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耐薬性能の高い表面コーティングを選ぶ方法
- SUS304製部品の耐薬性を向上させるために、適した表面コーティングを探しています。
- 一般的に、耐薬性と摺動性を向上させるためにはPTFE(テフロン)などのフッ素コーティングが有効です。
- その他にも、PVDF、CVD、DLC、電気めっき、ダイクロンなどが考えられますが、具体的な適応条件については詳細がわかりません。
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>SUS304で製作した部品のおかれる環境が、硝酸、酢酸、水酸化ナトリウム等に浴される "等"の表現が気になります。全てに浴されることは稀なはずで、SUS304の耐薬品性をみると、そのまま使えるケースの方が多い。 https://www.proflex.co.jp/ec/technical/data1-04.html#ka http://www.takasagosteel.co.jp/stain/stain07.html 硝酸は沸騰濃硝酸を除き耐える 酢酸も沸騰と高濃度 〃 苛性ソーダも 〃 〃 テフロンコーティングは耐薬品は強いが機械的には弱く、食品機械で剥離片が混入し回収騒ぎの例も。 コーティングの万能選手を求めるのは、百年で現われるかどうかのイチローを待つが如し。 条件かぎって適材適所・・・・163キロ大谷でさえ・・・
再出です。 他の回答者も記載していますが、材料自体を変えた方が良いのではないかと思います。 最初、“他にも検討候補としては、PVD、CVD、DLC、電気めっき、ダイクロン” を見誤り PVD(塩ビとして)、CVD、DLC、電気めっき、ダイクロン(ダイフロン)” として脳に入ってきたくらいでした。 如何でしょうか?
摺動性以外は耐薬品性でテフロンコーティングに勝るものは無いと思います。 ただしSUS304への食いつきはあまり良くないでしょうから 何らかの前処理をしないと摺動性の確保は難しいのではないでしょうか。 PVCは、半導体プロセスのような環境ならともかく 乾燥して結晶の水酸化ナトリウムが表出するような オープンエア環境ではちと無理スジじゃないかな。
> 水酸化ナトリウム等に浴されることがあります。 > 濃度はそんなに高くありません。(RT:温度がルームテンプ) なら、SUS316L+電解研磨で大丈夫ですが、 硝酸、酢酸が加われば、RTならPVC(塩ビ)がコスト的に良かろうし、溶接も接着も可能です。 環境的には問題なので、PPもありですが、加工が少し難です。
塩素等ハロゲンが入っていなければSUS304なら大抵の場合コーティング不要では? 下手なコーティングは傷からの剥離でトラブルの元です。 あとは電池作って孔食という危険もあります。 溶接部は不動態が無いor脆いので電解処理や化学研磨を要しますが 機械加工だけならそのままで良いのでは? 摺動性を求めるならコーティングよりイグスのイグリデュールみたいな 樹脂パッドを貼る方がいいかも。 (ターカイトの方が有名かな?)
無機被膜はどうでしょう、耐薬性がどの程度なのかは、不明ですが ご参考にされてはと思います。
- 参考URL:
- http://fscadapt.jugem.jp/
私のブログ なぜ人はステンにメッキやら塗装なぞしてしまうのか? http://plaza.rakuten.co.jp/anaheim86/diary/20160601/ をお読みください 304で心配なら液面だけ普通違う材料にします