こういうのを普通は搾取とは言わず格差と言います。ところで資本主義は個人の競争を基本原理としています。完全な個人の平等を原理とした共産主義が失敗に終わったため、残るのは今のところ資本主義しかありません。
しかし格差が大きいのは問題があるので、いろいろな助け合いの政策で所得格差を減らす努力を進めています。失業手当、介護手当、年金、奨学金その他様々な手当が出されています。
「もう少し物価や税金の安いところ」という意味で国家間の競争もあり得るのかもしれませんが、結局のところ「原資」が問題になります。韓国では最低賃金を大幅にアップしましたが、そのために倒産が相次いで職場がなくなり、かえって国の財政が困難に陥りました。結局、国全体を富ます政策が成功した国が個人を富ますことになるというのが、経済運営の基本原理なのです。
低所得者・庶民層に「厳しすぎる」かどうかは反省・議論せねばなりませんが、低所得者・庶民層に「甘すぎる」結果にならないようにならねばなりません。国会では国を富ますことを重点化したい政党と、低所得者・庶民層の生活を重んじる政党の主張が拮抗しますが、政策にはバランスが重要なのですね。
お礼
庶民層の所得水準の底上げがほしいところです。 富裕層は放っといてもガンガン稼ぐ力があるし。