ﾋﾟｱﾉ線鋼 SWPBの耐熱に関して

質問

ﾋﾟｱﾉ線SWPBの耐熱許容範囲は､110～120°程度でしょうか。

またED塗装時に180°まで温度があがりますが、セッチング施工すれば、
塗装後も強度等は保たれますでしょうか。

宜しくお願いします。

回答No.1

noname#230359

ピアノ線でコイルばねを巻くと、セッチングもするがブルーイングと称する低温焼鈍をするのが普通です。
記憶では 240℃×15分。

　　http://www.mac-wire.com/pdf/spring.pdf
　　各種ばね材料の機械的性質と低温焼鈍(ブルーイング)温度の関係
　　表8 ばね用鋼線の最適低温焼鈍温度

これによって引張強さが向上する。

使用温度でなく、ブローイングより低い180°に短時間曝すだけなら、影響はないはずです。

そこまで時間掛けると、ブルーイング温度のグラフで判るように善し悪し別に変化を生じる温度であるし、炭素鋼の焼戻温度でもあり、即断は難しいかと、、、
厳しい用途なら寿命試験での確認が必要と思います。

お礼

早々にご回答を頂戴しまして､誠にありがとうございます｡
とても参考となりました。

ところでまた宜しければ教えて頂きたいのですが、ご回答の中で
短時間であればとありますが、180°程度での熱風処理が６０分程度
あるのですが、問題ないと考えて宜しいでしょうか。

お忙しいところ申し訳ありませんが、ご存知でしたらご教示頂きたく
お願い致します。

宜しくお願い致します。

ありがとうどざいました。
お忙しい中、追加の問い合わせに対しましても丁寧にご回答頂戴し
お礼申し上げます。