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アッパーサポートにゴムが使われるのはわかりますが間

アッパーサポートにゴムが使われるのはわかりますが間に薄い金属を挟むのはどういう理由からですか? 複数回の振動を一回に抑える機構なのに ゴム 金属 ゴム って間に金属を挟む利点はなに?

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  • sailor
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回答No.1

いわゆる積層ゴムという構造ですね。 これはゴムの自由度をある方向には大きくある方向には規制するという場合に使われる手法です。 例えば水平方向にゴムと金属板を何枚か重ねたものと、それと同じ厚さのゴムを(金属部部は除きゴムのみの厚さ)用意して、垂直方向と水平方向に力を加えたばあい、積層構造にしたものでは上下方向にはゴムのみの物と同じように弾力的に動きますが水平方向には大きな強度を持つようになるのです。 ダンパーのアッパーサポートなどではリング状の金属部分と円形のゴムが積層されている(逆の場合もあり)と思いますが、これは水平方向と上下方向には動きを規制しつつ、曲げ方向にはある程度の自由度を持たせるためです。単純に大きなゴムの塊にしてしまうと、このようにある方向への自由度を保ったままで他の方向へは拘束するというのが難しい(できなくはないが形状が複雑になったり大型化する)ので、積層構造をとることはよくあります。 このような構造は自動車以外にも電車の台車(車輪とかサスペンションのついてるところ)などでも見られます。車輪は台車枠に対して前後や左右に対してはしかり固定されていなくてはなりませんが、上下方向には自由に動けなければ振動を乗り心地がひどく悪くなったり、線路のゆがみについていけずに一つの車輪だけが浮き上がってしまったりという事が起こりかねません。そこで積層ゴムを使って前後左右への動きは拘束して上下方向へはある程度自由に動けるようにしたものです。車体自体の重さは積層ゴムで受けるのではなくゴムと並んで配置された金属スプリングで支えているものが多くあるのですが、これは積層ゴムのある方向へは固くある方向へは柔軟という特性を生かしたものです。 それからゴムという素材は内部損失が大きい素材(振動がすぐに吸収されていつまでも振動が続かない)ですので、その点でも優れています。

gasshop2017
質問者

お礼

ありがとう御座います

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