- ベストアンサー
石鹸シャンプーについて
合成シャンプーが髪に良くないときき、石鹸シャンプにかえました。 そのほうが良いという記事を読んだからです。 ですが、今度は石鹸シャンプもよくないという記事をみつけました。 よく、洗いすすぎをしっかりやればよいときいます。 洗いすすぎさえしっかりやれば、合成も石鹸も関係ないのでしょうか?? もうなんか、なにがいいのか、わけがわからなくて、イライラします。 最近髪について自分なりに研究しているので、どなたか、納得できる回答をお願いします。。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
髪の毛の専門家,理容師です。 シャンプーの成分の中で,髪の毛や特に頭皮に良くないものは,困ったことに,洗浄成分である「界面活性剤」です。(界面活性剤としては,かなり強力です) この洗浄成分を作るための原材料が何であっても,シャンプー剤には,必ず,界面活性剤が含まれています。 この界面活性剤が頭皮に残っている時間が長ければ長いほど,頭皮に炎症が起きてしまい,痒みを覚えるようになってしまいます。(この状態を一部の理容師は,「シャンプーかぶれ」と言っています) 痒いために,洗うのが足りないと勘違いしやすく,そのため,洗う方は一生懸命するのですが,すすぎに問題があることに気づかないため,症状はさらに悪化してしまうことになり,場合によっては,脂漏性皮膚炎や脂漏性脱毛症を患ってしまう人もいるくらいです。 健康な髪の毛は,その土台となる頭皮が健康でなければ生えてきませんので,シャンプー剤の洗浄成分「界面活性剤」が頭皮に残っていますと,健康な髪の毛は望めなくなってしまうと考えられます。 石鹸シャンプーが良いとされているのは,その使用方法を徹底して説明しているからです。 石鹸シャンプー剤は,半固形の状態で販売されており,ボトルの詰める際,ボトルの中で石鹸シャンプーを溶かすようにと説明されています。 そして,書いていない石鹸シャンプー剤もあるかもしれませんが,手にとって泡立たせてから使用するようになるのです。 石鹸シャンプー剤以外のシャンプー剤の場合,何故か,その使用方法がボトル等に書かれていません。 本来でしたら,「500円玉程度の量(ポンプ式ボトルの場合は,ポンプ1回押しの量)を手に取り,数滴の水分を必ず加え,両手でよく泡立たせてから使用」しなければいけません。 しかし,この使用方法が書かれていないため,大半の人は,水分に梳かさずに,そのまま使用しているのです。 下手をしますと,シャンプー剤を手に取らずに,直接頭にかけている人もいることでしょう。 シャンプー剤は,買ってきたままの状態ですと,界面活性剤同士が,お互いにお互いを汚れとして認識するためか,かなりの力でくっつきあっています。 石鹸シャンプー剤の場合ですと,半固形状態という強固にくっつきあっているのです。 この状態のまま,頭皮や髪の毛についてしまいますと,どうしても,かなりの力と時間ですすがないと,とてもすすぎ切れるものではなくなってしまうのです。 ですから,まず,シャンプー剤を水分で溶かす必要が生まれるのです。 シャンプー剤を水分に溶かしてから使用する利点の1つには,界面活性剤同士が離れ離れになるため,洗浄力がアップします。 洗浄力がアップすると言うことは,古くなった皮脂の除去も可能になりますし,また,汚れをきちんと洗うことが出来るようになると言うことで,これは,頭皮や髪の毛に良いことだと考えられています。 そして,一番の利点は,そのまま使用してしまうよりもり,すすぎが格段と楽になることです。 そのまま使用してしまう場合には,どのくらいの時間が必要になるのかまったく想像出来ませんが,水分に溶かしてから使用する場合は,頭皮を中心に頭全体で2~3分間すすぐことで,完全にすすぎ落とすことが可能と言われています。 もちろん,髪が長い人の場合は,毛先に界面活性剤が残っていますので,この時間に髪の毛をすすぐ時間を加えなければいけませんが・・・。 このように,シャンプー剤を水分に溶かしてから使用しなければならないのにもかかわらず,石鹸シャンプー剤ではきちんと説明されていますが,その他のシャンプー剤ではその説明がされていないのです。 そのため,説明どおりに水分に溶かしてから使用することが出来る石鹸シャンプーでは,頭皮等の健康状態を守りやすいため,良いものだとされており,その他のシャンプー剤では,説明がされていないため,水分に溶かして使用することが出来ずに使用して,頭皮等の健康状態が守りにくいので,良いものとされていないのです。 余談ですが,インターネットなどで,たまに,シャンプー剤の危険性を調べるために,マウス(もちろん,ネズミのことですよ)を使用した実験の様子を見ることが出来ると思います。 その中には,石鹸シャンプー剤とその他のシャンプー剤との比較をしている記事がありますが,私が知る限りでは,石鹸シャンプー剤以外のシャンプー剤は,ボトルに入っている状態のまま実験に使用しているようです。 そのため,石鹸シャンプー剤とその他のシャンプー剤との比較実験にはなっていません。 