- ベストアンサー
袈裟って代々受け継がれていたんですか?
祖師の間で受け継がれていたのですか? 本を読んでいたら、お釈迦様から数えて28代目祖師の達磨大志が 中国に移って中国の祖師1号になったというようなことが書いてありました。 そういうものなのですか?うろ覚えなので適当ですが何言っているか分かりますか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
袈裟の話と達磨大師の話は何かつながりがあるのでしょうか。 祖師は祖師でしょう。袈裟とはなんの関係もないと思いませんか。 袈裟、は商売でいうとのれんのようなもので、粗末にしてはいけないけど絶対に代々おなじものを受け継ぐ必要はありません。 その袈裟を付けて先代が悟りを開いたなんていう伝説で、大事にするだけです。 必ずぼろぼろになるし擦り切れたり腐ったりします。 それでもつけていたら単なる乞食坊主です。 落語に「錦の袈裟」というのがあるのをご存じないですか。 町内の若い衆が吉原で騒ぐ趣向として、錦のふんどしをしていこうということになったのです。その錦は質屋か誰かが取得したけどなかなか売れ口がないので使わないかともちかけたんですね。 そこに与太郎が「あたいも行きたい」といったけど、錦のきれが足りなかった。 それで「あそびにいきたいんだ」と嫁さんに駄々こねたら、そんなにいうならお寺の和尚さんに袈裟借りておいでというのです。どうするんだというとそれを腰にまいたら立派な錦のふんどしになるじゃないか。 それでお寺にいって、なんぼなんでも吉原とはいえないから親戚の娘にキツネがついたからそれを払うためだと嘘言って借りようとするんですね。そうしたら、獣の霊はしつこいから効きのよいものを貸そうといって鼠色に変色したものを渡そうとした。うわいやだ、といったら、これは先祖代々の霊力がこもっており大概の怨念は払える、と言うのです。 この前みたきれいなのは、と訊くと、あれは檀家から法事に使ってくれともらったもんだから駄目だ。しかもその法事は明日だから、今だれかに貸してなくなったら困る。 お願いしますよ。おそらく霊はたいしたことないし、明日の朝には必ず返しますと頭を下げて新しいぴかぴかのものをもらい、それを股に巻くという話です。 その後の話はいいとして、これを見る限り、霊力のある袈裟というのは存在しているとして、必ずそれをつけないといけないことはなく、檀家の希望があったらどんな袈裟でも使えるということがわかります。 だから臨機応変なんです。文化財として引き継がれたものはそれでよいとしてもそれがないと運用上差し支えるということもないのです。
お礼
回答ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。