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エケベリアを肉厚にするには?
- エケベリアを肉厚にするための管理方法とは?
- エケベリアの肉厚化を目指すためのポイントを解説
- エケベリアをより肉厚にするための効果的な手段とは?
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- cactus48
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ネットで拾って来た画像を添付するのではなく、現在栽培されている エケべリアの画像を添付して下さい。どの様な常態なのか知る必要が あるので、現在のエケべリアの状態を知るために現在栽培されている エケべリアの画像を添付して下さい。 もしかして今は栽培をされておらず、今後のために参考になればと思 われての質問でしょうか。 現在は栽培をされており、肉厚にならないから肉厚にする方法を教え てと言う質問でしょうか。 自称サボテンと多肉植物馬鹿ですから、経験上である程度の事は答え られます。とにかくどちらなんですか。
- bannzaiusagi
- ベストアンサー率74% (562/758)
画像の株は、販売されている見本株か業者レベルの愛好家の栽培環境で育てている株では・・・。湿度が低い環境での栽培で栽培年数も経っている成熟株と感じます。 普通の住まいのマンションのベランダや、一戸建てでもあまり広さの無い庭での栽培だとこのような姿の良株に育てるのはなかなか難しいです。 日中どの方向からも遮られることなく日光が当たる様な広いバルコニーやお庭や建物の屋上で、直射日光ではなく程良く日射量の調節ができる様に遮光シートなどが上へ張れるような設備が必要。できれば屋外の湿度から防げる設備も。 規模が小さくても温室やビニールハウスの様な栽培設備が必要です。もしそこまで大がかりにできなくても透明なプラスチック製波板と角材で全方向日当たりの良い扉付きで風雨の防げる育成コーナーを建て(規模としては中で人が身動きできるくらいから)内部の上部や西側に遮光シートを光の当たり具合で張ったり引いたりできるようにする・・・。という感じです。 以前多肉植物に嵌っていて購入先の栽培環境が知りたく調べてみると大抵は立派な大規模温室か大型ビニールハウス、副業で特定の種類をネット販売なさっていた方は(結構南の方にお住いで冬の暖房が必要ない)家の2階にある物干しスペースに透明な波板と角材で簡単な栽培小屋を作って栽培されていました。 北海道在住で熱帯性の多肉植物愛好家の方は家の敷地内に多肉植物栽培用の結構大きい温室(日当たり良く作った家畜小屋を小規模にした様な建物)を建て、冬はかなり寒くなる土地なので暖房で空気を循環させ内部の温度が保てる様に作ったそう。 エケベリアに限らず熱帯や熱帯に近い原産の多肉植物は、まずは程良い程度の日射量を保ち低い湿度で(つまり常時外気より乾燥している)株を全体的に締めて育てれば自然に葉が肉厚に育ちます。以前農家をしている叔母からエケベリアの大きな株を貰った事があり、葉色が濃すぎる(葉焼け)以外は立派な見た目だったのでどうやって育ててたの?と聞くとビニールハウスの端っこに置いてほんのたまに水を与えてたとのお答え。遮光が程良ければ売り物と同等の葉色に育ったと思います。 多肉植物の日本で栽培されている物の見かけは原産国の自生株とはかなり違います。 野生のは雨がたっぷり降れば内部にたっぷり水を溜めて葉の色も良くなり花を咲かせますが、降ってくれない時期はいつも極端な水の不足で萎びており色も強い日差しに当たり続けてかなり色が濃くて周囲の土の色に紛れ離れたところからだと見つけにくいそう。 乾燥にどのくらい強いのかを他の種類ですが試してみた事が有ります。