ですから,もし,そのような記事を目にしても,石鹸シャンプー剤が安全であるという認識ではなく,その他のシャンプー剤を濃い状態のまま使用すると危険であるという認識で,その実験をみていただければ,幸いだと感じています。 今度は,石鹸シャンプー剤が良くないという話ですが,これは,石鹸シャンプー剤がアルカリ性で,その他のシャンプー剤が弱酸性だという点をついています。 肌や髪の毛など,私たちの体の表面は,「弱酸性」に傾いています。(体の中は,弱アルカリ性に傾いています) そのため,体の表面は,アルカリ性に弱いのです。 体の表面がアルカリ性に傾いたままになっていますと,体の表面が腐食してしまい,健康を害するというのが,石鹸シャンプー剤が良くないと言っている話の概要です。 しかし,これ,「酸性リンス」の存在を無視した話なのです。 石鹸シャンプー剤を使用して洗いますと,髪の毛がどうしてもゴワゴワしてしまいます。 これは,汚れを落とせば落とすほど,そうなってしまいます。 そのため,やはり,2~3分間すすぐ必要があるのですが,それだけでは,良くて中性,すすぎがちょっとでも足りませんと,弱アルカリ性に傾いているわけです。(日本国内の上水道は,消毒の関係で,弱酸性に傾いているため,ある程度は中和反応が進みます) そこで,酸性リンスが必要になるのです。 よく,酸性リンスは,「髪の毛などを中性にする」と勘違いされている人が大勢いるようですが,正しくは,「髪の毛などを弱酸性にする」のが目的で使用するものです。 そして,弱酸性になった目安が,「ゴワゴワしていた髪の毛がサラサラになった瞬間」です。 それ以上は,どんどん酸性度が進んでしまうと考えてください。(もっとも,限度はありますけどね) つまり,アルカリ性に傾いている状態は良くないのですが,酸性リンスを使用することで,中和反応を起こし,中性を経て,弱酸性にするのですから,アルカリの驚異はさけることが可能なのです。 ちょっと,突拍子もないことを例に挙げますが,例えば,自動車。 もし,ブレーキを踏まなければならないケースに,その使用方法を間違って,アクセルを踏んでしまったとします。 この場合,どうなるか,想像出来ますよね? 自動車は,警察(というか,安全協会かもしれませんが・・・)に言わせますと,「走る凶器」だそうです。 その走る凶器の使用方法を間違ってしまえば,誰かが怪我したり死んでしまったりする可能性が高くなってしまいます。 物事,たいていは何でもそうなのですが,その使用方法を間違ってしまいますと,何かしらの危険がつきまとってしまいます。 ご飯だって,使用方法を間違ってしまい(と言って良いのかはわかりませんが・・・),食べ過ぎてしまえば,お腹を痛めてしまいます。 シャンプー剤もしかりです。 汚れ等を落とすという大前提の元,その必要悪である界面活性剤から身を守るためには,使用方法を間違わないことが重要になるのです。 となると,「何故,シャンプー剤は,薄めた状態で販売されていないのか」という疑問が出てくると思います。 これは,「雑菌の繁殖を防ぐため」なのです。 もし,シャンプー剤をすぐに使用出来るように薄めた状態で作ってしまいますと,その水分によって,約1日で雑菌が繁殖してしまいます。 つまり,腐ってしまうのです。 私たちは,腐ってしまったものなどは購入する気にもならないですよね? また,雑菌が繁殖したものは,私たちの健康に害する可能性があるわけです。 そのため,メーカーは,安全な状態のまま,私たちの手に渡るように,シャンプー剤を濃い状態のまま販売しているのです。 となると,今度は,「では,何故,シャンプー剤に防腐剤が入っているのか」という疑問が生まれると思います。 実際,石鹸シャンプー剤の一部と,その他のシャンプー剤の一部を除いて,ほとんどのシャンプー剤には,防腐剤が入っています。 これは,髪の毛を保護する成分をはじめとした界面活性剤以外の成分が含まれているからだと考えられます。 また,石鹸シャンプー剤の場合は,ボトルに詰めて保存する際,溶かして保存するため,雑菌が繁殖しやすい状態になってしまうため,これを防ぐためだと考えられます。 最後に,余談ですが,「界面活性剤=洗浄成分」ではないという話をしておきます。 界面活性剤というのは,「油性のものと水性のものを混ぜるために使用するもの」です。 例えば,一番単純に「水」と「油」を用意し,瓶などの中に入れます。 最初は混ざったように見える場合もありますが,それでもしばらくしますと,水と油は完全に分離してしまいます。 この「水と油の境界」を「界面」と呼び,この界面を活性状態にして,混ぜてしまうものを,界面活性剤と呼ぶのです。 では,何故,この界面活性剤が洗浄成分として働くのかと言いますと,すすぎに使用するお湯や水が水性であり,汚れや皮脂が油性だからです。 また,界面活性剤すべてが危険なものという認識は,実は,間違ったものでして,界面活性剤の中には,それに対してアレルギーがない人でしたら誰でも「食べることが出来る」ほど安全なものも存在するのです。 それは,お酢(水性)と食用油(油性)を混ぜるのに使用する「卵の黄身」です。 ちなみに,混ぜて出来たものは「マヨネーズ」ですね。 と言うことで,「界面活性剤=洗浄成分」ではないという話でした。(卵の黄身でシャンプーする人はいないでしょう?)
