いておきますと,「20歳前後(個人差がありますので,このような表現をしています)までの間に,出来る限り,太くて硬い髪の毛へと成長させておくこと」です。 というのも,20歳前後を過ぎますと,髪の毛は,生え替わるたびに,目では確認出来ないくらいですが,以前よりも細くて柔らかな髪の毛が生えてくるようになるからなのです。 ですから,本当でしたら,20歳前後までが勝負なのですよ。 では,26歳という年齢を考えますと,何をしなければならないのかというのは,「出来る限り,老化を遅らせること」と,その他にとりあえず出来ることとしては,「1日以上経った古い皮脂の除去」となります。 「老化を遅らせること」というとわかりにくいかもしれませんから,「髪の毛の栄養失調を改善する」と言い換え,これは,いわゆるO型脱毛症や薄毛の予防につながります。 また,「1日以上経った古い皮脂の除去」は,M型脱毛症の予防につながります。 まずは,一番大切なのが,栄養バランスのとれた食事をすることですね。 例えば,ビタミンB2が足りませんと,皮脂の分泌が多くなりすぎますし,また,ビタミンEを取りすぎていますと,これも皮脂の分泌過剰につながります。 また,亜鉛ミネラルが不足しますと,髪の毛(だけではありませんが)の成長が悪くなってしまいます。 ナイアシンの不足も同じです。 となりますと,髪の毛に必要と言われている栄養を充分摂取していれば良いのかという話なら良いのですが,実は,それぞれの栄養は,それ以外の栄養のいずれかと密接に連携して働いています。 また,足りない栄養の代わりに別の栄養を肩代わりに使うこともあると言えます。 そのため,髪の毛に必要と言われている栄養だけを充分摂取していても,意味がなくなってしまうことも考えられるのです。 となりますと,どうしても,栄養バランスがとれた食事というものが必要になるのです。 栄養バランスのとれた食事というのを難しく書けば,「3日間で摂取した栄養それぞれの1日平均が,所要量以上,許容上限摂取量未満となるような食事」となります。 何のことか,わかりにくいですよね? うん,私もよくわかっていません。 ということで,もっとわかりやすく説明しますと,「肉:野菜=1:2~3(重量比)」を基準として,つまり,「肉を100g食べたら野菜を200~300g食べるようにする」を基本として,「昨日は,肉の割合が多めだったから,今日は,野菜の割合を多めにしよう」的な考え方で食事をするようにしてください。 もっと,簡単に言ってしまえば,「よく噛んで,いろいろなものを食わず嫌いをしないで食べる」と言うことです。(どうしても苦手なものは,仕方がないので,食べなくて良いですが,野菜全般がダメというのは困りものだそうです) ポイントは,「よく噛む」ことと,「食わず嫌いをしない」と言うことですね。 食事関連で言えば,食事を開始する時刻がバラバラですと,食品の消化や栄養の吸収の準備が整わなくなってしまうため,栄養バランスのとれた食事の意味がなくなってしまいます。 例えば,夕食をほぼ19時頃に取り始めているのでしたら,18:30~19:30の間には,必ず,食事を開始するようにしてください。 もちろん,これは例えですから,就寝の3時間以上前でしたら,char24さんの生活にあわせた開始時刻で結構ですよ。 また,1週間に1度程度でしたら,大きくはずれても構わないと考えられているそうです。 時刻を整えるという話関連で言えば,起床時刻と就寝時刻もそうですね。 まずは,起床時刻を毎日,休日でも同じにすると良いようです。 その上で,起床時刻の6時間半前,8時間前,9時間半前のいずれかひとつに毎日就寝するようにしてください。 もし,6時間半という就寝時間がとれない場合は,仕方がありませんので,短時間(4時間)睡眠に,徐々に移行すると良いと思います。 でも,基本は,やはり,6時間半,8時間,9時間半のいずれかひとつを就寝時間とすることですね。 この時間というのは,ノンレム睡眠とレム睡眠が切り替わるときで,このとき起きると目覚めが良いといわれているからです。 目覚めが良いと,朝からストレスを感じなくて済みますからね。 ストレスというのは,髪の毛はもちろん,人間の健康そのものを害してしまいます。 ただ,ストレスを回避することが出来れば,それに越したことはないのですが,しかし,完全にストレスを受けないようにすること自体,実は,ストレスになってしまう世の中です。 ですから,ストレスは,必ず,解消するようにしてください。 ストレスを受けてしまいますと,血管が収縮してしまい,この状態は,ストレスを解消するまでの間,ずっと続いてしまいます。 毛細血管では,血管が細くて柔らかいため,ストレスの度合いによっては,血管が潰れてしまうこともあり,そうなりますと,その部分に血液がなくなってしまいます。 