自分で殖やした物を試しに抜いた状態で冬はかなり寒い玄関の片隅に置いたまま水は一滴も与えずに置いたところ(水を控えると耐寒性が増す)かなり見すぼらしくなりましたが3年間生きてました。 多肉植物の一種であるサボテンだと、大型の柱サボテンなどの様な目立つ物以外は休眠期は萎びすぎてまるで別の植物の様で、それを人が採取して水を定期的に与える事で丸みを帯び全体に明るめの緑色になって良く見かけるサボテンの姿に育つのだとか。イメージで言えば乾物を水で戻すような感じですね。 エケベリアなども原産国の自生状態はもっと萎びれて色も濃い姿です。日本でよく見る姿は無理のない程度に水を葉に常時貯蔵させ、色も濃くなりすぎない様に季節ごとに当たる光の量を調節してこそ綺麗な葉の色が出ます。葉が薄く育ったり赤い色が薄かったりは徒長しかけている場合も考えられます。 光は強すぎない様に気を付けながらも全方向からまんべんなく程良く当てなければならず寒すぎるのも良くない種類もあるので、ただ屋外に置いて直射日光に当てるよりも広めの土地に建てたビニールハウスや温室の様な設備があった方が綺麗な株に育ちます。なのでお住いの住居の形態や栽培場所の規模によっては難しいかも・・・。まんべんなく光が当たる広めの土地が有って小さい物だとビニールシートの車庫の支柱を転用し小型のビニールハウスが建てられるなら(強風の害が無い様に丈夫に建てる事)内側に遮光シートを張って季節により光の当たり具合を調節すれば個人でも似たような株に育てるのは可能です(ただし冬は室内に入れないと成らない地域だと、その間に姿が乱れる事も)。 結局は人が快適な環境だとエケベリアには温度が低い・湿度が高い・日差しが弱すぎると言う事。 綺麗な株に育てるにはまずある程度の期間育て成熟株の大きさにしつつ、エケベリアが好む環境を整えてそこで日差しの強さに気を付け水やり頻度は少なめでも萎びない様に注意しながら育てるしかない、それには住環境によっては整える事が無理な人も居て、良株に育てるにはなかなか難しい場合もあると言うところでしょうか。 私が育てていた軟葉系ハオルチアだと工夫次第で室内栽培のみでも程良い光が入る窓辺に置き鉢回しさえ忘れなければ葉が適度に太りそこそこ良い見た目に育ちましたが、葉が茶色いものなど強日光を好むものはどうしても色が載らず、そういうのは諦めて同じ趣味で環境を整えられる方に貰ってもらったりしてました。 多肉植物は熱帯原産、特に砂漠や荒野が自生地のものが多いので綺麗な見た目の良株に育てるには種類によっては環境や設備が整えられないと難しい事も多いのです。昔は「多肉植物やサボテン栽培はお金持ちの道楽」と言われていたのも環境を整えるのには梅雨時期や寒い時期のある日本での栽培だとかなり費用が掛かったため。 最初から栽培に向いている所に住んでいれば難しくはないかもしれません。でも良株に育てるには現在のお住いの形態や環境ではどうしても難しく、条件の良い家・環境を探して引っ越さない事には栽培が難しい場合もあるのでは・・・と思います。 多肉植物ではありませんが個人的な経験では、乾燥地の環境に住んでいた時に庭で育てていた植物の9割方が、元湿地を埋め立てた土地の家に引っ越して植えた3年後に枯れてしまい、何度植えても生き残らない。逆に向こうでは何年もやっと生きていて花を咲かせなかった種類がここではどんどん育って沢山の花を咲かせています。土地の条件や建物形態によってはどうしてもうまく育たない物もあるのです・・・。その後乾燥を好む種類の中でも素焼き鉢に日向土の多い配合の土に植えて育てればどうにか育つ物も有りましたが、冬の厳しい寒さで土ごと凍って枯れたり、何年か経つと弱り枯れてしまったりとなかなか育ち続けさせる事が出来ません。 どうにか育ってくれるのなら良株にするのは難しいのでも手放したくはないのならそれなりの姿のままで(工夫できれば改善できるかもしれません)愛でてあげるしか無いのではないでしょうか・・・。