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今回は韓国の通貨危機は回避できそうですか。
米国FRBのパウエル議長が昨年に続き、今回も含めて3回の利上げをいよいよ実施することを決定しました。 過去米国の利上げに伴ってウォン安ドル高が進み、韓国から外資が一斉に逃避し通貨危機が発生しました。 現在韓国政府は3853億ドルの外貨準備を持っており、カナダやスイス、中国の為替・通貨スワップがあるので、今回は韓国はなんとか破綻しないで済むと思いますか。 朝鮮半島の運転席に座った妄想にふけっている文在寅が、実際は針の筵に座っていることに気がつく事態にはならないでしょうか。 いずれにしても韓国から日韓通貨スワップなんていらないと袖にされた日本は関係ないので巻き込まれないですが。
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このご質問の残念な所は、ニュースに基いた質問なのに、新しい(ニューな)ものを確認せず古いニュースに基いてしまっている点です。ご質問者の最近の質問から察すると、そのニュースは下記の記事のようです。 韓国、米利上げ時に通貨危機の可能性…日米との通貨スワップ必要(中央日報2018年3月19日) http://japanese.joins.com/article/701/239701.html 〔引用開始〕 米国が利上げに踏み切る場合、〔中略〕外国資本が韓国から流出することによって通貨危機が再来する可能性があるとの警告が出てきた。 全国経済人連合会傘下の韓国経済研究院(以下、韓経研)は18日、報告書「米国通貨政策正常化の影響と韓国の政策対応方向」を発刊し、この中で「米国が年内に利上げに踏み切った場合、第3の金融危機が発生する可能性がある。これを防ぐためには米国および日本との通貨スワップが必要だ」と明らかにした。 〔引用終り〕 しかし、この記事の後3月21日に米国は利上げに踏み切り、ついに米韓の金利が逆転しました。これまで金利は韓国が米国より高かった(つまり韓国に投資するのが有利だった)のに、実に10年7か月ぶりの逆転です。それでも、「外国資本が韓国から流出する」事態は起きていません。つまり、韓国経済研究院の読みは外れたのです。だいたい、同研究院は民間のシンクタンクに過ぎないではありませんか。 このご質問は3月22日になされています。米国の利上げの後ですね。 一方、韓国銀行(韓国の中央銀行、日本で言えば日銀)は、韓国経済研究院とは反対に、「米韓の金利が逆転しても外国資本は韓国から流出しない」という予測を公表していました。それが正しかったことになります。そもそも、約10年前の金利逆転期も、外国資本は韓国から極端には流出しませんでした。 とは言え、韓国の全国経済人連合会は日本で言えば経団連、その傘下のシンクタンクならばインチキな機関でもないでしょう。米国当局は今後も利上げを繰り返す方針で、その影響は大きいと思われ、韓国政府も韓国企業も緊張した経済運営が続くのは確かです。状況は移ろっていくから、ニュースに基いて質問するなら、現実に追い越されてしまったような古いニュースは使わないことをお願いしたいものです。 なお、チェンマイ・イニシアティブはIMF融資と連動させる決まりなので、気楽にたくさん利用できるものではないらしいです。そのこともあるし、世界の基軸通貨はやっぱりドルであるし、というわけで韓国が米韓通貨スワップ協定を渇望しているのは本当です。一方、日韓スワップ協定については、そこまで欲していないようです。「欲しい、何でも欲しい」と欲張る韓国人もいることはいるようですが。
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- Ganymede
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何だか勘違いなさっているようですが、通貨スワップには二国間のものと多国間のものがあります。東アジアではチェンマイ・イニシアティブという多国間通貨スワップ協定が結ばれ、日本も韓国も加わっています。その資金枠は、2014年に2400億ドルに増えました。ちなみに、当時の日本の財務大臣としてこれに合意したのは麻生太郎です。 こうして東アジアでは二国間スワップ協定の意義が薄れ、日韓通貨スワップ協定も要らなくなったのです。まあ、スワップ協定はいわば安全装置で、二重三重にあっても良いわけですから、他の二国間スワップで続いているものはありますが。 そもそもスワップ協定うんぬん以前に、近隣国の通貨危機には、否応なしに日本も巻き込まれますよ。東アジアに構築されているサプライチェーン(原料から最終製品に至るまでの全過程のつながり、供給の連鎖)をご存知ないのでしょうか。 