- 締切済み
生産性の低いものは不要という考え
年末に暗い話で申し訳ないですが。 知的障害者が19人殺害された「やまゆり園」の事件を皆様覚えていらっしゃいますでしょうか? ネット上では様々な意見が出ていましたが「殺人は悪いことだが、障害者が死んだことは全体として良かったと思う。きっと本人も遺族もホッとしているだろう」という書き込みに、何百もの『いいね』がついているのが印象的でした。 こういった意見は障害者だけに限定されず。生活保護受給者や、高齢者など「生産性が低い」と言われる人間にも投げかけられます。 たとえば「生活保護など、普通は恥ずかしくて受給できない。社会に迷惑かけるくらいなら死ぬべきでは?」「高齢者だって若者の足を引っ張るのは本意ではないだろう。働けなくなった時点で安楽死させるべきでは?」など。 『死』を推奨する言葉が並び、それに対して賛同の声が多数つくのです。私はそれを見て少し背筋が凍りました。 こういう意見は昔からありました。でも、それは某掲示板などでひっそりと呟かれる程度でした。しかし最近はより多くの人が見るSNSへの投稿や、中には対象者に「お前は社会のお荷物だから早く死ね」とSNSで直接言う人もいます。 それは、どこか社会全体が「生産性の低い人が足を引っ張っているのは事実なんだから、石を投げつけられるのは仕方ないよね」と容認する空気が出ているからではないでしょうか? 今はまだ匿名性の高いSNS上での発信ですが、そのうち実際に『弱者不要』と声を上げる人が出てくるのではないか?国の経済が悪化して全体が貧しくなるほど、弱者は切り捨てるべきでは?という考えが強くなるのではないかと思っています。 最近、攻撃的な人が増えてきた気がします。自分の考える正義に沿っていれば、他者を殴り殺しても問題ないといった態度です。そう考える私は少数派なのでしょうか……
- みんなの回答 (11)
- 専門家の回答
みんなの回答
- Don-Ryu
- ベストアンサー率24% (256/1051)
コメ主さんの仰るような危険な発想のある意味"台頭"のような状況は、ナチスドイツの"優性思想"みたいに、歴史の節目節目に表れているように思えます。思うに福祉政策が極端に振れたり(いわゆる"弱者"を極端に保護し全く自立を促すことなく努力したらその分損するだけのような社会状況)、平和主義が極端に振れたりして領土主権が脅かされる 等です。極端な政策や風潮の反動として極端な逆振れを起こした結果が、仰るような現在の状況なのではないでしょうか。今はダイバーシティという大義名分の下で何をやっても許される自堕落なので、そのうちその反動で性的マイノリティの方々への差別偏見やバッシングも始まるだろう、と個人的には思っています。 この状況を回避するには、例えば社会的弱者や性的マイノリティを守ろうとする人達が、あまりに"過大な"権利主張をしない事なのではないでしょうか。パワハラ被害者の中にも中には"本当にこの人はパワハラ被害者なのか?"と思わされる例もあります。性的マイノリティの方々の中にも、"この人はただの性的マイノリティ被害者じゃなくてただの性的嗜好だよね、本当にこの人を法で守る必要があるか?"と思わされる例があります。権利を主張する側が見苦しく過大要求をし、それが叶ってしまう状況に問題の根元があり、それが昔からあまり変わっていない...そう見受けられます。 ダイバーシティって言ったって、モノには限度があるよね...と思います。コメ主さんの思いは、至って普通の感覚だと思います。
- 1
- 2
お礼
どこまで要求を受け入れるかというのは難しいですね。 過剰な保護は、当然その他から反発が出てくると思います。