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生産性の低いものは不要という考え
年末に暗い話で申し訳ないですが。 知的障害者が19人殺害された「やまゆり園」の事件を皆様覚えていらっしゃいますでしょうか? ネット上では様々な意見が出ていましたが「殺人は悪いことだが、障害者が死んだことは全体として良かったと思う。きっと本人も遺族もホッとしているだろう」という書き込みに、何百もの『いいね』がついているのが印象的でした。 こういった意見は障害者だけに限定されず。生活保護受給者や、高齢者など「生産性が低い」と言われる人間にも投げかけられます。 たとえば「生活保護など、普通は恥ずかしくて受給できない。社会に迷惑かけるくらいなら死ぬべきでは?」「高齢者だって若者の足を引っ張るのは本意ではないだろう。働けなくなった時点で安楽死させるべきでは?」など。 『死』を推奨する言葉が並び、それに対して賛同の声が多数つくのです。私はそれを見て少し背筋が凍りました。 こういう意見は昔からありました。でも、それは某掲示板などでひっそりと呟かれる程度でした。しかし最近はより多くの人が見るSNSへの投稿や、中には対象者に「お前は社会のお荷物だから早く死ね」とSNSで直接言う人もいます。 それは、どこか社会全体が「生産性の低い人が足を引っ張っているのは事実なんだから、石を投げつけられるのは仕方ないよね」と容認する空気が出ているからではないでしょうか? 今はまだ匿名性の高いSNS上での発信ですが、そのうち実際に『弱者不要』と声を上げる人が出てくるのではないか?国の経済が悪化して全体が貧しくなるほど、弱者は切り捨てるべきでは?という考えが強くなるのではないかと思っています。 最近、攻撃的な人が増えてきた気がします。自分の考える正義に沿っていれば、他者を殴り殺しても問題ないといった態度です。そう考える私は少数派なのでしょうか……
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お礼
どこまで要求を受け入れるかというのは難しいですね。 過剰な保護は、当然その他から反発が出てくると思います。