例えばスマホを例に挙げましょう。日本製のスマホは国内で売れてるだけで、海外ではさっぱりです。世界的に売れてるのは、米国や韓国や中国のメーカーでしょう。ちなみに、うちの右隣のおじさんのスマホは中国のファーウェイの製品です。左隣のおじさんは韓国のLGです……。 ただし、それらには日本製の部品がけっこう組み込まれています。日本は最終製品では売れなくなっても、部品や製造設備の輸出で大いに稼いでいるのです。もっとも、最重要部品のSoC(System-on-a-Chip)は日本製ではありません。スマホのSoCは米国・韓国・台湾・中国のメーカーが強いです。まあとにかく、韓国のサムスンのスマホでも、日本製の部品、韓国製の部品を中国に輸出して、中国で組み立てたりするわけです。 そのようなサプライチェーンのおかげで、日本は(韓国に対してだけでも)年間何兆円も売り上げています。万一韓国に通貨危機が起きたら、その何兆円もの売掛金の回収が危なくなりますよ。同様の話は、中国や東南アジアに対しても当てはまります。 だからこそ、日本・中国・韓国・東南アジア諸国を含む多国間通貨スワップ協定、チェンマイ・イニシアティブが設立されたのでもあるでしょう。 それから、1997年の韓国の通貨危機はタイの通貨危機が波及したものであり、タイの通貨バーツの暴落は、欧米のヘッジファンドから集中豪雨的な売りを浴びせられたことによるものです。 また、2008年から09年にかけての通貨危機は、リーマンショックなどをきっかけとした世界同時不況によるものです。いずれも、米国が利上げした程度のことで発生したものではありません。とにかく間違いが多すぎて、何だかな~。
お礼
チェンマイ・イニシアティブというのは一定額以上を引き出そうとすると、韓国のお馴染みIMFがしゃしゃり出てくることになり、IMFの管理下に置かれちゃいます。その前にカナダ、スイス、大中国様のスワップが使えるはずですから大丈夫でしょうね。日韓通貨スワップ協定は韓国側が必要ないと蹴っ飛ばしたわけですから、日本が協定を結ぶのは韓国に失礼ですよね。 米国の金利が上がり、韓国のリスクが大きいと判断されれば安全な通貨に向けて資本逃避が起こり、禿鷹ファンドの餌食になるかも知れません。タイの通貨危機は切っ掛けに過ぎず、そういう理由で過去に2回韓国の通貨危機が起きました。現在1200億ドル不足していると心配しているそうですね。 とにかく間違いが多いとあげつらう前に基礎的な知識を勉強されるようお勧めします。ご回答ありがとうございました。
- koncha108
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米国の利上げが韓国の金融危機の前兆になるのであれば韓国も利上げすれば良いと思いますよ。実際韓国の経済成長率は悪くなく失業率も全体的に見れば悪くないのだから可能だと思います。また、1997年の金融危機のときとは韓国の為替制度も不良債権の状況も違うので、同じシナリオは無いし1997年も利上げではなく固定相場を行っていた当時の韓国を含むアジアの新興国通貨の売り浴びせを行った投資家の動きが直接の原因と思いますが、今は状況が違います。 それよりも国際的な金融危機のトリガーで一番やばいのは中国だと思います。国家の債務残高が異常に高いし、経済成長を維持するために相当無理していて、表にhよく見えませんが不良債権も多いと思います。そこに来てアメリカとの貿易戦争。一度中国で金融危機が起これば韓国どころか世界中巻き込まれます。もしそんな事が起これば韓国の外貨準備もスワップも役に立たないでしょう。 韓国に関して言うと不安定要素は北朝鮮問題でしょう。経済指標はマクロには悪くないので、後は構造的な問題がありますが米国の金利高でトリガーされるような問題では無いと思います。
お礼
アメリカの金利引き上げは年内に3回予定されているそうです。韓国はウォン安にしないと輸出に悪影響がおよび、金利も引き上げることは困難です。 最近ウォン高が進んでおり、禿鷹ファンドの格好の餌食になる可能性は低くないと思います。ご回答ありがとうございました。
補足
単純に韓国も金利を上げればいいじゃないか、という話ではありません。 米国の金利が上がり、韓国にリスクが大きいと判断すれば安全な通貨に向けて資本逃避が起こります。ヤバそうな会社に例え10倍の金利を支払うと言われても普通は金を貸さないでしょうと言う事と同じことです。
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
http://shinjukuacc.com/20180321-01/comment-page-1/#comment-10542 こういう考え方もあります。本質的にはこのような問題があると言うことです。