その他の回答 (3)
- flavas2
- ベストアンサー率63% (200/317)
☆☆追加。 合成洗剤、石鹸シャンプーと2つに大別せず ★洗浄成分 アミノ酸系 石鹸系 合成高級アルコール系 天然高級アルコール系 琥珀酸系 ★内容成分 添加剤、油分、保湿成分 との組み合わせてお考えください。 指定成分の多さはアレルギーに繋がります。 僕も市販のシャンプーは 一部OKですがほとんど合わなくて使えません。 僕の美容院では無香料のものですが 主にアミノ酸系と石鹸系シャンプーを 総じて6種類ほど扱っています。 ニーズに応じて売れ筋は偏っています。
- flavas2
- ベストアンサー率63% (200/317)
合成洗剤、石鹸シャンプー・・・。そこにパブリック(市販)のものとプロユース(美容室専売品)のものと含めてお考えください。単価が違うものを同列に扱うことは出来ませんね。髪質を無視して同一のシャンプーを選ぶことは出来ませんね。アレルギーの問題、マーケットの問題もお考えください。いろんなコンセプトのもとシャンプーが造られたりします。頭皮も油性・乾燥性とでぜんぜん話が違ってきます。毎日洗った方がいい人と毎日洗うとダメな人がいます。 自分なりに研究されるのはいいことことですが ネットでは情報過多なので情報に振り回されず 自分に合ったものを選ばれる方がいいです。 反対に食べ物の食品添加物や残留農薬は気になりませんか?口にするものはなくなります。 ぜひイライラしてください。世の中ってそんなものです。 僕は美容師ですがアトピーがひどくて 職業上いろいろ使いましたし、裏事情も知っていますが 結局自分にあったものを使っています。 髪質や体質は十人十色です。それをひとつのものをとしてて取り出してこれがいいという話はできませんね。 物事は総じて利点と欠点があるのです。広告と情報に惑わされやすいのです。 とりあえずカラーリングやパーマは体に有害です。レザーカットやシャギースタイルも髪に負担をかけます。 髪は洗髪やドライヤーで傷みます。。。。では、丸坊主しかないですね。そうすると頭を守れませんね。頭巾をかぶりますか?困った。。イライラする(笑) これからいろいろ経験して自分なりに納得していてください。 これからもシャンプーも改善されて 毎年新しいものが出てくるでしょう。 シャンプーは自分の髪質・体質・生活習慣に合ったものを選ばれることを望みます。 ご参考まで。 ★すすぎは大事ですね。シャワーでしっかり流した方がいいです。頭皮に残留するとよくないです。 ★理論的なところは誰か答えてくれるでしょう。もしくはこのカテゴリないしWEBで検索してください。 ★僕はsatosueさん個人の髪質や頭皮を見ていないのでどれがいいとはアドバイスできません。
お礼
なかなか説得力ある回答をありがとうおございます。かなり納得しました。これから自分なりに模索していきたいと思います。
- matrix4
- ベストアンサー率16% (118/704)
石鹸シャンプーのほうが、髪にいいそうですが パサついたり、しっかり濯がないと良くないのでは・・ 合成でも、シャワー等でしっかり濯げばいいのでは
お礼
やはりしっかり濯ぐのが重用ですよね。 ありがとうございます。
お礼
使用方法が大事なんですね。確かに俺の使い方は間違ってるみたいです(^^;)使い方か・・・まったく考えなかった・・・。とーーーーーっても長い回答をほんとありがとうございます。ヘアケアに関してgakushanekoさんにはいつもお世話になっています。ありがとうございました。。