髪の毛に栄養等を運んでいる血管は,この毛細血管ですので,ストレスによって,髪の毛に栄養等が届かなくなったり,届きにくくなったりしてしまうのです。 これでは,髪の毛が育つはずがありません。 ところが,もっと困ることというか,恐ろしいことは,小腸から栄養等を受け取っているのも,毛細血管を流れている血液だと言うことです。 つまり,ストレスを受け続けている間中は,栄養等の吸収がままならない,または,全くなくなってしまうのです。 これでは,いくら,栄養バランスの良い食事をしていても,体内に入る分として考えますと,栄養等が不足してしまうことになります。 栄養等は,どの場所にも均等に分配されているのではなく,生命維持に必要な場所により多く分配されるようになっていますので,生命維持に関係のない髪の毛には,他の場所で余った残りカスがまわってくるようになっています。 ですから,もし,消化の進んだ食品が小腸で吸収されようとしているときに,ストレスを受け続けていますと,体内に入る栄養等が少なくなるため,その後,ストレスを解消出来ていても,髪の毛にまわってくる栄養等が足りない状態になってしまうと考えることが出来るのです。 もちろん,体内に入った栄養等が少ないのですから,生命維持に必要な場所でも,なんらかの影響を受けてしまうことは,充分考えられますよね。 ストレスというと,実は,「喫煙=ストレス」だというのはご存じでしょうか? 「ニコチンが切れてくるとタバコを無性に吸いたくなることが,そうでしょう」と思うかもしれませんが,もちろん,これもそうですが,喫煙そのものがストレスなのです。 つまり,喫煙者は四六時中ストレスを受け続けていると言っても過言ではないのです。 そのため,「喫煙=ストレス」という認識を持たない人のためにも,「喫煙は髪の毛の大敵」と改めて言うようになっているのです。 タバコを吸いますと,毛細血管が一瞬にして塞がれてしまうほどなんですよ。 ストレスを受けますと,血管が収縮すると言うことは,血管の中の血液の量は変わることがないですから,どうしても血圧が上昇してしまいます。 緊張(=ストレス)しますと,心臓がドキドキ言っているように感じるのは,このためなのです。 血圧が上昇すると言うことは,分泌物が増加すると言えそうです。 よく,緊張すると脂汗を掻くと言いますが,この脂汗は,皮脂が混ざっているのです。 つまり,皮脂の分泌が増加するわけです。 確認はしていませんが,もしかしたら,男性ホルモンの分泌も増加しているかもしれませんね。 ストレスの解消方法は,人それぞれだと思います。 疲労を覚えない程度の運動や,疲労を覚えない程度に趣味などに没頭するのも良いでしょう。 また,カラオケなどのように声を出すのも良いと言われています。 また,ストレスが解消されますと血管が拡張することから,適度の飲酒(2500×アルコール度数で飲酒量を求めてください)も良いとされています。(アルコールの苦手な人は避けてくださいね) ただし,喫煙している人は,スパッと禁煙してください。 タバコを吸えないストレスを受け続けてしまうことになりますが,実は,このストレスは,しばらくしますと慣れてしまいますので,自然と禁煙によるストレスは解消されてしまいます。 喫煙して,四六時中ストレスを受け続けているよりは,いつかはストレスがなくなるのですから,スパッと禁煙することをお勧めしますね。 皮脂の除去は,シャンプーしている最中に頭皮マッサージをするのがベストでしょう。 皮脂は脂で,シャンプー剤には脱脂力がありますからね。 頭皮を,力を出来るだけ入れないように,優しく揉み洗いしてから,頭皮を集める感じで,毛穴から皮脂を絞り出すようにしてください。 ただ,シャンプー剤に含まれている洗浄成分が頭皮に残存しているのは,良くないことです。 この洗浄成分が頭皮に残存し続けないようにするためには,次のことに注意を払ってください。 1. 市販のシャンプー剤の場合,500円玉程度の量(ポンプ式ボトルの入っている場合は,ポンプ1回押しの量)を手に取り,5~6滴程度の水分を加え,両手で,必ず,充分泡立たせてから,髪の毛や頭皮を洗うようにしてください。 石鹸シャンプーの場合は,片手いっぱいの量を手に取り,両手で,必ず,充分泡立たせてから,髪の毛や頭皮を洗うようにしてください。 また,石鹸や半固形シャンプー剤などを使用する場合は,必ず,両手を濡らしてから,適度(角が立つ程度)に泡立たせ,その後,髪の毛や頭皮を洗うようにしてください。 もちろん,その前に,髪の毛や頭皮を充分すすぎ洗いしておくことをお勧めします。 2. シャンプー剤のすすぎの目安は,1で紹介した量を使用した場合でも,頭皮を中心に2~3分間です。 髪の毛が長い人の場合は,頭皮だけではすすげない部分の髪の毛をすすぐ時間を,これに加えなければいけません。 ちなみに,よく,朝シャンをしてはいけないと言われていますが,これは,朝の忙しいときにシャンプーしてしまうため,充分すすぐことが出来ないことが予想されるからです。 