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アキュムレータの考え方
- アキュムレータについて質問させていただきます。頭の中でのアキュムレータ使用の考え方をまとめます。油圧シリンダをアキュムレータを使用して高速作動させる動力補助として使用する場合、流量が重要です。
- アキュムレータのカタログを見ると、「許容給油流量」という項目がありますが、これはアキュムレータから放出される流量を示していますか?差圧が大きいほど放出される流量は増えるのでしょうか?
- アキュムレータの吐出する流量について詳しく教えてください。差圧が少ないと流量は確保できないのでしょうか?
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許容流量については回答(2)のlumiheartさんのいうように使用できる流量の最大値を示します。 (許容流量以上になると中の風船(ブラダ)の変形が間に合わず破損する危険が出ると思います。) アキュムレーターの吐出流量については一般的な 流量=(圧力元吐出口圧力-シリンダ入口圧力)/配管抵抗 の公式で考えればいいと思います。 ただ、この時ポンプとの吐出特性の違いを考える必要があります。 ポンプの場合、吐出口の圧力は吐出流量の増加に伴い減少します。 つまり、上記公式とポンプの特性の連立方程式を解く形になります。 アキュムレーターの場合は吐出口の圧力は流量には依存せず、内部の油量に依存します。 (たくさん吐き出してもゆっくり吐き出しても残りの油量が同じなら吐出口の圧力は同じ) なので瞬間流量は上記方程式にアキュムレーターの吐出圧を入れれば出てきます。 ただし、吐出圧自体が時間で変動するのでシリンダの動作時間を計算しようとすると流量の公式を微分方程式として解く必要が出てきます。 あとは、詳しい計算は制御方式(メーターイン、アウト)や配管方法によって来るのでメーカーに相談するのが早いと思います。
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根本的に間違ってる気がする つhttp://www.nacol.co.jp/technique/about.html アキュムレータとは日本語で「蓄圧器」と言い、電気で言う「充電式バッテリー」と似た働きをします。 液体は圧縮しても縮まないので 圧が抜けると すぐに圧力がなくなります それを補うがアキュームレーターです
お礼
ごめんなさい、質問で伝えたいことが伝えられなかったと思います。 回答ありがとうございました。
http://www.nacol.co.jp/products/images/caj0804/hpj0804pall.pdf 11/113ページ アキュムレータの選定手順 14/113ページ 3. 許容給排流量の確認 選定したアキュムレータの中から、許容給排流量が実際に使用する流量を充足できるか確認します。 >仮ににその「許容給俳流量」が100L/minの場合、最低でも(差圧関係なく)、常に100L/minの流量は吐き出せるという事でしょうか? 日本語の問題なのですが 基本的に、「許容○○」と言う表現は「最大○○まで使用可能」と言う意味です 「許容圧力20MPa」は最大20MPaまで使用可能と言う意味 最低20MPa以上と言う意味ではない つまり「許容給排流量100L/min」とは 最大100L/mimまで使用可能と言う意味
お礼
ありがとうございました、勉強になりました。
今でもありますが、電子機器や半導体が未成熟な30年弱前は、油圧サーボシステムが あり、ワークのローディング&アンローディングの旋回等を高速で行ない、加工以外の 時間を最小化していました。 そのシステムや、電子機器や半導体を使用した流量制御弁等と併用して使用するので、 対応は可能です。 考え方は、太陽鉄工さんのニューマロックやSMCの増圧弁の使用方法と原理を確認すると 多少判ります。 太陽鉄工さんのニューマロックは、高圧ストロークは数ミリ分しかありません。 流量又は流速と、圧力を分けて考え、スピードと圧力ポイントを分離し制御する方法もあります。
お礼
増圧弁の使用方法と原理確認させて頂きました! ご丁寧にありがとうございました!
お礼
ありがとうございます、流量=(圧力元吐出口圧力-シリンダ入口圧力)/配管抵抗、聞きたかった事でした! 勉強になりました!