こんにちは。健康診断で要精密検査となった際、胃や胸の写真であればなんとなく想像できますがコレステロールだと想像しにくいですね。
健康診断の血液検査では、基準値内か基準値から外れているかという一つの事実しか分かりません。
今回の質問者様のケースでは「LDLコレステロールが高かった」という事実しか判明していないため、この事実が体にどのような影響を及ぼしているかについて検査してください、というものです。
実際「LDLコレステロールが高い=すでに何らかの病気になっている」とは言えないもので、検診そのものでは注意喚起くらいしかできないのです。
LDLコレステロールが高いという事実が継続的なものなのか、一時的なものなのかでも判断が変わりますので、精密検査には再検査も含まれていると考えていいでしょう。
LDLコレステロールが高い状態が続けば動脈硬化や血管の狭窄などが発生しやすくなるため、慢性的に高い状態が続いているのであれば諸々の疾患リスクを抑えるためにコレステロール値を下げる薬の使用を検討するでしょう。
また、すでに血液の流れにまで影響が出ていたりする場合や明らかな動脈硬化の兆候が見られるような場合にはそれぞれの状態に対して治療や予防のための指導などが入ります。
検診後の精密検査の具体的な検査項目は家族歴なども含めて診察を受ける人が持っているリスクによって変わる可能性もあるので一概には言い切れません。
LDLコレステロールが高いことで起こる種々の疾患の可能性やリスク、治療の必要性などを総合的に判断するものと思ってください。
ご参考になりましたら幸いです。お大事になさってください。
ココカラファイン 薬剤師(@cocokarafine) プロフィール
ドラッグストア・調剤薬局を全国約1300店舗展開しているココカラファインのWEB担当薬剤師です。
健康、美容についての気軽な相談相手として「お友達以上お医者さん未満」のような存在を目指してます。
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お礼
検査の必要性や内容等、とても分かりやすかったです。 改めた検査は必要ないと思っていましたが、やはり予約を取り診察に行って来ようと思います。 ご回答ありがとうございましたm(_)m