つまり,朝シャンをしますと,洗浄成分が頭皮に残存し続けてしまう可能性が高くなってしまうからです。 ですから,朝,余裕が充分にあり,すすぎを充分行うのでしたら,朝シャンはしても構いませんよ。(もちろん,シャンプー剤の使用量を間違わなければという条件も入ると思いますけどね) そうそう,洗浄成分が頭皮に残存し続けることが,なぜ,いけないのかという理由ですが,これは,洗浄成分が頭皮に残存し続けることで,頭皮に炎症を起こしやすくなってしまい,炎症を患ってしまいますと,これをカバーしようとして,皮脂の分泌が活発になり,その状態が続してしまいますと,最後には,脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症に発展してしまうことが考えられるからです。 このような危険性が考えられる以上,やはり,すすぎは充分する必要があると思います。 一応,これも書いておかなければならないので,書きますが・・・。 私は,意図して「洗浄成分」と書いていますが,この洗浄成分というものの正体は,「界面活性剤」です。 インターネットも含めた多くのマスメディアでは,この界面活性剤に対して,誤解を招く記述が氾濫しているようです。 中には,「このシャンプーには,界面活性剤の代わりに洗浄成分を使用しています」などというように,完全に間違った知識で書いている人も存在しています。 界面活性剤とは,「油性成分と水性成分の境界面を活性化させ,それぞれを混ぜ合わせるもの」の総称です。 洗浄成分は,「汚れ(皮脂が混ざっているため,油性)とすすぎ水(水性)の境界面を活性化させて,布や皮膚,髪の毛などから剥がすこと」(これを「洗浄する」と言います)が役割ですから,「洗浄成分=界面活性剤」なのです。 また,その原料に天然成分を使用していても,洗浄力がある限り,界面活性剤に代わりがないのです。 また,けっして,界面活性剤は,正しい使用量と正しい使用方法を用いる限り,危険なものではないと考えています。 使用量が多すぎたり,使用方法を間違ってしまったりするから,頭皮に炎症が起きるなど,健康を害してしまう結果になるのです。 つまり,界面活性剤が悪いのではなく,間違った使用量や使用方法をとった使用者が悪いのだと言うことを理解してください。 話が少し脱線しましたので,元に戻しますね。 注意するべき点を簡単にまとめますと, 栄養バランスのとれた食事 食事開始時刻を整える 睡眠リズムを整える ストレスは,必ず,解消する シャンプー剤等の洗浄成分は,完全にすすぎ落としてしまう となると思います。 なお,すべてを同時に始めてしまいますと,それが新しいストレスになることも考えられますので,出来るところから始めるようにしてください。 また,季節限定ではありますが,夏バテを予防し,もし,夏バテになってしまった場合は,解消するようにしてください。 夏バテになりますと,秋口になって自然脱毛する髪の毛の本数が増えてしまうことが考えられるからです。 もう一つ,近い将来なのか,遠い将来なのかはわかりませんが,シャンプーしたあと,乾燥タオルで頭皮や髪の毛を乾かしている最中に,細かいフケが出てしまうことがあるかもしれません。(ドライヤーだけで乾燥させていますと,どこかに飛んでいってしまい,気づかないことが多いです) その場合,このフケを止めませんと,地肌が永久に見えてしまう場所が出来たり,広がったりする可能性があります。 ですから,もし,乾燥中に細かいふけを見つけた場合は,そのふけを出来るだけ早く止めるようにしてくださいね。 まぁ,このことは,とりあえず,「観察」していれば良いですよ。
その他の回答 (2)
効果は不明ですが 1.紫外線を避ける 表に行くときは厚手の黒い帽子をかぶる 2.頭皮は清潔に 朝シャンは厳禁 リンスはしない 整髪料はつかわない シャンプーをしたら完全に乾かす
- ruru-po2
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お金を貯める。 これっきゃない。 正直、多少進行を遅らせても、止めることはできないでしょう。 だったら、将来的な医学の発展やカツラ技術の発展に期待して、資金を貯めとくのも手かと思います。 ヘアーコンタクトなんかも開発されてますし、10年後くらいにはハゲも克服されているんじゃ。。 以上、父親が薄く半分あきらめている30代男でした。
お礼
こんにちは。 回答ありがとうございました! 専門家からの適切なアドバイス、 本当に助かりました。 今、できること、今後、注意することが ちゃんと理解できて、不安が無くなりました。 (例の友人からの感謝の言葉です。) 本当にありがとうございました。 これからもお仕事、がんばってください! 失礼します。