- ベストアンサー
VHS開発物語「陽はまた昇る」という映画について
古めの映画ですが、西田敏行主演、 VHS開発物語「陽はまた昇る」という映画を 最近アマゾンプライムビデオで見ました。 面白かったですが、一つ疑問があります。 緒形直人演じる江口(優秀なエンジニア)をなぜ営業に回したのでしょうか? その後主人公は江口を開発に加えようとしますが、 だったら最初から開発に加えるべきだったと思ってしまいます。 営業でお客さんの話を聞くことも大事という所は描かれていましたが、 事実や、原作があるお話なので、映画に収めるために何か 話が省かれていますか?それとも江口のお話は完全な脚色でしょうか? (原作等全く見ていないので、すみませんこんな疑問がわきました。)
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
ビデオを見て確認しました。 緒方がなぜ指名されたかの個別の理由を問う描写はありません。 ただ赤字のビデオ事業部のリストラを指示した本社の意向に反し、主人公は一人もクビにせず、事業部の売り上げを伸ばす目的で、技術の人間の半分を営業に回そうとし、その中に緒方がいた、というだけです。 当時の開発要員は業務用の商品の不良品が多く修理に奔走しており、開発らしいことはほとんど行われていないので、社員からいつになったら開発をさせてくれるのかなどの描写はあります。 主人公は技術の人間の知識を生かして顧客に説明に回ってもらい、どんな家庭用ビデオを欲してるかのニーズを聞きだし、これを家庭用ビデオの開発に生かそうとしたわけです。結果的に緒方の顧客からの要望を開発者たちに進言(2時間録画は必須であるなど)し、土台をつくった、という感じです。 その進言で主人公は感謝し、1年半後に緒方を開発に戻そうとしますが、緒方は松下から誘いがあり、レーザーディスクの開発をするために転職する、ということです。 この物語は原作というより、史実を映画化したので、主人公や本社役員、他社などの動向が実名で以前NHKでドキュメントとして放送されてますが、その他の登場人物は実際開発に携わったものぐらいしか描写されておらす、営業に回った人間の個々の話はほとんどないので、緒方は架空の人物ではないかと思います。
お礼
ありがとうございます。 丁寧に流れを説明していただいて、納得できました。 あと、ドキュメントでは営業に回った人の話はなかったのですね。 映画用の架空の人物という事で捉えます。