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ドライポンプのベアリングの初期摩耗対策
- 多段ルーツ形ドライポンプのメンテナンスにおいて、ベアリング交換後の試運転でベアリングが異常摩耗し潤滑オイルが汚れてしまう問題が発生しています。
- 問題の原因はベアリング外輪の固定方法にあると考えられ、ハウジングとカバーを3点のボルトで締め付ける方法に問題がある可能性があります。
- 現状ではベアリングの再交換によって問題は解消されることがありますが、組立作業の何が起因しているのか解明されていません。
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真空ポンプはユーザーの立場でしかないですが 本当にベアリング位置ずれなのでしょうか ローターペアの角度ずれじゃないかと思うんだけど。
組立て上の注意事項の他に、 ? 高温での仕様に耐えうるベアリング仕様(精度と摩耗性) ? ?と同じ仕様で耐えうる潤滑材 ? 使用ガスに耐性がある?と?の特別仕様 ? シール類があれば、その特性を活かす液状シール又は潤滑材が分解時に喪失 (また、抜き取り時に傷付け等) 一度、荏原製作所にベアリングを交換したが、異常摩耗し潤滑オイルが汚れてしまいます と連絡を取ったら解るんじゃないんですか?
真空ポンプのベアリング交換ってエドワーズのnXDS以外でユーザー交換可能なものってありましたっけ? いつ頃から異常摩耗が始まったかが重要では思います。 1.1回目の交換でダメになったのならメンテ方法・交換部品が間違っていることになります。 2.だんだんと摩耗速度が増えているならハウジングや軸にダメージが蓄積していると考えるべきです。 3.ある交換以降で急に増えたのなら部品損傷・紛失を疑う必要が有ります。 どれであるにしろ部品の状況を記録しておいてメーカーまたはメンテ業者で 一度修理やメンテをしてもらってなにが悪いか確認することが最短ではないかと考えます。 軸が軽く回っていても異常摩耗が出るのでしょうか?
図の <隙間が空いている> ボルト締が弱いと効かないが、高さを揃えず強く締めるとベアリングをコジル <シムを挟んで位置調整> が動いて、おかしくなった可能性 ライポンプのヘリウムタイト改良 ベアリング交換 http://www.tech.tsukuba.ac.jp/2003/report/19-yutaka-kondo-2003.pdf 大学だからか、やっちゃってるけど、そのメーカーは ORION 無給油式回転真空ポンプ 取扱説明書 http://tokiwa-shoji.com/manual_CBXP6060-VV-01_orion.pdf ベアリング交換は、高度の技術を要しますので販売店、サービス店にお申しつけください がふつうと思います。メーカー不問の修理専門屋も多いみたいだし。 出張修理を依頼し、立会って勘どころを聞いてから手掛けるのが無難と思います。
メンテ屋さんでいいのかな 神業が必要(神様じゃないとできないというわけではではない) 何も考えずに組み立てれば 異常摩耗するのは必然
>>ベアリング外輪のハウジングへの固定方法(ハウジングとカバーを3点 >>のボルトで締め付ける)に問題があるよう たしかに軸受外輪の締め付け量あるいは締め付け力が不均一だと軌道面の変形が起こり,寿命低下・精度低下等が起こりえますし,3点締めであれば,それが起こりやすくなるのは間違いないでしょう.ただ,試運転レベルで異常が出るのはちょっと考えにくい気もします.もともとそういう仕様で組まれていたのであればなおさらです. (1)の方のおっしゃる通り予圧調整が怪しい気がします.また,軸と軸受との締め代,軸の状態を確認した方が良いと思います. ここでのアドバイスは限界がありますので,軸受メーカに相談されるのはいかがでしょうか? メーカの正規のメンテナンスを受けていなくても交換用の軸受は軸受メーカ代理店から購入しているでしょうから,ユーザーとしてサポートしてくれるはずです. 複列アンギュラとのことですが, 固定端・自由端ともに複列で図では省略されているということですよね?(念のため) また固定端と自由端の軸受セットは同じものでしょうか? 「シムで位置調整」のところは非常に好ましくないように思います.きちんとしたシムリングか共研磨された組み合わせのシムならまだ良いですが... いずれにせよきちんと組めていない可能性が高いので以下をお勧めします. ?軸と軸受の締め代が適切かどうかの確認(隙間になっていたら組み立てが安定しないのは当然) ?組み立て時に軸の触れとその位相を固定側自由側双方で測定して軸が曲がってないか確認(軸単体の精度も事前に確認しておく) メンテナンスをメーカに頼むと製品によっては軸受交換だけで本体価格の3割~5割取ったりすることもありますので自前でベアリング交換したくなるのは理解できるのですが,皆さんおっしゃる通り簡単ではありませんのである程度手間やコストがかかること,リスクがあることはご承知いただいた方が良いです.
>>ベアリング外輪のハウジングへの固定方法(ハウジングとカバーを3点 >>のボルトで締め付ける)に問題があるよう どのような問題と捉えていらっしゃいますか? ベアリング毎に外輪の厚さが微妙に異なりますので、交換した際に締め代 の調整が必要と思われます 厚みが薄く外輪が遊んでしまう場合には、フレッティングコロージョンの 発生により異常摩耗が生じるかもしれません 厳密な調整を要するするような機器であれば、ベアリングを固定するカバー とハウジングの間にスペーサがあり、ベアリング外輪寸法によってスペーサ の厚みを調整しますが、本機はいかがでしょうか? あとは、ベアリングハウジングと回転シャフトとの心ズレなどが考えられ ます(図面、現物をみたことが無いので何とも言えませんが) 装置はこれですか? 専門のメンテ会社があるみたいですが、質問者さんは自社でメンテされて いらっしゃるので、外注はできないでしょうね https://www.os-semitech.co.jp/business/maintenance/pump/dry-pump/aa/ >>ハウジングの深さとカバーの深さの合計よりも、ベアリング幅の方が大き >>いため、ハウジングとカバーの間にはボルト締め付け後も隙間がある状態 >>です >>純正ではスペーサー等で隙間を調整する機構にはなっておりません なるほど、断面図も拝見しましたが、これを3本のボルトで締め付けて 均等にアライメントを出すのはちょいと難しいですね ・スペーサを入れる ・スペーサの厚みは段差マイナス10ミクロン程度の締め代に研磨調整する としたいところです なんか、基本的な設計ミスのような気がします 荏原製作所に問い質した方が良いのでは? (もしくは、メンテ会社に電話でちょっと訊いてみるとか)
補足
ご回答ありがとうございます。 現時点では、組立方法によるアライメントのズレにより、 ベアリング内外輪の角度や位置がずれて異常接触し摩耗していると推測しております。 ベアリングの厚さが影響する可能性があることは考えておりませんでした。 厚さを測定し相関を見てみようと思います。 ハウジングの深さとカバーの深さの合計よりも、ベアリング幅の方が大きいため、ハウジングとカバーの間にはボルト締め付け後も隙間がある状態です。 純正ではスペーサー等で隙間を調整する機構にはなっておりません。
補足
ご回答ありがとうございます。 当方も3点締めの方法に問題があるのではないかと、 トルクや手順を変えて試行錯誤しております。 ベアリングは複列アンギュラ玉軸受けで、予圧の設定は無いと考えていました。 軸はそのままでベアリングを交換しただけで摩耗が発生したりしなかったりするので、ベアリングの組み付け方に問題があると考えております。 軸受メーカーにも相談したいと思います。